神奈川 職務中に住宅から現金盗んだ疑い 警察官を懲戒免職

神奈川県警相模原南警察署の巡査部長が、110番通報を受けて駆けつけたことをきっかけに70代の女性の住宅から2度にわたって現金を合わせて16万円余りを盗んだ疑いがあることがわかり、警察は、巡査部長を書類送検するとともに、懲戒免職にしました。

書類送検されたのは、相模原南警察署の地域課に所属する40代の男性の巡査部長です。

警察によりますと巡査部長は、去年11月、110番通報を受けて駆けつけた相模原市内の住宅でこの家に住む70代の女性から現金およそ7万9000円を盗んだうえ、3日後にも、「手袋を忘れた」などとうそをついて、再び女性の家に上がり込み、現金およそ8万7000円を盗んだ疑いも持たれています。

被害に遭った女性から「警察官が来てから現金がなくなった」と相談があり警察が捜査を進めていたということです。

調べに対し巡査部長は容疑を認め、「現金があればふだんより生活が楽になり服が買えると思った」などと説明しているということで、警察は27日、書類送検するとともに懲戒免職の処分にしました。

神奈川県警察本部の向井洋監察官室長は「警察の信頼を失墜させる言語道断の行為で、捜査などを踏まえて厳正に処分した。職員に対する業務管理をより徹底し、信頼回復に努める」などとコメントしています。

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