横浜スタジアム

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概要

両翼94.2m、中堅117.7mでグラウンドは全面人工芝。この人工芝は2003年3月に、より天然芝に近いとされる「フィールドターフ」に張り替えられた。照明塔は「横浜」の頭文字「Y」を型取ったものが6基。スコボードは「赤・緑・オレンジ」の3色LED電光式で、経過時間表示とAv.、HRと球速が表示される。そして縦 5.76 m×横 9.60mの大型カラースクリーン付き。

ちなみにこの大型スクリーンによる映像表示は、球場開設当時はモノクロながら日本球界初の装置であった(当時後楽園球場にも大型スクリーンはあったが、簡単なアニメーション程度しか表示出来なかった)。

また、現在では珍しくはなくなったが、自動昇降式マウンドは世界初のシステムであった。そういう意味で現在のドーム球場に連なる「多目的スタジアム」の先鞭をつけた球場であるといえよう。

ネット裏からの眺め
   
フィールドターフの縮小版実物展示 2002年までの人工芝
   
一塁側内野席からの眺め 三塁側内野席からの眺め
   
フィールドターフに描かれたベイスターズのロゴ


スコアボード

ネット裏最上段のサブスコアボード Y字型の照明塔
(左に見えるのは横浜ランドマークタワー)

観客席は一層で屋根は無し。都市部の公園内という関係から敷地面積が狭いため、傾斜が急ですり鉢型をしている。内野席は全て背もたれ、ドリンクホルダー付で収容24000人。外野席にも全て背もたれがあり収容6000人の合計30000人(ただし、「野球場大事典」(沢柳政義・著/大空社)によると、特別席436人、内野席24167人、外野席6127人の合計30730人となっている)。

内野席 外野席
   
身障者席

うち、内野席一・三塁側の98m×20mの円弧形を描く約3000人収容(片側)の部分が可動席となっていて、アメフトなどのフィールド競技にも対応出来るようになっている。

円弧形の可動席 2種類の座席パターン図
固定席と可動席の境目

また、2005年3月から内野席のネットが従来の地上6mから1.5m(客席のネットの高さは85cm)と低くなり大変見やすくなった。その分ファウルボールの危険性が増したため、場内ではグローブの貸し出しサービスが開始された。

低くなった内野席のネット
   
グローブ貸し出しサービス


トヨタMR-Sをベースにしたリリーフカー

2004年限りで撤去されたライトスタンドのエレクトーンボックス 外野スタンド下には何故か「剣道横浜公武会」がある

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