女子児童を盗撮し交流サイト(SNS)のグループチャットに投稿して共有したとして、性的姿態撮影処罰法違反(撮影など)の疑いで、名古屋市立小の教員ら2人が逮捕された事件で、チャットには教員とみられる約10人が参加していたことが25日、県警への取材で分かった。校内や校外行事で撮影されたような写真や動画も投稿されていた。メンバー間で面識はなかったとみられ、県警はグループに参加した経緯を調べている。

県警によると、逮捕されたのは名古屋市立小の森山勇二容疑者(42)と横浜市立小の教員小瀬村史也容疑者(37)。県警は3月、名古屋市内の駅のホームで当時15歳の少女のリュックサックに体液をかけたとして、名古屋市立小の教員水藤翔太被告(34=器物損壊罪などで起訴)を逮捕し、携帯電話を解析したところ、グループの存在が判明。森山容疑者がチャットを管理し、両容疑者らを含む小中学校の教員とみられる約10人がメンバーとなっていたという。

約70点の画像や動画が共有され、中には女子児童の着替えの様子を撮影したものや、生成人工知能(AI)で作られたとみられる児童の顔に別人の体を合成した性的な「ディープフェイク」の画像もあった。チャットには画像や動画を称賛し合うような投稿もされていた。名古屋市教育委員会によると、主幹教諭の森山容疑者は勤勉な勤務態度で、児童から慕われ同僚からの信頼も厚かった。処罰歴はなかった。

林芳正官房長官は25日の記者会見で「厳正に対処していく。教員による児童生徒らに対する性暴力の防止の徹底に努める」と述べた。文部科学省が両市の教育委員会から事実関係を確認していると説明。「教員が児童の性的画像を撮影するようなことは決してあってはならない」と強調した。