日本百貨店協会が24日発表した5月の大阪地区の百貨店売上高は、前年同月比10・4%減の774億円で、3カ月連続でマイナスとなった。インバウンド(訪日客)の消費が振るわず、前年に免税品の売上高が大きく伸びた反動も出た。
商品別では、免税品で人気の高級ブランドバッグなどを含む身の回り品は31・2%減だった。美術・宝飾・貴金属も6・5%減だった。
京都の百貨店売上高は15・3%減で、神戸は4・0%減だった。神戸の売上高減少は3年3カ月ぶり。
日銀大阪支店が24日に発表した関西にある主要百貨店の5月の免税売上高は、前年同月比で44・5%減だった。