日米両軍の地上戦に多くの住民が巻き込まれた沖縄戦から80年。沖縄は23日、「慰霊の日」を迎えた。沖縄戦の実相を否定するような政治家の発言に沖縄は揺さぶられ、一方で、重い基地負担は今も変わらない。
「女子学生たちが一生懸命看護し、与えられた務めを果たした。大勢の学友たちが傷つき、命を落としていった。それはここに来ないとわからないものだ」
石破茂首相は23日、沖縄県糸満市での沖縄全戦没者追悼式に参列した後、沖縄戦で動員された学徒たちの足跡を伝える「ひめゆり平和祈念資料館」を訪問。展示を見学した後、記者団の取材に感想を語った。