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杏奈は、色々な事のあった「スペースフィットスーツ」装着後の初出社の退社時間がやってきた。杏奈は、秘書用サイボーグ専用シートの肘掛けにある、着席者リリースボタンを押した。
彼女を拘束するシートベルトと、社内ラン接続システムとの切り離しが行われ、杏奈という人間に戻った状態になる。
今日は、取締役会に招集されたので、2回目のシステムとの切り離し作業になる。杏奈の意識が、社内コンピューターの一部から、水沢杏奈という人間に戻る瞬間だった。
杏奈は、朝に出社後、サイボーグ秘書専用シートに身体を預け、肘掛けにある、システム接続ボタンを押す事により、シートから動けないようにベルトで固定され、バックパックの体外コンピューター接続システムにケーブルが自動的に接続され、杏奈は、社内のコンピューターシステムの一部になって、情報処理や情報交換、秘書として必要な情報の全てを社内ホストコンピューターから直接交換できるようになって、秘書サイボーグとしての業務をこなす事を開始したのであった。
今までの秘書業務と違って、コンピューターネットワークの一員と肉体がなった今の杏奈の
サイボーグ秘書としての業務の効率は信じられない程向上していた。かつて無い程の業務の効率の向上に杏奈は自分がサイボーグになった事への後悔の念が全て吹き飛んだようだった。
今までの効率の悪い秘書業務が嘘のようだった。杏奈は仕事のに対するかつて無い程の満足感と喜びを感じていた。杏奈は仕事か夢のように捗るのを感じながら、片桐のために貴重な戦力になったことへの喜びも感じて仕事を続け、あっという間に就業時間が来た感じだった。
それでも、サイボーグ秘書専用シートに拘束されたり、解放されたりをこの日は、繰り返したので、
少し疲れを感じていた。しかし、これから、一人の女性として、片桐の愛を受ける事になる時間を迎えられるという期待感が杏奈の疲労感を吹き飛ばすのであった。
「水沢さん。これからお楽しみのところ水を差すようだけど、スペースフィットスーツとサイボーグ体の
メンテナンスチェックは必ずおこなうようにね。あなたは、実験動物でもあるのだから、あなたの毎日のデーターが我が社としては必要なの。最低一時間でもいいから、スペースフィットスーツ装着者専用メンテナンスシートに今日中に乗ってちょうだい。社長にも言ってありますから、怠りないと思うんだけれど。久しぶりの大事な人との一時を満喫してね。お疲れ様」
谷本の指示が、私の頭の中に響く。スペースフィットスーツのコミュニケーションシステムによる交信なのだった。
この日は、杏奈がどの様な状態にいるのか秘書課のメンバーが、把握する意味と杏奈がこの日常生活で、一人だけスペースフィットスーツという囚人服の中に閉じこめられている事になれる意味との二つの意味合いで、杏奈との会話は、コミュニケーションシステムによる交信か、コンピューターネットワークによるラン回線からの交信という二つの方法に限定され、取締役会のみスペースフィットスーツに付けられた外部スピーカーとマイクによる交信を使う事になったのだった。
その為、杏奈と秘書課のメンバーやその他の社員が、杏奈と交信できるのは、コミュニケーションシステムの端末のヘッドセットを持つ人間に限定された。
しかも、ヘッドセットの数を限定したため、片桐と谷本は優先的に、ヘッドセットを持つ事になったため、他のメンバーに割り当てられたヘッドセットは、僅かに3つということになった。
その為、杏奈と話をしたい秘書課のメンバーでヘッドセットは取り合いとなっていたし、ヘッドセットを誰も付けていない状態の時もあったため、杏奈は会話の不自由さを感じざるを得なかった。
だから、たとえ指示でも、常時話せる片桐と谷本の声が杏奈にとってのよりどころになったのであった。
「わかっています。必ず、身体データの取得作業は実施します。それが私の仕事の一つなのですから。それでは失礼します」
杏奈はそう答えながらも、人間扱いされない自分の存在にまだ戸惑っていた。
実験動物でさえない、今の自分の立場があった。自分はサンプル品であり、機械なのであった。その立場は不動のものであった。
秘書課の同僚や後輩の目も、杏奈は自分を水沢杏奈として見ていない事がわかった。
スペースフィットスーツの恒久的装着実験者であるという好奇の目の中に一日を過ごした。
「水沢君。帰るよ」
私は、杏奈にそう声をかけた。もちろんヘッドセットからの交信であった。
杏奈を従えて帰る事は、秘書としての業務上、私が必要としているために当然の事であったし、私が杏奈を私生活でもパートナーにする事は周知の事実であった。
杏奈は、私と一緒に帰れるという事に喜びを感じている事は、スペースフィットスーツを装着させられて杏奈の表情を確認出来はしなかったが、身体全体に喜びが表れているのがわかった。
私の後を杏奈がついてくる姿は、他から見れば奇異に映るだろう。
何故なら、私は、普通の人間であるが、その後に宇宙服に身を包んだ人影が付いてくるのだからである。杏奈の姿は目立つ存在なのである。しかし、今の杏奈は、地球上に降り立った宇宙人という表現が正しかった。何故なら、杏奈は、スペースフィットスーツを脱いで地球上で生活できるのはたった24時間しか認められていないのである。それ以上の生命維持は、生命維持システムと接続されるか、スペースフィットスーツの中に逃げ込むしかないのである。
杏奈にとっては、スペースフィットスーツは、自分の身体の一部であり、このスペースフィットスーツ無くしては、生命維持が出来ないのであった。スペースフィットスーツを着ていればこそ、連続3600時間の単独での生命維持が、約束されるのである。それに、杏奈は、地球の大気を呼吸できない身体になったのである。人間であっても、地球上の空気の恩恵にあずかる事の出来ない悲哀は、私の性的衝動をそそるに充分であった。
しかし、私は、貞操トランクスを履いているので、そのような妄想に浸るのは危険であるため我慢する事にしたのであった。
エレベーターで、一階におり、私の専用車を差し回している玄関に二人で歩いていった。その間も、杏奈は、社員の好奇心の目に晒されるのであった。玄関を出ると、
「社長。専用車を替えたのですか?」
杏奈が私に質問した。
「このような大型のワンボックスリムジンじゃないと水沢君の新しい身体を納めるスペースが取れないからね。普通の乗り物に乗るには、君の身体はかなりのスペースをとってしまうからね」
私は、杏奈に、現状の自分の身体が、かなりがさばる物であることの自覚とその身体で生きなくてはいけないことの自覚を促したのである。
「社長の仰るとおりです。今の私は、地球に来た地球外生物というか、免疫不全症候群のために、
外気に触れられない人間という境遇なのですね。この長期着用型宇宙服「スペースフィットスーツ」は、かなりのスペースを独占しますからね。私が、このようになってしまい、社長にはご迷惑をおかけします。そして、配慮に感謝いたします」
杏奈はけなげに答えてくれた。
「社内も、水沢君の事を考えた仕様にしてある。さあ、乗ることにしよう」
杏奈は私に促され私の専用車に乗った。私は、杏奈のために作られたシートに座らせた。
「水沢君がこの車の秘書サイボーグ専用シートに固定されることにより、この車と水沢君が一体になり、この車の頭脳になると共に秘書機能を行う、マルチタスク状態になるのだ」
杏奈は、自分が車のコンピューターの一部として機能することになる訓練を受けていたので、秘書サイボーグ専用シートに座るように指示を受けると当たり前のように座り、シートのボタンを操作して、自分の身体をベルトで完全拘束した。
杏奈のサイボーグ体がシートに固定されると、スペースフィットスーツのバックパックの外部接続コネクターに車側から、シートに着いているケーブルが自動接続された。これにより、杏奈は、車の一部として、カーナビや車内のコントロール等の車の機能を秘書として調整することになる。運転手がいない場合には、杏奈は、ハンドル操作なしに、私の車を動かすことが出来るようになるのである。
杏奈は、カーナビとして、まず、機能を開始した。
「片桐社長の自宅まで所要時間は25分を予定します。小林運転手、本日の使用ルートは、B街区の混雑が発生しているため、A街区経由になります。まず我が社玄関を出発し、右折後、35キロの巡航速度で直進願います」
杏奈は、運転手に指示を出した。この指示が機械的な音声に戻り、サイボーグとしての機械との協調システムがうまく機能していることがわかった。
私の車が、巡航速度で順調に運転し始めると、カーナビとしての指示と同時に、秘書としての杏奈の声での私とのミーティングをこなした。
明日のスケジュールの確認や必要書類の確認を行いながら、車の意志の一部として、私の好きな音楽を車内に流したり、空調の調節も杏奈が人間的に判断したものを杏奈の体内の補助コンピューターが私の車に指示を出していくのであった。杏奈は、会社で秘書サイボーグ専用シートに納まっている時以上に機能してくれているのであった。
しかし、それは、人間らしい機能の仕方と言うよりもマシンとしての機能の仕方という方が正解であった。杏奈は、自分の今現在の存在がサイボーグであるという認識をまた新に強くしていたのであった。
「お待たせいたしました。目的地に到着いたしました」
ナビゲーションを終了し、我が家の前に私たちが到着すると杏奈の言葉が響いた。
私たちを乗せた車がエンジンを停止すると、杏奈は、秘書サイボーグ専用シートの傍らのボタンを押した。そうすると魔法を見ているように杏奈に捲かれていたシートベルトがみるみるうちに解かれていき、杏奈は、シートから解放された。運転手が座席のドアを開けて私に続いて、杏奈が降りていった。
杏奈は、運転手に、
「明日は、本社に定時に出社して、書類の決裁を行いますから、8時半に車を回して下さい」
と指示を出した。運転手は、
「判りました。」
と短く答えて帰っていった。
やっと、私と杏奈のプライベートの時間がやって来たのであった。
私は、杏奈との暮らしを楽しむために、湾岸の50階建ての最上階の2フロアーに新居を購入していたのであった。
私の占有するフロアーは、他のフロアーの住民と別の専用エンタランスが使用できるようになっていて、地下の車寄せからと一階から専用エレベーターで出入りが出来るようになっていた。
もちろん、通常のエンタランスも使用できるようにはなっているのだが、通常のエンタランスを使用することは安全上全くなかった。通常エンタランスは緊急時の避難用の意味合いが強かった。
専用エンタランスに通じる通路にある専用の窓口で管理人から、杏奈に郵便物や新聞を取らせてから、専用セキュリティーチェックを通り、専用エレベーターで、49階にある専用玄関を開けて、私たちは、自室に入っていった。
玄関を通り、リビングにはいると、私は、杏奈に声をかけた。
「杏奈、お帰り」
「伸二さんとお呼びしてもいいのですね。伸二さんだけの水沢杏奈になっていいのですね」
「杏奈、そうだよ。これから明日の9時半までは、片桐伸二の所有物の水沢杏奈でいいんだよ。そのために購入した部屋さ。杏奈が、スペースフィットスーツ姿で休息するためのメンテナンスルームも備えてある。杏奈がサイボーグとして、暮らしていけるような設備も整えてあるんだ。それに、私のセックスドールであり、僕のものであるセックスドール杏奈が生命維持できるようなシステムも備え付けてあるんだ。ここにいれば、杏奈は、生命維持に何の不安もないようにしてあるんだよ。さあ、こっちへおいで、これが杏奈のスペースフィットスーツ姿で暮らすための専用室だよ」
私は、杏奈を杏奈専用のスペースフィットスーツ装着者専用調整室に案内した。その部屋の中央には、スペースフィットスーツ装着者専用調整ベッドを置いてあり、杏奈はここの専用ベッドに寝ることによって、スペースフィットスーツの調整や循環液の交換を自動的に行うようになっていた。そして、杏奈のデーターが自動的に、我が社のスペースフィットスーツの開発室のメインコンピューターに送信されるようになっていた。その為、杏奈は、研究室か、私の部屋のどちらかに一日一度、立ち寄れば、スペースフィットスーツの調整や我が社としてのスペースフィットスーツのデーター取得が可能になるようになっていたのである。スペースフィットスーツと一体になって初めて生命維持が可能なサイボーグである杏奈にとっては、まさに命を繋ぐ部屋なのであった。
「伸二さん、ありがとうございます」
杏奈にとっては、私の部屋の中では、マスターであるという教育訓練がなされており、私のしもべとしての言葉遣いになるのであった。
「気に入ってもらえて嬉しいよ」
「私にとってのお気遣いありがとうございます。伸二さん、それでは食事になさいますか?シャワーになさいますか?」
杏奈が尋ねてきた。
「それでは食事にしよう」
私の答えに、杏奈は、
「伸二さんわかりました。それではお着替えのお手伝いをいたします。その後リビングでしばらくくつろいでお待ちください。私は、固形物を口から摂取するという行為を必要としない身体になってからもうしばらく経ちますので、伸二さんの味覚に合うかどうかわかりませんが、マニュアルを参考にして忠実に料理しますので、もし、お口に合いませんでしたらおっしゃってください。甘んじてその罰は受けるつもりですから、どうぞお許しください」
そう言えば、杏奈は、この数ヶ月間、人間の楽しみの一つである食事という行為をしていなかったし、その行為が永久に必要ない身体になってしまったのであった。
確かに、少し不安は残るのだが、私は、杏奈の愛情の行為を一身に受けていたかったので、今日は杏奈の作るものを食べてみようと思ったのだった。私は、杏奈を連れて私のクローゼットに行き、
着替えをすることにした。
クローゼットで私の服を杏奈は丁寧に、脱がせてくれた。そして、私は、下着だけの姿になった。杏奈は私の下半身を覆う貞操トランクスに気がついたようだった。
「伸二さん、その下半身はどうされたのですか?」
「気がついたようだね。これは、貞操トランクスといって、鍵がないと脱ぐことが出来ない貞操帯の一種なんだ。肛門部分は、私の肛門の貞操を守るためにバルブで蓋をしたのだ。杏奈との愛を純粋に保つために私が決断した。私の杏奈への貞操が私の君へのもう一つのプレゼントだ。私の貞操トランクスと、肛門バルブの開放のための鍵は、私が杏奈が封じ込められている。スペースフィットスーツから杏奈を取り出さない限り、鍵を取り出せないようになっている。従って、私の下半身は、杏奈のものであり、杏奈の身体は私のものであるのだ。もちろん、杏奈には、私の排泄や性器洗浄の世話もしてもらうからね。そのつもりでいてほしい。どうだね。私のプレゼントを気に入ってくれただろうか?」
私の言葉に杏奈は、感情をあまり自由に表すことが出来ない杏奈の発声システムを精一杯使用して、杏奈が答えた。
「伸二さん、本当に嬉しい心遣い感謝いたします。私は、管理されるだけのセックスドールの立場なのに、管理者の伸二さんにこのような配慮を頂いて、本当に果報者でございます。伸二さんを生涯のご主人様として、ついて参ります。本当にありがとうございます」
そう言って、精一杯の感謝を示してくれた。
私の着替えを手伝ってくれると杏奈は、キッチンへ行って、料理を作り始めた。
リビングでしばらく待っていると杏奈の手作りの夕食が出来上がった。食卓には、私一人分の夕食が並んでいた。杏奈は、人間のように経口食を摂る必要のない身体になっていたし、スペースフィットスーツを着せられているかぎりは、口にものを入れることは絶対に不可能であり、スペースフィットスーツを脱いだとしても、杏奈の口は、私の性器を世話する以外の使用は出来ないのだった。
つまり、彼女が、経口できるものは、私の精液のみなのであった。
「伸二さん、味に自信がありません。私は、食事という習慣がもう許されていないものですから、味覚を確認することができないのです。調理資料を外部ランから取り寄せて、その通りに作ってみました。どうぞご試食くださいませ」
杏奈にそのように進められ、私は、杏奈の手作り料理を口に入れた。マニュアルが良かったのだと思うが、杏奈の作った料理は合格点だった。
「杏奈、美味しいよ。合格点だ」
「伸二さん。私、嬉しいです。料理だけは、このような身体を頂いた私にとって、苦手以外の何ものでもなかったものですから」
「大丈夫だ。これなら合格だ。杏奈も人間だった頃のように食べたいと思っているのかな?しかし、残念ながら、もう、おまえにとって食事という生身の人間の欲望は剥奪されているんだよ。それは理解しておくように」
私のいじわるな言葉に、
「判っています。私は、伸二さんと同じ空間に存在できて、伸二さんに喜んでいただければ幸せです。食事を摂りたいとかという欲望はもうありません。私は、そのような境遇を受け入れることで、伸二さんといつもご一緒して、伸二さんの全てのお世話をさせていただけることが最大の喜びです。それ以外の欲望はありません。だって、伸二さんの愛情の全てを完全に受け入れるための専用の身体に作りかえられたのですもの。これ以上の幸せはありません」
杏奈は、私に対する完全な忠誠を教育されているし、そのようなラブドールへの改造が行われているのだから、当然のことなのだが、私は、自分への恭順の姿勢をとる杏奈というサイボーグがとても愛おしく感じてしまった。
しかし、まだその意識を前面に出すことは我慢しなくてはいけない自分に気付き、理性をかろうじて保たせる状態を維持したのだった。ここで、理性を無くしたら、貞操トランクスに収納された私の性器が、私に苦痛を与えることになってしまうからであった。
杏奈が食器を片づけ終わったのを見計らい、私は、杏奈に声をかけた。
「さあ、シャワーを浴びよう。こっちへおいで。」
私は、そう言って、杏奈を私の元に呼び寄せた。杏奈を連れて、最上階に作った私と杏奈のためのプレイ専用階へ上がっていった。
49階が私と杏奈が普段生活する場所であるなら、50階は、杏奈とのっくすをどの様にも楽しめる専用の階にしてあるのだ。
私は、杏奈をスペースフィットスーツ専用の着脱スペースに連れて行き、杏奈を閉じこめているスペースフィットスーツの両肩の部分を天井からでているスペースフィットスーツ用釣り具と接続した。
杏奈は、ちょうど両肩の部分で天井から吊られているような格好になった。
私は、杏奈の頭が入れられているアウターヘルメットの接合部分の生体認証キーアタッチメントに私の生体認証キーである左右の親指を触れた。すると杏奈のアウターヘルメットから、ピピッという音がして、杏奈のアウターヘルメットが前後に割れた。
私は、アウターヘルメットからでているコードやチューブ類を丁寧に外し、アウターヘルメットを専用台に置いた。
アウターヘルメットを専用台に置く前に、私は、アウターヘルメットの中にあるキー収納スペースから、私の貞操トランクスや肛門のバルブの鍵を取り出し、首からかけた。そして、私は、杏奈のインナーヘルメットやマウスピース、キャップを脱がしてやり、それらも専用台に置いていった。
次ぎに、杏奈の背中に取りつけられているバックパックを丁寧に外した。
すると、バックパックから、警告音と共に、人工合成音で、「スペースフィットスーツのバックパックが外されました。裸体での着用者の生命維持限界時間は、今から24時間以内です」という警告が流れた。こちらも、専用のケースに収納した。
杏奈は、
「伸二さん。怖いです。私は、スペースフィットスーツに容れられていなければ、24時間で死んでしまう身体なんですね」
といった。
「杏奈、大丈夫だよ。俺がそんなことにならないようにするから。君を私より先に死なすようなことは
絶対にしないから安心してくれ」
私がそう言うと杏奈は安心してくれた。
次は、杏奈の手に取りつけられたグローブや脚に履かされているブーツを脱がしていった。
ついに、杏奈は、スペースフィットスーツ本体だけの姿になった。
私は、背中のファスナーの生体認証キーのロックを外して、杏奈のスペースフィットスーツのファスナーをおろしていった。
そして、杏奈にスペースフィットスーツから抜け出すように指示を出して、杏奈は完全な裸体の状態になった。私の目の前に、実物大の動く人形である水沢杏奈が出現したのであった。
私は、着ている服を脱ぎ捨て、貞操トランクスだけの姿になった。杏奈は、私の首から、貞操トランクスの着脱キーをとり、私の性器を貞操トランクスから丁寧に解放してくれた。
私は、杏奈と私の性衝動レベルをコントローラーを操作して最大にした私のペニスは、私の理想の人形の杏奈に興奮し硬く、強く勃起した。
私は、杏奈と共に、スペースフィットスーツ専用の保管スペースからでて、保管スペースのドアを閉めた。スペースフィットスーツの専用保管スペースは、密閉ドアで完全密室になり、埃が全て入らないようなクリーンスペースになっていたのである。
私たちは、裸のまま、この階にあるシャワールームに向かった。
私は、杏奈の運動パターンをロボットパターンにセットした。これにより、杏奈はロボットのような少し人間とは違うぎこちなさのある動きしかできなくなったのである。
私の横には、私の意志をくみ取って動くことの出来る人形がいた。私の性衝動はシャワールームに付く頃には、頂点に達したため、精液生産システムがフル稼働状況になってしまい、睾丸にかなりの張りを感じるようになっていた。精液がものすごい勢いで生産されているということであった。
私はここまでの性欲を人間の女性に感じるのは、杏奈が始めてである。杏奈を私の好みの女性に造りかえさせたこと、私の下半身を少しいじらせたことの満足感を感じていた。
シャワールームに着くと、杏奈が私の下半身の変化に気が付いたようで、合成音声の抑揚のなくなってしまった無機質な声で訊ねてきた。
「伸二さんのシンボルがかなり興奮しているようですが、張りすぎて痛くありませんか?」
「少し、張りすぎで痛いのだ。」
私がそう答えると、杏奈は突然当たり前のように、もう第三の性器としてか、舌で全身を愛撫させるだけの使用方法しかなくなってしまった杏奈の口に、儂の性器をくわえて、フェラチオを始めてくれた。私の性器は、射精時間を性交渉を始めてから、45分にコントローラーをセットしていたため、杏奈は、口での性交渉を45分間休みなく続けなくてはいけなかった。しかし、杏奈は、手を抜くことを知らないように口で奉仕してくれた。もっとも、杏奈の性衝動も最高のレベルになるように私が、セットしているし、私に対する全ての従属をするように、脳に教育を施されていて、私に対する忠誠は彼女の脳から消えることがないから、当然といえば当然なのではあったのである。
杏奈のフェラチオは、性器にインサートしているようなフィット感をともなって、最高の感触であった。そして、私はいつ果ててもいいのであるが、私の性器をコントロールしているシステムがそれを許さないおかげで、45分間にも及ぶ、至福の時をおくった後、射精してこの夜一回目のフィニッシュを迎えたのであった。
杏奈の口は私の精液を残らず吸い取り、舌で私の性器をくまなく拭いてくれたのであった。
素晴らしい性器に仕上がった杏奈の口を、私は、杏奈の口からペニスを抜いた後、マジマジと見つめて、我が社のサイボーグ改造手術の技術の高さを改めて思い知った。それと同時に、谷本ドクターが杏奈の性器や口を私好みにしてくれたことに感謝した。
しかし、彼女は杏奈の性器に少し特殊な加工を加えていたらしく、私の気持ちが杏奈にフェラチオされる前に比べて杏奈を、そして、杏奈の口や性器だけを求めるような気持ちにさせられていることに気が付いた。
私は、そのような媚薬を入れられても好かったし、その方がむしろ、有り難いと思った。 プレイエリアのシャワールームは、全面をアクリル樹脂で造られていて、プレイルームからももちろん視られる造りになっているし、二面は、外部に面していて、街の夜景が、シャワールームから見れるようになっていた。そして、シャワールーム内のバスタブや洗面ボールも透明アクリル樹脂製であるし、トイレのスペースも、透明で外から丸見えになっており、便器まで、透明なアクリル樹脂製で、全ての調度品が透明な部屋になっていた。
ただし、トイレスペースは、偏光性アクリル樹脂を使用して壁面を造ってあるので、必要に応じて、外から見えないようにすることは出来る設計になっていた。
そんなシャワールームで、自分たちだけの夜景に包まれながら、仁王立ちで、杏奈に跪かれてのフェラチオは、格別のものであった。
最上階で地上からもかなり高いので、人が見ることは不可能なのだが、人に見せたい衝動にかられた。
杏奈は私の身体を隈無く洗ってくれ、私の肛門に排便システムを繋いで、腸内の夜の洗浄を行ってくれた。
そして、杏奈はその間にバスタブにお湯を溜めてくれていた。私の洗腸が終了すると排便システムのホースを私の肛門から抜いて、私の肛門を再び丁寧に洗ってくれた。
私は、杏奈の身体に彼女のために開発した専用人工皮膚洗浄剤と保護材を使い、彼女のラバードールとなった身体の人工皮膚のメンテナンスを行ったあと、バスタブに肩まで入って暖まった。
バスタブから上がると、杏奈は、私の身体を隅々まで丁寧に拭いてくれ、自分の身体の水滴も拭き取り、シャワールームを二人で後にしたのであった。
私が杏奈のために作ったプレイルームは、50階の高層階の特性を活かして、強化ガラスで全面を作られている。都市の夜景と満天の星のもとで、セックスドールの杏奈とのひとときを過ごしたいという願望から作った部屋なのである。
私は、彼女とプレイするためのベッドも強化アクリル樹脂の特注品にしている。シャワールームと併せて、近未来的なクリスタルルームになっている。
私は、杏奈を抱き上げて、クリスタルなベッドのうえに横たえた。そして、私は、杏奈のコントローラーをセックスドールモードにして、音声を杏奈の声の合成音を出せるような設定にした。
杏奈がベッドのうえで、
「伸二さん。私、動けません」
そう言った。私は、
「安心していいんだよ。おまえは、セックスドールとして本来の動かない人形の状態になっただけだ。故障したわけではないんだよ」
私の理想型である、人形が人間の女性の声を出し、その人形で、性処理を行うパターンが、実現するのであった。私は、杏奈の両脚を立て膝で開脚した状態にした。
「伸二さん。私の身体は、伸二さんだけが動かせる状態になったのですね。私は、今は完全な人形なのですね」
「杏奈、そうだよ。私の理想の人形である杏奈になったのだよ」
私の言葉に、
「伸二さん。嬉しいです。私の身体は、それを言葉でしか表現できませんが、私にとっても至福の時を迎えられるのが嬉しいです。」
杏奈はそう言ってくれた。
私は、自分の性衝動コントローラーの射精時間を1時間に設定し、そして、射精可能回数を5階に設定した。そして、性衝動コントローラーを私のものも、杏奈のものも、5回の性交で性衝動がOFFになるように設定した。
そして、私は、杏奈の口にペニスを持って行き、フェラチオでもう一度射精した。
今度は、杏奈の口は私の性器が入るサイズにすぼめられた状態で人形化されているため、私は、杏奈の口にペニスを入れてのピストン運動を行った。動かない人形の口で行う射精は征服感を充分に感じて、ものすごい興奮した射精のフィニッシュを迎えることができた。
次ぎに、ダッチワイフのような状態になっている杏奈のヴァギナとアナルで、一度づつのフィニッシュを迎えた。私のために作られているヴァギナとアナルの感触は格別のものである。そして、動くことのない人形となった杏奈が人間の杏奈の声であえぐ声を聴きながらのセックスは、人形フェチの私にとっては、最高の性衝動を感じるセックスであった。
次の2回のセックスは、杏奈をロボットモードに戻し、杏奈の音声も抑揚がないロボットモードにして、私がベッドに横になって、杏奈の舌による全身の奉仕とアナルとヴァギナを使用したセックス奉仕をさせての射精であった。
私は、もう体力の限界と思う程の疲労と充実感を感じたが、セックスのための人形となった杏奈は、まだ何度でもセックスができる状態であった。やっぱり、セックスドールであり、人間では、無くなっているのだと実感し、杏奈を愛おしく感じたのであった。
私は、杏奈と一緒に再び、シャワールームに入り、杏奈に身体を洗わせた後、私も杏奈の身体を洗ってやりシャワールームを出た。
スペースフィットスーツの専用保管スペースに二人で戻ると、杏奈は、私の股間に貞操トランクスを装着してくれ、用意してあった私の寝間着を私に着せてくれた。
私は、杏奈の身体のモードを通常人体モードに戻し、人間らしい動きができる秘書サイボーグにした。その上で、杏奈にスペースフィットスーツを装着した。最後のアウターヘルメットを取りつける前に、私たちの貞操の証になる鍵を杏奈のアウターヘルメットのキーケーススペースに戻したうえで、杏奈の頭部をアウターヘルメットの中に封入した。
「人形から、サイボーグに戻ってスペースフィットスーツの中に戻るのがこれほど名残惜しいものだと今日程強く思ったことはありません。伸二さん、素敵な夜をありがとうございました」
「杏奈、私も一緒だが、私だけの杏奈でいさせるためには必要な処置だから、我慢するんだよ。それに、杏奈にとって、スペースフィットスーツを脱いでの生活の時間は限られているから、生きるために必要なことなんだ。我慢しなさい」
「伸二さん。ごめんなさい。分かっていることでわがままを言いました。お許しください」
杏奈はそう言うと、自分のために作られたスペースフィットスーツ装着者専用調整室に向かっていった。
私は、杏奈をスペースフィットスーツ装着者専用調整ベッドに寝かせたうえで、生命維持に必要な循環液交換チューブや動力供給ケーブル、身体情報送受信ケーブル等のチューブやケーブル類を杏奈のバックパックに自動接続されたのを確認し、自動調整のためのスイッチを操作盤を操作してONにした。
杏奈は、すぐさまアイドリング状態になったのを確認して。私は、自分の寝室に戻っていった。杏奈が、アイドリング状態になる前に、
「伸二さん。お休みなさい」
と言ってくれたのが嬉しかった。
私の寝室は、杏奈のスペースフィットスーツ装着者専用調整室の隣にあり、マジックミラーを通じて、杏奈が見えるようになっていた。
私は、杏奈を見ながら幸せな気持ちで眠りについた。今日は、大サービスだったので、もうすぐ夜が白みかける時間であった。
私のもとに杏奈と言うサイボーグが来て初めての一日がこうして終わったのであった。