通せんぼする車を解消しないと実現不可能
違法駐車がずらりと並び、自転車レーンすら通せんぼをしている。こんな場所を、危険を避けながらママチャリが走るのは不可能だろう。少なくとも現状のインフラを再構築し、取り締まりを強化しないと(自転車だけじゃなくドライバーに対しても)、「自転車は車道」は実現不可能だ。
パブコメではそのことが指摘され、そのことに警察も反応した。
NHKの報道によると警察の見解はこうだ。
一見「なるほどそうか」と思う。
ところが、その「危険行為」が何かというと、たとえば「スピードを出して歩道通行し、歩行者を驚かせて立ち止まらせた場合」などだという。
普通に走っているだけで「危険行為」に
では、そのスピードとはどの程度かというなら「徐行ではないスピード」のことになるそうだ。では徐行とはどの程度か。警察庁の見解では「何かあったときにすぐに停まれる時速7.5キロ程度以下のスピード」だそうだ。
しかし、自転車の平均的な速度は時速20キロ前後、よほど遅いママチャリでも時速15キロ。つまり、現状、全員違反なのだ。今現在、歩道を走ってる自転車は全部取り締まり対象。反則金は6000円。
だから、無理なんだと警察だって分かってるだろう。取り締まる人数だって足りない。