米アマゾン、高速ネットサービス展開に向け人工衛星を9日発射
4月2日、米アマゾン・ドット・コムは、消費者が高速インターネットサービスにアクセスできるようにする衛星通信網事業「プロジェクト・カイパー」を展開するため、最初の人工衛星27基を載せたロケットを今月9日正午(1600GMT)に米南部フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げると発表した。写真は、同プロジェクトの施設。1月5日、フロリダ州ケープカナベラルで撮影(2025年 ロイター/Joe Skipper)
[ワシントン 2日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム(AMZN.O), opens new tabは2日、消費者が高速インターネットサービスにアクセスできるようにする衛星通信網事業「プロジェクト・カイパー」を展開するため、最初の人工衛星27基を載せたロケットを今月9日正午(1600GMT)に米南部フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げると発表した。
アマゾンは低軌道上に3000基の人工衛星を配置して高速インターネットを全世界に提供する計画で、実業家イーロン・マスク氏が率いるスペースXのサービス「スターリンク」に対抗する。アマゾンは出遅れたものの、電子商取引(EC)事業での圧倒的な地位と、消費者向け製品での経験を持つことがスペースXよりも有利で、顧客をカイパーに引き付けられると期待している。
今回のロケットは「アトラス5」で、米航空宇宙大手ボーイング(BA.N), opens new tabと防衛大手ロッキード・マーチン(LMT.N), opens new tabの共同出資企業、ユナイテッド・ローンチ・アライアンスが発射する。これはアマゾンが2022年に締結した複数のロケット打ち上げ契約の一環となる。
広告 - スクロール後に記事が続きます
アマゾンのカイパー事業担当のラジーブ・バディアル副社長は「私たちは今回の最初のミッションの準備のために地上で大規模な試験を手がけてきたが、飛ばさなければ学べないこともある」とし、「今回のミッションがどのように展開しようとも、これは私たちの旅の始まりに過ぎず、今後数年間にわたって何度も打ち上げの準備をする中で学び、適応するための全てのピースを備えている」との声明を出した。
アマゾンは19年に100億ドルを投じてプロジェクト・カイパーを始めると公表し、マスク氏に解雇される前にスターリンクを率いていたエンジニアチームを雇用した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab