フェーズ3 手術室
立ち入り禁止ブロックの突き当たりにはエレベータがあった。
直子は妙子を連れてエレベータに乗った。そしてエレベータは急速に下降を開始し、高速で地下深く降りていった。
エレベータが停止した。
扉が開くとそこは医療機関と工場が合わさった施設が広がっていた。無数のマニピュレーター、手術用と思われる台、コンピューター、スクリーン、機械部品が並べてある・・・・なんとも異様な風景が広がっていた。
そして、数名の白衣を着た男たちがなにやら準備をあわただしく行っている。
直子がおもむろに操作盤とおぼしき装置の前に歩み寄った。
「妙子。ここが手術室よ。ここであなたは生まれ変わるの。これを見て」
直子は操作パネルのスイッチを入れスクリーンに映写を開始した。
「これ・・・あたし・・・こんな身体になるのですか?」
「そう。あなたの設計図よ。」
「あたし・・・あたしじゃなくなってしまう・・」
「脳にも改造を施すわ。でもあなたの記憶はそのままディスクに保管するからあなたはあなたのままよ。安心なさい。」
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