トップ人材呼び戻し「濡れ手に粟」 米政権の留学生対応、中国に好機

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北京=井上亮 香港=高田正幸
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 トランプ米政権が中国人留学生のビザ取り消し方針を打ち出すなどして動揺が広がるなか、中国が自国の学生の呼び戻しに力を入れている。国内での研究継続や創業を支援し、米国としのぎを削る科学技術の分野で競争力強化を狙う。

 「普通なら、うちに応募してくるのはあり得ないレベル。まさにぬれ手にあわだ」

 中国のある名門大学の関係者は驚きを隠さない。今春、大学院に応募してきた学生たちの所属先に、世界トップ10に入るような米国の一流大学が数多く含まれていたからだ。

 この大学の関係者は、中国に強硬姿勢で、大学予算などにも削減方針を示すトランプ氏の大統領就任で、米国内での進学を避けた中国人学生が中国の大学に殺到した可能性があるとみる。応募者は前年に比べ10倍超に跳ね上がったという。

記事後半では、近年の中国の大学における研究力の向上ぶりや、中国籍以外の学生や研究者の受け入れ状況について紹介します。

「配達員をやるしか…」 苦境訴えた学生も

 この関係者が面接をした中国…

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この記事を書いた人
井上亮
中国総局|政治外交担当
専門・関心分野
中国社会、人口減少、移民
  • commentatorHeader
    阿古智子
    (東京大学大学院総合文化研究科教授)
    2025年6月23日10時0分 投稿
    【提案】

    優秀な中国人学生の大量の帰国で、中国の科学技術の発展に有利に働くというのはその通りだと思うが、学問の自由を厳しく制限している中で技術開発やイノベーションは影響を受けていないのだろうか。文系(社会科学系)においては、自由に資料収集や出版ができ

    …続きを読む
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