16万円の「iPhone Pro」を3年使うのと、3万円の「Android」を1年ごとに買い替えるのでは、実は“お得度”にあまり差はない!? 実質的なコストを比較
世界的に人気が高いiPhoneですが、最新の「iPhone 16 Pro」は約16万円という高価格であり、「iPhoneはコスパが悪い」と感じる人もいるかもしれません。確かにiPhoneは高価な機種も多数ありますが、性能や下取りを考えると、本当に「お得度」は低いのでしょうか? 本記事では、16万円する最新のiPhone Proを3年使う場合と、3万円のAndroidを1年ごとに買い替える場合の実質的なコストを比較したうえで、両者の満足度などを考慮し、「お得度」を解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
実質コストで比較:下取りも含めると意外と拮抗?
まずは、金銭面から見てみましょう。多くの人は、新しい機種に乗り換える際、今まで使用していた機種を下取りに出します。下取り価格は、売却する機種の市場の人気度や、保管状況などによってさまざまです。 とはいえ、iPhoneは多少古くなっても市場からの評価は高いため、比較的高値での取引が期待できます。 そのため、今回はiPhoneを3年使って、下取り価格は購入価格の3割、Androidは1年使い、下取り価格は購入価格の3割と仮定して、3年間の機種本体にかかるトータルコストを計算します。 【iPhoneの場合】 最新のiPhone Proを16万円で購入し、3年使用後に購入価格の3割で下取りに出したとすると、下取り価格は4万8000円です。 そのため、iPhoneにかかった実質コストは11万2000円(16万円-4万8000円)であり、年間にすると約3万7000円となります。 【Androidの場合】 Androidを3万円で購入し、1年後に購入価格の3割で下取りに出した場合、下取り価格は9000円円です。そのため、年間にすると2万1000円のコストです。 つまり、今回の前提においては、Androidのほうが年間で1万6000円ほどコストが安いという計算になります。
使用感と満足度
続いて、3年間にわたる使い心地・満足度について見てみましょう。 Appleの最上位モデルであるiPhone Proシリーズは、処理性能の高さやカメラ機能、ディスプレイ品質など、あらゆる面でトップクラスです。 さらに、iOSの長期サポートにより、3年使用してもOSアップデートの対象外になることはまずなく、動作も快適、アプリの互換性も高く、セキュリティ面でも安心です。結果、3年使っても「古さ」を感じにくいという特徴があります。 一方、1年で買い替えることを前提とした3万円前後のAndroidは、性能にばらつきがあります。最初は快適でも、1年使った頃には動作がもたついたり、バッテリーの劣化や品質の低さで多少のストレスを感じたりするかもしれません。とはいえ、基本的には簡単なゲームをしたり、連絡をとったりする程度なら、問題なく使用はできるでしょう。
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