大町市の屋内運動場の照明工事の入札で、業者に予定価格を教えて落札させたなどとして、すでに別の工事の入札を巡って起訴されている大町市の職員が27日、追起訴されました。
官製談合防止法違反などの罪で追起訴されたのは、大町市の職員・牛越秀仁被告57歳です。
起訴状などによりますと、市のスポーツ課長だった牛越被告は、24年8月入札が行われた屋内運動場のLED化工事で、電気設備の工事などを行う会社の64歳の男性社長に予定価格がおよそ900万円だと教えて、それに近い880万円で落札させたとされます。
また、社長の男性は、牛越被告からその情報を得て、自らの会社を含む共同企業体で落札したとして追起訴されました。
牛越被告は、すでに図書館のLED化工事を巡って公契約関係競売入札妨害の罪で起訴されています。
検察は、2人の認否を明らかにしていません。