スマイリーキクチ 誹謗中傷に苦しんだ過去 まさかの「元警視庁刑事」本まで…“救世主”との出会い
スポニチアネックス / 2025年6月28日 19時57分
タレントのスマイリーキクチ(53)26日深夜放送のテレビ東京「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」(木曜深夜0・00)に出演。自身が殺人事件の犯人だという事実無根のデマを流された過去を明かし、9年かけてようやく19人が摘発された経緯を語った。
その事件は1988年に起こった、東京都足立区で起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件。「僕の出身地が足立区。犯人と年がほぼほぼ近い、そいうのもあって」ネットの掲示板に、イタズラでキクチの本名が書かれたことに端を発した。
誹謗中傷、殺害予告がエスカレート。さらにネットの書き込みを信じた「元警視庁刑事」という肩書の「テレビとかによく出ている人」が、過去の凶悪事件を本にした時に、「取材した経緯も裏付けもなく、たった2行。“犯人の内の一人はお笑いコンビでデビューした”って本で書いてしまったんですよ」ということまで起き、さらに誹謗中傷が激化した。
そのためキクチは警察のハイテク犯罪対策センターに助けを求めたものの「誰もあなたの事なんか殺人犯なんて信じていない。何かあったら警察に電話してくれ。あなたの考えすぎです。ネットの嘘を信じている人なんかいません」などの対応だったと明かした。
キクチは、自身に対する殺害予告などの証拠をプリントアウトして集めたが、その数は段ボール4箱にも及び、実際に警察に出向いて被害を訴えたが取り合ってもらえなかったという。
だが、ようやく「9年たった2008年 やっと捜査のできる刑事さんに出会えたんですよ」とキクチ。ネットにも詳しく、しかも若い頃にキクチが犯人とデマを言われている事件の捜査もしていた人物だった。キクチは「その刑事さんが僕に“何で今まで警察に来なかったの?”って言うから“いや、今まで何回も来た。これだけ辛い思いをしたんだ”って言ったら、その人がぱっと立ち上がって“申し訳ございませんでした”って。その人は何も悪いことしていなくて」と出会った時のことを振り返った。
その刑事がインターネットでデマを流している人を特定。電話をして刑事が説明すると「もうやりません」と言った後、2、3時間後に、また掲示板で「被害届を出しやがった。犯罪を犯しておいて、どこまでクズだ」などの書き込みをしたことから「刑事さんも、“これは警察に対する挑戦状だ”って」と検挙したと明かした。
ブログなどへの書き込みに対する一斉摘発は初めてで、脅迫容疑で合計19人が一斉摘発された。全員「犯罪になるとは思わなかった」と供述したという。
キクチは昨年お笑い芸人を引退。現在は自身の経験を生かし、ネットトラブルなどの対処法などの講演活動を行っている。
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