薬物を友人に強要する少女たち(SNSより)

詐欺特区、警官が“良い身なり”

経済特区ではたびたび、オンライン詐欺拠点の摘発が続いているが、氷山の一角とされる。ラオス当局と犯罪組織との癒着も問題の根本にある。「ラオス当局による汚職や人身売買への加担は依然として重大な懸念事項であり、法執行活動を阻害した」(同報告書)とも指摘されている。

ゴールデントライアングル経済特区に並んだ高級車
-AD-

そんな悪名高い経済特区では、ラオス人警官の羽振りの良さも見えてくるようだ。ニセの求人にだまされて、オンライン詐欺を強要され、その後拠点から逃げてきたパキスタン人男性は語る。

「ゴールデントライアングルでは、警官が良い靴をはいて、良い身なりをしていた。ビエンチャンとは違って、持っているものがみんな高そうなんだ」

このパキスタン人男性によると、詐欺拠点を牛耳っているのは中国人だったが、幹部には日本人や台湾人もいた。ノルマが達成できなかった場合は、罰としてテーザー銃で拷問を受けたという。詐欺拠点で働く外国人向けに、売春を強要されている現地女性らの存在も確認されている。

関連記事