九州歯科大(北九州市小倉北区)は25日、学生にわいせつ行為などをしたとして、歯学部准教授の50代男性を分限解雇処分にしたと発表した。処分は23日付。
同大によると、准教授は複数の学生に対するわいせつ行為やセクシュアルハラスメントのほか、アカデミックハラスメントにつながる発言や情報漏えいと認められる不適切な行為を繰り返し、健全で快適な環境を著しく阻害したという。
学生が2024年12月、准教授からセクハラを受けていると別の教員に相談して発覚。その後の調査で学生がセクハラ以外の被害も受け、被害者が複数いることが判明した。准教授はわいせつ行為とアカハラに関しては否定したが「不適切であったことを認め、深く反省している」と話しているという。
粟野秀慈理事長は「誠に遺憾であり、被害学生をはじめ関係の皆様に深くおわびする」などとするコメントを発表した。【山口響】
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