4 混戦
と、そのときだった。
「ふふ、あたくしをお忘れなくぅ」
突然、声が響く。
しまった、もう一人いたのか――。
背後に出現した気配から、強烈な輝きが放たれる。
「このっ……!」
俺は慌てて『
が、その瞬間、
「『止まれ』」
少年が告げる。
ヴンッ……。
同時に、剣が灰色になった。
「これは――?」
剣から『力』が抜けていくような感じだ。
「僕は『停止』のジグ。あらゆるものを止める能力――君のその剣は伝説級の代物らしいけど、その強さも効果もすべて」
ジグと名乗った少年が笑う。
「僕が止めた」
「こいつ……」
『停止』か。
俺とはかなり相性が悪い能力かもしれない。
俺が『付与』で強化した武器も防具もアイテムも――。
こいつはその効果を全部止めてしまうということだろう。
要は、俺の『付与』の無効化だ。
さらに、
「はあっ!」
女が剣を抜いて斬撃を繰り出した。
速い――。
たぶん『天の遺産』の力とかじゃなく、彼女の素の戦闘能力がすでにハイレベルなんだ。
それこそA級かS級並の――。
俺は反応しきれなかったものの、距離が離れていたことが幸いし、なんとか第一撃を避けた。
が、女は間髪入れずに第二撃を繰り出してくる。
まずい、今度は避けられない――。
「レインさん!」
ラスが横から飛び出し、その斬撃を防ぐ。
「へえ、あたくしの一撃を止めるとは……若いのにやりますねぇ」
「こいつ……なんて重い攻撃だ……っ!」
ラスがうめく。
「けど、レインさんは俺が守る!」
頼もしいボディガードだ。
本来なら俺のアイテムや防具だけで敵の攻撃を完封したいところだが――。
****
〇『死亡ルート確定の悪役貴族 努力しない超天才魔術師に転生した俺、超絶努力で主人公すら瞬殺できる凶悪レベルになったので生き残れそう』
書籍版がKADOKAWA・エンターブレイン様から発売中です。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322407001435/
こちらから販売ページに飛べますので、ぜひ! 新規エピソードも大量に加筆してます!
カクヨム版はこちら
https://kakuyomu.jp/works/16818093084659950544
〇読んでくださった方へのお願いm(_ _)m
☆☆☆をポチっと押して★★★にして応援していただけると、とても嬉しいです。
今後の執筆のモチベーションにもつながりますので、ぜひ応援よろしくお願いします~!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます