「ジェンダーレストイレ」廃止…「男女別」に改修 東急歌舞伎町タワー 何が問題? “理想のトイレ”どうあるべき?
■渋谷区の“誰もが使えるトイレ”は現在も運用中
トイレの問題といえば東京・渋谷区に設置された公衆トイレも議論を呼びました。今年2月、渋谷区の街中に設置された公衆トイレで、小便器が設置された「男性用トイレ」と、誰でも使える「共用トイレ」の個室が2つありますが、女性専用のトイレはなく、疑問や不安視する声があがりました。
区としては女性用トイレをなくすのを主軸としているわけではなく、性別や障害などに関係なく“誰もが使えるトイレ”を目的としていて、男性用の小便器を設置したのは「スムーズに利用できるようにするためのもの」だということです。現在も、設置当初と変わらない状態で運用されています。
今後、増えていく可能性もある「性別を問わないトイレ」ですが、どうしていくべきなのか。
「東急歌舞伎町タワーの場合、“飲食店が集中している”という“ニーズが高い場所”ならではの問題がある」と、岩本准教授は指摘します。
「行列ができやすく、同じ空間にいる時間が長くなる。そんな特徴もあり(ジェンダーレストイレが)『なじみにくい』というのが“失敗した要因”の1つでは」と話していました。
「大事なのは、“男女別のトイレも”どちらも選べるということです。あわせて案内なども、わかりやすく示した方がいいのではないか」と指摘していました。
性別を問わず使えるトイレは、子連れや異性が介助をする時も気兼ねなく使えるというメリットもあり、国際的には「オールジェンダートイレ」「ユニセックストイレ」として浸透しています。
スウェーデンなど北欧では、オールジェンダーが基本という国もあるということです。