コントロール室から助手たちが駆けつけた。
「主任!2体ともパーツの一部が焼けてしまっています。これから直ちに部品交換を行います!」
「そのようね。直ちにかかって!」
「了解いたしました。しかし主任・・・なぜこのような機能を2体に付加したのですか?」
「フフフッ・・・自分がサイボーグになったことを後悔しないようにするためなのよ。01のタエコは忠誠心が強いからそれでで十分なの。この2体はお互いの思いを遂げられる最高のボディを手に入れられたのだから満足しているはず。いずれにしても、もとの生身の身体に執着するようではサイボーグとしての能力は発揮できないわ!そうならないようにこんなしかけが必要なのよ。」
2体の起動確認はオーバーヒートという思いも寄らない結果に終わったにもかかわらず、直子は満足げな笑みをうかべていた。
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