オール尾道ロケの映画「リライト」の全国上映が今月中旬に始まった。筒井康隆さんのSF小説を大林宣彦監督(1938~2020年)が映画化した「時をかける少女」へのオマージュと言える作品で、尾道の街の匂いが感じられる。【関東晋慈】
リライトの原作は法条遥さんの同名小説。主人公の少女が未来から来た男子転校生と出会い、10年後にタイムリープする。その体験を元に主人公は小説を書くが、タイムリープ当日に10年前の自分は現れなかった――というストーリーだ。
脚本は京都の人気劇団「ヨーロッパ企画」を率いる上田誠さんが手がけ、青春映画を得意とする松居大悟監督とタッグを組んで爽やかな余韻を残す作品に仕上げた。
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