中京大(名古屋市)は27日までに、複数の学生に性的な言動や飲酒の強要といったハラスメント行為をしたとして、総合政策学部の50代男性教授を懲戒解雇処分とした。被害者のプライバシー保護を理由に、行為の詳細などを明らかにしていない。処分は5月23日付。
大学によると、教授は担当するゼミや講義の受講生に対し、複数年にわたってハラスメント行為をした。学生から被害の申告があり判明。教授は、大学の調査委員会の聞き取りに対して一部を否認したが、大学は多数の学生から聞き取った結果を踏まえて認定した。
梅村清英学長は「教員がこのような事態を起こしたことは大変遺憾だ。被害に遭われた学生や卒業生に心からおわび申し上げる」とコメントした。