村川千秋さん死去、92歳 山形交響楽団創立の指揮者
東北地方初のプロオーケストラとして山形交響楽団(山響)を創立した指揮者の村川千秋(むらかわ・ちあき)さんが25日、肺炎のため山形県の高齢者施設で死去した。92歳だった。同県出身。葬儀は近親者で済ませた。後日、お別れの会を開く予定。
東京芸術大卒。米国留学を経て、1966年に東京交響楽団で指揮者デビュー。その後帰郷し、72年に山響を創立した。音楽監督兼常任指揮者として地方有数のオーケストラに育て上げ、2001年に創立名誉指揮者に就任した。