台湾との海保合同訓練「中国含む第三国念頭でない」林官房長官

日本と台湾の海上保安当局が捜索や救助の合同訓練を初めて行ったことについて、林官房長官は中国などの第三国を念頭においたものではないと説明した上で、引き続き、台湾との協力を深めていく考えを示しました。

日本と台湾の海上保安当局の巡視船は、18日、千葉県の房総半島の南の海上で捜索や救助に関する合同訓練を初めて行いました。

林官房長官は記者会見で、台湾は日本と基本的価値を共有するパートナーだとしつつ「日台双方の民間の窓口機関の間では海難捜索・救助分野の協力や、密輸および密航への対策に関する覚書が結ばれている。覚書に基づいて平素から行われている協力は、中国を含む第三国を対象や念頭に置いたものではない」と述べました。

その上で「いずれせよ政府としては、台湾との関係を非政府間の実務関係として維持していくとの基本的立場を踏まえ、日台間の協力と交流のさらなる深化を図っていく」と述べました。

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