トランスジェンダーであることを公表していた愛知県春日井市の小嶋小百合市議が、同僚市議の発言で精神的な苦痛を受けたとして損害賠償を求めていた裁判で、名古屋地裁は同僚市議に17万円の支払いを命じました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「トランスジェンダー市議への発言で賠償命令」を解説しました。
Q トランスジェンダーって、どういう意味なの?
A 生まれたときの性別と自分が思う性別(性自認)が違う人のことをいいます。小嶋さんは、出生時は男性でしたが、性同一性障害の診断を受けて、性別適合手術をして今は女性として生活しています。
Q 同僚市議は小嶋さんに対してどんな発言をしたの?
A 判決などによると、2024年1月19日の懇親会で「おっさんやないか」「会派のみんなもそう思っている」などと発言しました。
Q どうしてこの発言が問題になったの?
A 小嶋市議は、動悸や不眠などの症状が出て、自律神経失調症と診断されました。「ジェンダーアイデンティティー(自分が思う性別)を侮辱された」と感じ、裁判を起こしました。
Q 同僚市議はなんでそんな発言をしたと言ってるの?
A 「面白いキャラクターを紹介しようと思って言ったが、反省している」と話していました。
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