警察官が出動先で現金を盗んだか…容疑の2人を書類送検、懲戒免職 警視庁「厳正に処分した」

2025年6月27日 18時46分
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警視庁(資料写真)

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 警視庁は27日、勤務中に現金を盗んだとして、それぞれ窃盗の疑いで、新宿署地域課の男性巡査部長(43)と高尾署地域課の男性巡査(32)を書類送検した。同庁は同日付で2人を懲戒免職にした。

◆「経済的な不安があった」

 書類送検容疑では、男性巡査部長は2月6日、新宿区の病院内で、搬送された80代男性の所持品から封筒入りの現金16万円を盗んだとされる。男性巡査は5月2日、八王子市の80代女性宅でカバンに入った現金2万円を盗んだとされる。
 同庁人事1課によると、男性巡査部長は「経済的な不安があった。魔が差してしまった」、男性巡査は「仕事や人間関係がうまくいかず、自暴自棄になって盗んでしまった」と、いずれも容疑を認めている。

◆警察官が勤務中にカネを盗む不祥事が相次いでいる

 同庁の警察官による臨場先での現金窃盗事件は、今年に入って相次いでいる。1〜2月には蒲田署の巡査部長が臨場したアパートから現金計3000万円を盗んだとして逮捕、起訴され有罪判決を受けた。5〜6月には捜査1課の警部が捜査中の火災現場で現金を盗んだとして2度逮捕された。
 一連の事案を受け、同庁は各署に「警察官が単独で貴重品確認をしないこと」などと記した再発防止対策文書を頒布。同庁警務部の菅潤一郎参事官は「警察官による職務中の犯罪であって言語道断。厳正に処分した」とコメントした。(昆野夏子)

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