「このあたりに檀家は少なくて、遠くから信徒さんがやってくると住職さんが太鼓を叩く音が時々響くくらい。近所は檀家じゃないけれど、お供えもののお野菜を配ってくださったり、近所づきあいはちゃんとしてらした」(同前)

水野の妻が嗚咽を漏らす

 6月8日、法浄寺を訪ねると、広い駐車場には数台の車が止まっていた。

 インターフォンを鳴らすと、水野の妻が嗚咽を漏らしながら取材に対応した。

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――ご主人のことをお聞きしたい。

「それはちょっと……。お山(日蓮正宗総本山)の許可がないとお話しできません」

――事件はなぜ起きた?

「私たちのほうでも事態を把握できてなくて、お答えするのが難しいです。今日は()(こう)という月1回の行事の真っ最中なんです。その直前にあんなことになってしまって……すみません」

「僧侶として非常にお恥ずかしい」

 水野をむつ市に派遣した日蓮正宗総本山に聞くと、広報担当者が答えた。

「むつ市には管長のご任命で赴任し、それ以前は東京、埼玉、台湾などで修行しておりました。本山としては、彼は真面目にご奉公していたと認識しています。しかし逮捕事実はあってはならないことで、被害者の方には深くお詫び申し上げます。僧侶として非常にお恥ずかしいことで、厳正に対処してまいります」

 不逞警官と破戒僧の道に外れた行い。マッポウの世とはこのことである。