【ご報告】
このたび、内閣総理大臣より任命を受け、こども家庭庁こども家庭審議会委員を拝命いたしました。
出産前と後では、社会の見え方も、働き方の価値観も大きく変わりました。
「子ども」「家族」「家庭」への関心がぐっと深まった中で、こうした機会をいただけたことに、今は強く背筋が伸びる思いです。
私にはダウン症を持つ従兄弟の俊太朗がいます。
1歳違いで、幼い頃からよく一緒に遊び、当たり前のように“家族”として時間を過ごしてきました。
そんな中で、初めて「人と違うんだ」と感じたのは、小学校低学年の頃。
一緒に電車に乗っていたとき、向かいに座っていた中学生が、こちらに聞こえるような声で言いました。
「あの子、可哀想」
たった一言。でもその言い方には、明確な線引きがありました。
まるで、「あなたたち」と「私たち」は違うんだと、無言で突きつけられたような感覚。
その一言は、幼い私にとって、とても強烈でした。
説明のいらない「あの子は違う」という目線。好奇と無理解が混ざった視線。
本当は言い返したかった。
でも、なんと言えばいいのか分からなかった。
続く
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