【速報】交番で部下にわいせつ　元警部補に執行猶予付きの有罪判決　福岡地裁小倉支部

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交番で部下の女性に無理やりわいせつな行為をしたなどとして在宅起訴された元警察官の男に対し25日、懲役2年、執行猶予5年の判決が言い渡されました。

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起訴状などによりますと、福岡県警の警部補だった30代の男は、2023年5月から6月にかけ、所属していた警察署の交番などで部下の女性にわいせつな行為をしたなどとして、強制わいせつと暴行の罪に問われていました。 福岡地方裁判所小倉支部で5日に開かれた判決公判で、懲役2年の求刑に対し、懲役2年、執行猶予5年の判決が言い渡されました。 松浦佑樹裁判官は「警察官として周囲に範を示すべき立場でありながら、自らの立場や状況に乗じてわいせつ行為を繰り返しており、強い非難に値する」と指摘しました。 一方で、被害者への謝罪の言葉を述べていることや弁償金を支払っていることなどから酌むべき事情はあるなどとして、執行猶予付きの判決を言い渡しました。

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男はこれまでの公判で、起訴内容を認めていました。弁護側の被告人質問では、わいせつ行為に至った理由を問われ「交番の一番上、指示する立場になって、何でも言う通りになると調子に乗っていた」と答えていました。 また、検察からセクハラを超える“犯罪”と指摘されると「仕事で信頼をされていると感じて、少しぐらい許されているのではないかと思った」と話していました。 弁護側は「被害者に弁償金を支払うなど真摯に反省している」として、執行猶予付きの判決を求めていました。 男は停職6か月の懲戒処分を受けて、すでに依願退職しています。