認めたくない人が多いかもしれないが、一連のイスラエル・米による対イラン作戦は、相手を外交の場に引きずり出すための軍事力行使という意味において、「力による平和」を文字通り体現する、史上最も成功した空爆作戦となりつつある。そして、この「成功体験」が米政権の今後の軍事力行使のあり方、ひいては潜在敵国(中露朝)の抑止計算にどういう影響を与えるか。
*第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、そしてウクライナ戦争と、国家同士の戦争において相手が空爆だけで(地上軍の侵攻を伴わずに)屈服した事例はほぼない。
**行方不明の濃縮ウラン、濃縮施設の残存状況等、これでイランの核計画がどの程度遅延(破壊)できたのかはまだ未確定。
196.1K
Views