いわき市長「初動対応が非常に問題」…市の学校で“いじめの重大事態”か 第三者委員会が調査 福島
いわき市内の公立学校でいじめの「重大事態」が疑われる事案が起きたとして、市の教育委員会は第三者委員会を設置し、調査をすすめます。
いわき市教育委員会によりますと、2023年、市内の公立学校でいじめによって重大な被害が生じた疑いがある事案が起きたということです。
弁護士や臨床心理士などで構成する第三者委員会を設置し、事実関係などを調査します。
いわき市教育委員会の服部樹理教育長は「同じ子ども同士、あるいは先生とのやり取りの中でのことで訴えられているということは把握しています」
今年に入り、保護者から「重大事態として調査をしてほしい」と申し立てがあったということで、教育委員会は年内に調査結果をまとめる予定です。
いわき市の内田市長は、25日に開かれた市長定例記者会見で「いじめ防止対策推進法において、今回のケースは明らかに重大事態、もしくはその疑いに該当すると思う」とし、「市教委に(報告が)あった時点で、首長に報告するというのは、いじめ防止対策推進法の中で規定されているので、そういった初動対応がなされなかったというのは、非常に問題だと思っている。教育長に対して反省を促し、厳重注意もしている」とコメントしています。