東京女子医大を「不適合」に 大学基準協会が評価変更
大学が適切に運営されているかどうか審査し認証評価する大学基準協会は25日までに、背任罪で元理事長らが起訴された東京女子医大について、適切な管理運営が行われていなかったことが判明したとして、2021年度評価での「適合」判定を「不適合」に変更した。5月29日付。不適合になると、国の一部の補助金が申請できなくなるといった影響がある。
東京女子医大の第三者委員会は昨年8月、元理事長に権限が集中しガバナンス(組織統治)不全だったとする報告書を公表。大学基準協会は21年度評価の時に明らかになっていなかったとして、大学関係者へのヒアリングを行うなどして妥当性を検証していた。
大学は7年以内に1回、認証評価機関の評価を受けることが義務付けられている。〔共同〕