極右カルト参政党(1)神谷宗幣のはじまり
東京都議選で、参政党という政治カルト団体への支持率が伸びていることが明らかになり、多くの人が強い危機感を持っています。
この「参政党」の党首は神谷宗幣という人で、大阪の吹田市で市議を務めた後、2012年の衆院選に自民党から出馬して、落選した人でもあります。
神谷はもともと「新しい歴史教科書をつくる会」の運動から吹田市議になった人で、宗教カルト極右などと結びつきながら活動してきた歴史を持っています。その後、コロナ禍以降の反ワクチン陰謀論や、スピリチュアル陰謀論をテコに、2022年に参政党を結党し、同年の参院選で比例区から当選しています。
これに続き、この「政党」は2024年の衆院選でも比例で3議席を獲得して、国政政党の一角になっているという、悲惨な事態に至っています。
「新しい歴史教科書をつくる会」と「親学」
自民党安倍派に見られた極右全体主義に大きな影響を与えてきたのは、「日本会議」というカルト宗教団体ですが、そのメンバーが深くかかわって1997年にできたのが「新しい歴史教科書をつくる会」(つくる会)です。
会の目的は、従来の歴史教科書が「自虐史観」に染まっているとして、日本の戦争責任を否定し、国家主義や全体主義に復古した教科書を、全国の学校に採択させようというものです。
神谷宗幣は、吹田市議になる前から「極右カルト教育」に熱心で、この「つくる会」の影響を強く受けていたと思われ、2023年にも「つくる会」の集会で挨拶をしたことをツイートしています。
この活動の中心にいたのは、トンデモ教育理論の「親学」で有名な高橋史朗ですが、当然ながら神谷は高橋史朗に傾倒し、トンデモ極右カルトの道を進み、2007年に吹田市議に当選してしまいます。
「つくる会」の教科書採択運動そのものは、肝心の「教科書」の出来が悪すぎたり、活動の統制がヘボかったこともあって、神谷が市議になった当時には、ほぼ頓挫しています。しかし、この活動に加わっていた極右カルト人脈は、後の神谷を支える軸となっているようです。
「在日特権を許さない市民の会」との関り
神谷が吹田市議になった2007年と言えば、悪名高い差別団体「在特会」が、大阪で猛威を振るっていた頃です。関西支部長をしていた増木重夫(マスキクン)は、山谷えりこと在特会を結び付けたり、安倍晋三と親交を持っていたりして、その問題はメディアでも取り上げられました。
山谷えり子と在特会をつないだのはこの増木重夫であり、彼の事務所の書棚は統一教会の本で埋まっています。なお、元在特会の荒巻靖彦や、今回N党から立候補した西村ひとしを最初に政治活動に誘ったのも増木重夫。2007年頃の話。 https://t.co/KTbO60FW0V
— C.R.A.C. (@cractyo) July 12, 2022
ちょっと神谷のことを調べてみたところ、なんと2007年に増木の娘と会食していたことが、増木の娘が運営していたwebサイトに残っていました。
神谷の他の顔ぶれも興味深いので、見てほしいです。
森友学園問題が起きる前ですが、
既に塚本幼稚園は問題になっていました。
吹田市議に初当選した当時から、神谷はカルト&ヘイト極右の人脈に繋がっているのです。
続きます。↓
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