写真が嫌いだった。
絵描きに稀にいると思う。
ボタン一つで人に評価されるそのシステムと、ある一定の基準より下手という烙印が押されにくいこと、
基礎らしい基礎より感性でなんとなくいけてしまうような感覚に何だかちょっと憤りのようなものをかんじる。
塩顔の人の良さげな顔で、ちょっとアンニュイさがあって、太宰のような不安定さがありながらなんだかんだ世渡りが上手いタイプ。
同時に嫉妬もあった。私は何もかも泣かず飛ばず、歳をとるごとにやりたいこともなく、どんどん社会から取り残されていく。
ベンゾ系の安定剤と酒を飲んで日本語にもならないLINEを送って、なんか帰ってきたら言葉で全部嫌になって...それで数年経ったと思う。
薬ばかり増えていく。
私は、どうしようか。
もう頭が腫れ上がったように何もわからないのだ。