国道307号線旧道(裏白峠)

 トンネル開通により忘れられていく道

 調査日:2003年9月19日

国道307号線は、滋賀県彦根市を起点とし、綴喜郡宇治田原町、城陽市、京田辺市を経て大阪府枚方市に至る幹線道路です。滋賀県・京都府・大阪府を結ぶメインストリートとして国道1号線があるが、大津市、京都市などの市街地を通り渋滞が頻繁に起こっており、迂回路線として利用される他、関西文化学術研究都市へのアクセス道路であるとともに、京奈和自動車道や第二京阪道路(部分供用中)、第二名神高速道路(建設中)と連絡する近畿中部地域の基幹となる重要な路線です本路線のうち、京都府・滋賀県境に存する裏白峠付近は、急峻な山地の谷間を通過しているため大型車の離合が困難で通行車両の走行に著しい支障をきたしていましたが、平成12年12月に裏白トンネルを含むバイパス路線が整備され供用されています。現在、宇治田原町の奥山田付近の通行困難区間が工事中です。今回、裏白トンネル開通により旧道となってしまったかつての国道307号線を取材しました。

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裏白峠旧道地図


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信楽町側から入って、協和ゴルフの看板があったら左折します。白の柵はR307の現道。

 

程なくして現道と交差します。旧道は現道に入らずそのまま直進です。

 

旧道入り口。


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簡易ゲートは既にどけられていました。

 

旧道は概ねこのような感じです。トンネルができるまではここを大型車が通行していたのですねぇ。今は物好きな人しか通りませんが(笑)


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上から木の枝が垂れ下がっています。枝で車に傷をつけないように走行します。

 

落ち葉がイパーイ。

 

法面処理がされている箇所はそれほど荒れていません。


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小さな茶畑があります。誰も使わなくなるということはないみたいです。

 

基本的に1.5車線ほどはありますので通行に困ることはありません。

 

草木が道路上に進出している所もあります。


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このあたりは法面補強されていないので小石がゴロゴロしています。

 

途中で簡易ゲートがあって、現道への連絡路(右折方向)があるのですが、直進します。

 

厳重に封鎖するつもりはないようです。(滋賀県側を向いて撮影)


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写真右下の道はR307現道です。

 

見通しの良い道になります。

 

対向車の心配はほとんどいらないでしょう。


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車があまり通らなくなったので草ボーボー。

 

遠方に案内標識と幅員減少標識が見えたら旧道は終わりです。

 

右折するとR307現道と合流します。左折方向は府道283号線(和束町方面)です。


国道307号線裏白峠旧道を走行するにあたって…

●道路の概況

滋賀県側から入る場合は、一旦協和ゴルフ場方面に左折し、すぐに右折して現道と並行する道に入ります。道なりに進んで、再び307号線現道と合流しますが、旧道はそのまま直進です。入り口がゲートで塞がれている場合がありますが、どけて簡単に入ることができます(2003年9月19日時点)。車があまり通らないため道は少々荒れていますが走行しやすい道です。ただし、石や木の枝には注意してください。立派な道が完成した今、よほどの物好きしか旧道に入ってこないので対向車が現れることはほとんどないでしょう。現れたとしても容易に離合できます。

●ガソリンスタンド

距離は短いのであまり心配いりません。最寄のスタンドは信楽町、宇治田原町の中心部です。

●注意点

私は遭遇したことがありませんが、旧道の出入り口付近にパトカーが止まっていることがあるようです。おそらく、旧道となりほとんど車が通らなくなったのをいいことに、不法投棄をする人がいるからでしょう。パトカーが止まっていたら不審者と勘違いされないためにも旧道に入るのはやめておいたほうがいいと思います。もし、旧道から出てきたときにパトカーが現れたら「酷道・旧道マニアです」と言っておきましょう(保証はありません(爆))。

 

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