筑波大学 米トランプ政権の措置受け 留学生など受け入れへ

アメリカのトランプ政権が発表している、ハーバード大学の留学生の受け入れ認定の取り消し措置などを受けて、筑波大学はアメリカで学ぶことが難しくなった留学生などを受け入れる方針を明らかにしました。

筑波大学の永田恭介学長は26日の記者会見で、アメリカの大学や大学院で学ぶことが難しくなった留学生などの受け入れを、ことし秋から始めると発表しました。

このうち大学や大学院での学位の取得を希望する人は、面接や書類などでの試験を行ったうえで合格者を決めるとしています。

学位の取得を目的とせず、学業継続のために一時的な入学を希望する人は、専攻科目が筑波大学にあることを書類で確認するなどして、受け入れるということです。

いずれも日本に留学するための在留資格のほか、入学料や授業料は必要となりますが、学生の負担を軽減するため、試験の検定料は徴収しないとしています。

また、希望すれば大学の学生宿舎への入居も調整するとしています。

トランプ政権によるハーバード大学の留学生の受け入れ認定の取り消し措置をめぐっては、全国各地の大学で留学生の受け入れを表明する動きが広がっています。

永田学長は「アカデミアにとって非常に厳しい状況だ。学びたい人が学べる環境を提供するため、受け入れを行っていきたい」と述べました。

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