時刻は0時を過ぎ、あとは床に就くだけ。
テレビから喧騒は流れているが、目を遣ることはなく利き腕の右手でスマホを弄るばかりだった。
「ねぇ、、、」
「ん、、、?」
隣で座っていた夏鈴が遠慮がちに身を寄せてきた。
肩にくっついた微かな温かみが、なにげない多幸感を解らせてくれる。
だが、手に握り締めていたスマホからは目を離さず、こちらは生返事だけを返していく。
「んっ、、、」
申し訳程度に絞り出された声と一緒に、空いていた左手が手に取られた。
掌をむにむにと押され、なにか言いたげな気持ちがその指に込められていた。
「ねぇってば、、、」
「んー、、、?」
また、生返事でシラを切る。
夏鈴が言いたいこと。それは解っている。
最後にシたのは2週間前だったか。
普段ならば向こうから誘ってくるはずのことが、いつまで経っても来ないのだから、溜まるものも溜まってしまうだろう。
それはこちらも同じことだったが、夏鈴の新たな一面を見てみたいという一心で、必死に耐え忍んでいた。
次は、どんな行動を執ってくるのか。
さして興味もないSNSをスクロールしながら、握られた左手に全神経を集中させていると、突然、夏鈴の細い指が俺の股間部を這っていった。
(っ゛、、、!!)
生地の薄いスウェットのせいで、解りやすく形取られた股間部がゆっくりとなぞられる。
譜面台に掛かった楽譜でもめくりあげるみたいにツーっと。
スローでありながら、煽るかのような指遣いで確かに与えられる刺激は、こちらの情欲を簡単に掻き立ててきた。
しかし、今にも弾けてしまいそうな昂りをグッと抑えて、頑としてだんまりを決め込む。
「ん゛、、、!!」
依然としてヤる気を見せない俺に痺れを切らしたのか、夏鈴は大胆にも俺の体に跨って、体全部をピッタリとくっつけてきた。
無意識なのか、体が忙しなくモゾモゾと動いている。
「ん゛ねぇ、、、なんで無視するのぉ゛っ、、、?」
艶かしくもくぐもった声がいやらしく鼓膜を揺らした。
「わかってるんでしょ゛ぉ、、、?はやくシよぉ゛、、、?」
畳み掛けるように注がれる猫撫で声は、まるで脳に媚薬を流し込まれているようで、体の底からゾクゾクするのが解った。
だが、まだ折れる訳にはいかない。
夏鈴の背に回しかけた腕を引っ込めて「ふぅーっ」と息を吐きながら瞼をおろす。
わざとらしく耳もとで吐息を吹き掛けていた夏鈴は、そのまま、肩に顔を埋めながら俺の体を抱き締めてきた。
逃がさないように力強く腕を巻きつけると、あろうことか密着させていた腰をずりずりと擦り付け始めた。
所謂、腰ヘコだ。
「ん゛っ、、、ん゛んっ、、、んっ゛んふぅ、、、」
夏鈴のうわずった声が耳もとでくすぐったい。
疼いてしょうがない股間部、気持ちのいいところをちゃんと擦ってやれるように、夏鈴は腰を動かしていた。
生地の薄いスウェット越しに、夏鈴の熟れた温かみが伝わってきて、ちんぽがピクピクと震え始める。
「ほらぁ゛っ、、、は、、、やくっ、、、シよぉ゛、、、?」
すでに陰茎は膨らみ始めていたが、興奮で感覚が曖昧になっていた夏鈴は、股間の疼きを止めるのに必死で気づいていなかった。
「ん゛、、、そろそろ怒るよっ゛、、、?」
だんまりを決め込む俺に嫌気が差したのか、巻きつけていた腕をほどくと自分の口に一本の指を入れ始めた。
ぐちゅ゛、、、ん゛ぢゅっ、、、ちゅ、、くちゅっ゛、、、。
口内で卑猥に水音を鳴らしながら、こちらを見つめてくる。
夏鈴の見たこともない発情の姿がどんどん更新されていく。
泡だった唾液でぬめぬめになった指が夏鈴の口から取り出された。
その指が衣服越しの俺の乳首をくるくると回し始めた。
今、確かにそこに在る突起を絶妙な力加減で撫でつけて、唾液の湿りと共に快感を与えていく。
白いシャツに唾液が色染みを作って、薄らと乳首の茶色みが浮き出てしまった。
胸板に顔を預けて乳首を撫で回す姿は、うっとりと窓の縁をなぞっている乙女のようにも映った。
感じまいとはするがいかんせん夏鈴のいやらしい指捌きに声を我慢できない。
意に反して徐々に硬くなっていく乳首に夏鈴は嬉しそうに顔を緩めている。
「どぉ、、、?ヤる気になったぁ、、、?」
俺はまた無視を決める。
「まだ強がるんだ、、、?」
胸板から顔をあげると、今度は、俺の目を見つめながら口内からねっとりと唾液を纏った舌を突き出した。
それが、先ほどまでくるくると指を回していたところに近づいていく。
あたたかく、柔らかい舌が硬くなった突起に押し当てられる。
触た舌をべったりと寝かせると、横にもぞもぞと動かして布越しの乳首を撫でつけてくる。
舌が乳頭を通過しては、また往復して乳頭を通過するため、何度も何度も乳首を弾かれるような刺激を与えられた。
その間も切なく見下ろした俺の目は見つめたまま。
流石に刺激が強すぎて、乳首の快感はそのままちんぽに影響を与えてしまった。
膨れたちんぽがむくりと起きあがろうとする動きを、股間で感じ取った夏鈴はニヤッと微笑みを向ける。
「ピクってしてるじゃん、、、もう正直になろっ、、、?」
俺の胸板を這いあがってくると、獲物に狙いを定めるように口を貪ってきた。
「ん゛ん、、、ん、、ちゅ、、ちゅぷっ、、、ん゛ぢゅ、、、」
一方的に食い尽くされるようなキスに、遂に我慢の糸が切れた。
「ん゛んっ、、、!?んっ、、ん゛ぷっ、、、んぢゅっ、、、」
丸く艶のある後頭部を持って、やり返すように唇を貪り尽くした。
お互いが貪るように唇を食み合うと、弾かせるように舌先もぶつかり合う。
体内の酸素がなくなると、ぜぇぜぇ、と息を吐きながらお互いの口に銀色の橋を架ける。
虚ろに視線を向けてくる夏鈴は俺の顔をまじまじと眺めていて、この発情した性欲をどうぶつけてやろうかと考えているみたいだった。
「次は夏鈴の服の中に手を入れて乳首を弄り返してやろう」と考えている内にまた唇を貪られた。
圧されるように降り注ぐキスに受け身になって、両手で上に向けさせられた顔で必死に夏鈴の舌に合わせていった。
まさか、ここまで夏鈴が求めてくるとは。
作戦は成功し、柄にもない淫らな姿を見れたと思うと同時に、これからどう搾り取られるのだろうという一抹の不安すら思わされた。
俺は負けじと夏鈴の尻を両の手で鷲掴みにしながら、主張していた股間をへこへこと押しつけた。
すると、夏鈴のその動きに合わせて股間をへこへこと押しつけてきた。
お互いの性感帯が擦れあって微かながらに快感が溜まっていく。
次のステップに進みたくなった俺は舌使いは止めないまま、夏鈴のスウェットの暇を解き始めた。
そのままウエストゴムに手を掛けると、応じるように腰を浮かせて簡単に脱がされてくれる夏鈴。
レースのついた真っ白いショーツに包まれたプリッと実りのいい尻が外気に晒された。
掌を返して夏鈴の恥部に沿わせると、布が意味を成さないほどのぬめりが肌を濡らした。
同時に無我夢中で唇を貪っていた夏鈴が「ん゛、、、」と腰を引かせる。
そのまま、ゆっくりと撫でつけてやると小刻みに腰を揺らしながら途切れ途切れに声を漏らしていた。
「ん゛んんっ゛、、、ぷっ゛はぁ゛っ、、、」
夏鈴の口がようやく離れると俺の頭を挟んでいた手が俺のスウェットの紐に掛かった。
今度はパンツも一緒に摺りおろされてしまう。
既に隆隆と勃ちあがっていたちんぽが窮屈から解放されると、俺の腹をバチンッ゛と打ちつけ、天を向いた。
こちらも2週間お預けを食らった状態のため、パンパンに膨らんだ亀頭は鬱血を思わせるかのこどく赤黒かった。
夏鈴が色の変わったショーツのクロッチ部分をずらすと、粘液でぐちょぐちょになってしまった無毛の秘部が姿を見せた。
そこからあまりあるぬめりを手に纏わせ、ちんぽに撫でつけると、根本を抑えながらヒクついた陰唇に亀頭を当てがわせた。
「もう挿れるの?」
「ん゛、、、〇〇が挿れて欲しがってるからっ゛、、、」
今になって恥ずかしくなってきたのか、自分から求めている訳ではない雰囲気を出し始める夏鈴。
そのまま、自分から腰をおろしていく。
「んっ゛、、、くっ゛、、、くぅ゛ぅっ、、、」
じゅぶじゅぶと音を立てながら凶々しい逸物を飲み込んでいく。
快感がキャパを超えないように馴染ませるみたいにゆっくりと腰をおろすが、ちんぽに伝わる快感はどこか物足りないものだった。
「あ゛、、、」
絞り出すような声が聞こえてくると腰が止まり、絡みつく肉が、きゅっ、きゅ、きゅっ、と不規則にちんぽを締めてきた。
夏鈴は下を向いた唇を噛んでいる。
「なに?もうイッちゃうの?」
「ち、ちょっとっ゛、、、だまっててっ゛、、、」
膝でなんとか体を支えているが、股の内側の肉はプルプルと震えている。
既に絶頂の瀬戸際に立っていた。
「じゃあ、俺が動くね?」
「まってっ゛、、、!!」
夏鈴の制止を無視して、下から腰を打ちつけた。
ばっちゅ゛んっ゛っっ゛!!!
「ん゛ふぅ゛うぅ゛んっっ、、、!?」
勢いよく奥を押しつぶすと、慌てて抑えられた夏鈴の口から鳴き声が漏れた。
眉間に皺を寄せながらギュッと瞼を閉じて、完全に密着した腰がガクガクと震える。
完全にちんぽを飲み込んだ膣内は電動オナホのように肉が振動していた。
「夏鈴、だいじょうぶ?」
「ん゛ふーっ゛ふーっ゛ふーっ゛、、、!!」
さっきまでの威勢の良さはもうなくなっていて、迫りくる快感の波に息を乱すばかり。
転じて、まだ余裕のあった俺は行き止まりに到達したちんぽを、それでも奥に進ませるようにグニグニとポルチオを潰し始めた。
「ぉ゛おぉぉ゛っっ、、、!!ほっ゛、、ほぉ゛おっ、、おぉ゛、、、!!」
みちみちに詰まったちんぽがさらに膣内を埋めようとするせいで、獣のような声を喉から絞り出して天を仰いだ。
その鳴き声が大きくなるごとに膣内の締まりが強くなっいくのが、簡単なおもちゃみたいで面白くなった。
腰を、グリッ、グリッ、とグラインドさせるとボタンを押したように「ぉ゛おっ、、、ぉ゛おっ、、、」と鳴いてくれる。
既にお互いの腰回りは夏鈴の体液で途方もなく濡れていた。
完全な膣内がほぐれたところで腰を打ち始めた。
ばっちゅ゛ばっちゅ゛ばっちゅ゛、、、!!
肉と肉が打ちつけ合うたび濡れた水分が弾けていって、至る所を汚してしまう。
上で跳ねあがっている夏鈴の表情を見ると泣きそうな顔で快感に耐えていた。
パンパンに張ったカリ首で膣内の肉をめくりあげるたび「いかないで」と言わんばかりに吸い付いてくる。
同時に人並みに実った乳袋が目の前で円を描きながら揺れていた。
腰は打ちつけたまま、その中心に在る薄茶色の乳首をつねると天を仰いでいた夏鈴がグッと腰を丸めた。
「ぃ゛いぃぃ゛ぐぅぅ゛ぅ、、、!!!」
痛いくらいにちんぽを締めてきたかと思うと、壊れたおもちゃみたいに腰をガクガクと暴れさせた。
腰の動きが落ち着くと絶え絶えの息のまま、こちらにぐったりと倒れてきて肩で息をする。
「すごいイッちゃったね。気持ちよかった?」
虚ろな目のまま頷きもしなかったが、ちんぽを包み込んだ膣肉を、きゅっ、きゅっ、と締めあげてマンコで返事をしていた。
「でも、俺イッてないからさ、また動くね?」
「ん゛まっ、、まっでっ゛、、、まっでぇ゛っ、、、」
「なんだ、喋れるんじゃん」
夏鈴の体を胸板に預かったまま、また腰を打ちつけ始めた。
ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ、、、!!
小さなお尻を鷲掴みにしながら、膣奥に衝撃が溜まるようにトントンとポルチオを刺激する。
「ふっ゛、、ぅ゛うっ、、、ふぅ゛ぅ、、、ぃ゛、、いくっ゛、、、いくいくいくいくっ、、いくっ゛、、、!!」
弱りきった奥は激しいピストンでなくても簡単にイクようになっていて、夏鈴はその衝撃に耐えれるようただしがみついているだけだった。
「はっ゛、、やくぅ゛っ、、、はやくっ、、だしてぇ゛っ、、、なかにだしてぇ゛、、、!!」
打ち上げられながら体を揺らすたびに、耳もとで中出し懇願を繰り返して、こちらの征服欲を満たしてくる。
逃げる気なんてまったくないのにしがみついた手から俺の体に爪が食い込んでいった。
「夏鈴、射精る」
夏鈴の耳に小さく囁くと「いっしょにっ゛、、いっしょにいきたいっ゛、、、」と猫撫で声が聞こえてきて一気に精液がかけあがってくる。
膣奥で亀頭の膨らみを感じ取った夏鈴は、快感に歪む表情の奥で微かな笑みを浮かべていた。
「ぁあ゛、、、!!」
夏鈴のかわいくない声が脳をいっぱいに満たした瞬間、鈴口からほとばしるように精液が溢れ出た。
ドクドクとちんぽが跳ねあがるたびに、呼応するようにマンコが、きゅっ、きゅっ、と締められる。
奥で射精された精液は膣内からちんぽを引き抜いても漏れ出て来ず、夏鈴のお腹を温めながら多幸感に満たしていた。
隣でぐったりと項垂れる夏鈴はやっぱり嬉しそうで。
「そんなに中に出して欲しかったの?」と聞くと。
「ん゛、、、そんなわけないでしょっ、、、」
うちの子猫ちゃんは素直じゃない。
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