Post

Conversation

【声明】 シリア・ダマスカス郊外ドゥウェイラ地区の聖マール・エリアス教会を標的とした自爆攻撃を強く非難するとともに、被害に遭われた方々のご家族、ご友人、そしてこの凄惨な事件に影響を受けたすべての皆さまに、SSJは深い哀悼と連帯の意を表します。以下、声明の全文をご覧ください→続く 2025年6月23日、ダマスカス郊外ドゥウェイラ地区にある聖マール・エリアス教会において、自爆攻撃が発生しました。この攻撃により、少なくとも22名が命を落とし、60名以上が負傷。その中には子どもも含まれています。シリア当局によれば、本件は過激派組織「ISIS」による犯行とされています。 SSJはこのような残虐な暴力行為を、アサド政権による長年の支配と諜報機関による抑圧的統治の負の遺産に根ざすものと位置づけます。このような血塗られた遺産は、混沌と破壊の扉を開き、シリアを再び悲劇の淵へと追いやりかねません。 私たちは、今回の攻撃の首謀者、ならびに同様の過激行為を行うすべての勢力に対し、最も強い言葉で非難の意を表します。ISISはもとより、現在もシリア国内で活動を続けるアサド政権の残党組織も含みます。シリアにおける移行期正義は、暴力と恐怖を助長・継続させるすべての当事者──国家による抑圧、宗派主義的民兵組織、過激派勢力など──に対する責任追及を伴うものでなければなりません。 最新の情報によると、シリア内務省は治安当局と連携のもと、本件の関与者をすでに特定し、逮捕に至ったとされています。私たちはシリア内務省および関係当局に対し、事件の徹底的かつ透明性のある調査と、関係者の速やかな訴追を求めます。また、同様の攻撃の再発を防ぐための効果的な措置を講じるよう強く呼びかけます。 SSJは、シリアに真の平和と安定をもたらすためには、過激な宗派主義に基づく憎悪を排し、尊厳と正義に根ざした価値観の促進が不可欠であると信じています。今回の悲劇は、すべての市民が信仰や出自を問わず、安心して暮らせる社会を再建する必要性を、あらためて私たちに突きつけています。 SSJは、残虐な攻撃によって命を奪われた犠牲者や負傷者の方々、そのご家族、そしてドゥウェイラ地区の市民コミュニティ、さらにこの事件に傷つきながらも垣根を越えてクリスチャンコミュニティと共に立ち上がるすべてのシリア人に、深く連帯いたします。私たちの心は、皆さまと共にあります。 NPO法人 Stand with Syria Japan 2025年6月23日
Image
Image
Image
Image