岩切健一郎 / 発達障害専門FP(FP1級/CFP®︎)

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岩切健一郎 / 発達障害専門FP(FP1級/CFP®︎)
@hokennobro
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岩切健一郎 / 発達障害専門FP(FP1級/CFP®︎)’s posts

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父が連帯保証人で実家が売られて貧乏を経験したことも、学生時代に友だちを上手に作れなかったことも、ブラックな働き方してたのことも、仕事全然できない人だったことも、奨学金で裁判所行ったことも、カードローンもリボもやり尽くしたことも、ガソリン入れるお金がなくて夜中にのろのろとニュートラ
連絡出来ないほど忙しい人はいないけど、連絡出来ないほどエネルギーが残っていない人や、連絡へのエネルギー消費が激しいから怖くて後回しにしてる人は結構いる。
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Natsuki
@d8chMEvhHM81001
連絡できないほど忙しい人なんて この世にいないの。
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「ADHDの精神年齢が実年齢の2/3」の話、ただのあるあるじゃないっぽくて衝撃を受けてる。 アメリカで30年以上臨床してるキャサリン博士曰く、 ADHDの前頭葉35歳まで成熟し続けるそうで、30代後半でやっと21歳時点の人の精神的な成熟と同じらしい。 マジか。
ADHDは多動性や衝動性以外にも結構厄介な特性があって、 ・短期記憶が弱い ・過集中 ・大きな仕事や出来事が来るとパニック ・タスク開始が遅い ・極端な気分のムラ ・時間感覚の鈍さ ・報酬系が弱くてすぐ退屈になる など。 まとめいて「これは生きづらくなるわ」と感じましたね。
ADHDのほとんど知られていない生きづらさの1つは「正義感の強さ」。 理不尽を見逃せなくて、余計なこと言ってたくさん損をしてきた。 しかもコレただのあるあるかと思ったら、海外でも研究されていて実際に論文もあるらしい。 世界共通での生きづらさみたい。
発達障害こそ、行動経済学を学ぶのをおススメしたい! 衝動、先延ばし、選択ミスなどが人間の脳の仕組みとして説明しやすくなるから。 「なぜそうなるのか」を知っておくだけでもバイアスに気付きやすくなる。脳のクセを知る。 その視点があるだけで、生き方はだいぶ楽になるはず。
ADHDは「注意欠陥」って名前になっているから結構誤解されがち。割と真逆な人多いんじゃないかな。 注意「欠陥」じゃなくて、いろんなことに注意が向いていて、優先度がつけられない。 結果、本当に注意しないといけないことに、注意が向けられない。 注意欠陥じゃなくて、注意向き過ぎ困り。
すごいものを読んだ。 『いつも叫び出したい衝動を感じている。でも叫ばない。叫んではいけないと学んだからだ』 『私は自分の気持ちも分からない。心を自分に感じない。だけど、相手を泣かせた時は、私の目から涙が出てくる』 「自閉症を持つ私から見た日常」
ADHDの人は怒られることが苦手。 合理的配慮事項に「怒らないこと」を入れる方もいるぐらい。 これイメージじゃなくて、RSDという名前がついている。 拒絶や批判に対して、過度に感情的になることらしい。 大人のADHDにRSDを経験したことがありますか?という質問に99%があると回答。 RSDの特徴→
一般的に知られていないADHDの生きづらさの1つ「正義感の強さ」。前に紹介したけど、論文もあるし世界共通。 ADHDの正義感は4つの場面でより発揮されるらしい。 ①リソースが公平に分配されていないとき ②手続きが公正でないとき ③リスペクトのない対応や差別を受けたとき ④情報が正確でないとき
ADHDは「注意欠如」って名前になっているから誤解されがち。 真逆な人の方が多いんじゃないかな。 注意が欠けてるんじゃなくて、色んなことに注意が向いてしまって、優先順位がつけられない。 結果的に本当に注意しないといけないことに、注意が向けられない。 注意欠如というより注意向き過ぎ困り。
福井大学が本気出してる。これはすごい。 全国の発達障害当事者支援団体リスト。 NPO団体や協会、当事者会などが公開されている。 掲載の許可取りも86団体に全て連絡して行ったらしい。 SNSも記載されている団体は事前に調べられるし、何よりこれだけまとまっている資料はすごい。
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超すごいサイトを教えてもらった!! 困りごとを選択していくと、使える可能性がある支援や制度、窓口を一覧で教えてくれるサイト。 福祉関係は情報が点在していて、ドクターや支援員、行政も全ては把握していない。 それが一括でわかる。 これは本当にすごい。 x.gd/QcHzO
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ADHDが安請け合いしがちな問題は、時間感覚の弱さと報酬系が原因。 所要時間の見積もりの甘さと、喜ばれて気持ちよくなりたい欲望が悪魔合体して、キャパ以上に仕事受けがち。 こなせればまだいいけど、体調不良含む時間切れでクオリティ落ちたり終わらなかったりで余計に信頼を落とすことも少なくない
ADHDの時間感覚の弱さを自分なりに分析した。 時間を捉え方を「今」か「今以外」かで見てる。 今ならやるけど、一週間後の締め切りは今じゃないからやらない。 「今」と「今以外」の間がすっぽり抜けているので、今じゃないことは全部後回し。 ギリギリになる原因、これじゃないか。。。
かなりの数の発達障害の方の家計相談に乗らせてもらっている中で、当事者の一番多い出費はシンプルに「食費」。 食費がかさむ理由は「疲れていて作れないから」がダントツで多い。 その他、要領が悪くて時間かかるから面倒になってコンビニ、偏食と食べ過ぎ、食材腐らせる問題も多い。
「この人発達障害に見えないな」 と思うことがある。 「発達障害に見えないぐらい軽い」 ってことではなくて、かなりの失敗と試行錯誤を繰り返し続けての今なんだろうと思っている。 もし発達障害に見えない人に出会ったら、「頑張ってきたんだね」とちょっとだけでも思ってもらえたら嬉しい。
「お金を貯められないADHDはコレやるな、アレやれ」を5つ。 思い当たるところがある人は要注意。 ①家計簿をつけるな、仕組みをつくれ ②一人でやるな、誰かとやれ ③意思を信じるな、特性を信じろ ④全部やろうとするな、メリハリをつけろ ⑤楽しみから削るな、固定費から削れ
発達障害の人は、定型発達の人よりもかかるお金が多い。 衝動買い、延滞料金、紛失物買い替え、本来必要なかった速達料金、乗り過ごした飛行機、ギリギリで予約して高くなったホテル、ヘルパー代、カウンセリング代、治療代、薬代、事故での出費、消費者金融の金利、など。 生涯でかなり差がありそう
「この方発達障害に見えないな」と思うことがある。 「発達障害に見えないぐらい軽い」って意味ではなく、かなりの試行錯誤を繰り返して今なんだろうという意味で思っている。 もし発達障害に見えないなって人に会ったら、「頑張ってきたんだね」と心の中でちょっとだけ思ってもらえたら嬉しい。
「ADHDの特性と思われること」で自分的に困っている(いた)こと。 ・ケアレスミス ・時間感覚の鈍さ ・すぐ飽きて他のことしだす ・短期記憶が弱い ・感情のブレ ・体調不良 ・後回しのプロフェッショナル ・勘違い/思い込み ・落ち着きがない ・お金の使い方が下手 ただある程度は対策がある→
ADHDの人は「連絡は即レスor永遠に返信しない」の二択になりがちなことにそろそろ気付いた方が良い。 先に伸ばすほど面倒になるし、気まずくなるのを人生で何千回も経験しただろう。 面倒だ、後回しにしたいと思っても連絡だけは先に返した方がいい。失われるものが年を追うごとに大きくなるから。
ADHDの人がいつも眠いのは、気のせいじゃないかも。 2020年、浜松医大が「ADHDとナルコプレシーの遺伝子が関連があること」を発見した。 ナルコプレシーとは睡眠障害の一種で、夜に十分に睡眠をとっていても、日中に時間や場所を問わず、急な眠気に襲われる症状。 浜松医大が発見したのは2つ→
「ADHDって忘れ物が多いとか落ち着きがないとか、誰でもありそうだと思って。そんなに困ってなさそうで」 とADHDの高校生を持つ親御さん。 「ADHDは思い出しても、やる前にそれがすぐに消えて、重大なことが起きるまでちゃんと思い出さないからヤバい」 と話をしたら伝わって、
当たり前のことだけど、ADHDの子供はADHDの大人になるし、ASDの子供はASDの大人になる。 発達障害は成長して発達はしても、脳が劇的に変わるものではない。 発達障害を治そうとか逆に個性だと持ち上げるのは辞めにして、発達障害を前提にどうやったら生きやすくなるか考えていくのが大切だと思う。
発達障害のコミュニケーションのコツは「型を覚えること」。 セミナーで「具体的にどういうこと?」と質問を頂いたので、僕がよく使っている型を紹介します。 定型の人からすると多分「そんなの当たり前」になるかもだけど、当事者的には試行錯誤の末にやってることなので紹介させてもらいます!
そろそろ大掃除の時期だけど、ADHDにゴミ屋敷が多い理由は、 片付けの仕方知らないんじゃなくて、帰宅後に掃除できる体力残ってないし、休みの日も結局体調不良で寝込んでしまう説を推してる。 連休とかベッドでスマホ触ってたら一瞬で終わるし、掃除用のリソース残ってない。
ADHDの人とたくさん話す機会があるんですけど、話していて思うのが、思考が直線的じゃなくて、放射的で飛び飛びなこと。 連想ゲームの赴くままに思考して発言している感じがかなり強い。自分も含めて。 メモ取る時も普通に順序良く書くよりも、マインドマップ的に取った方が理解がすすむ。
診断があると聞いても「この方、発達障害に見えないな」と思うことがある。 「発達障害に見えないぐらい軽い」 という意味ではなくて、失敗と試行錯誤を繰り返し続けてき結果なんだろうと思っている。 もし発達障害に見えない人に出会ったら「頑張ってきたんだね」と思ってもらえたら嬉しい。
発達障害で一番やばい状態は、プライドが邪魔して人の話を聞かない状態。 これは間違いない。 そもそも出来ないことが多いのに、「自分は大丈夫」と、注意したら逆ギレし、積極的な対策を取ろうせずに、どんどん出来ないことが溜まっていく。 お金関係と人間関係で失敗し続けるのはこのタイプ。
「死ぬ気でやればできるから、発達障害と言わない」のポストがバズったことを結構考えている。 提出物出さなきゃ死ぬ、掃除やらなきゃ死ぬ、洗い物しなきゃ死ぬ、ってみんな生きてないはず。 でも1つ1つにそれぐらいのエネルギーが必要だから「障害」って名前がついて治療が存在している。
発達障害の人は、報酬をすぐに受け取れないとやる気が出ない。 これはデータでも出ていて、定型の人に比べても報酬の受け取りが未来になったときに報酬への価値が下がる。 じゃあ先の報酬まで興味を持続するためにどうするか。 解決策の1つはトークンエコノミー法。
ADHDの先延ばし癖を治すのに殴ればいい、がバズってた。 ADHDでDVくらったことがある人は分かると思うけど、暴力や精神的DVがあると萎縮して全てのクオリティが下がるイメージしかない。 ただでさえ失敗多いのに、もっとボロボロになるのが目に見えてる。拙速にもならずに拙拙拙拙拙拙速になる。
ADHDは「見えない障害」と言われるけど、実は結構痕跡が残っていると思う。 捨て忘れたゴミ、溜まった洗濯物、ミスへの叱責、洗えていない食器、遅れた提出物、スマホの使用時間、足の踏み場のない部屋、いつまでも補充されないシャンプー。 出来なかったことはしっかりと現実社会に表れている。
ADHDは「注意欠如」となってるせいで誤解されがち。 注意力が足りていないというより、注意を自分でコントロールできない。目に入った情報や空想に意識が奪われて、本来注意を向けなければいけないことにフォーカスできない。 注意欠如というより注意向き過ぎで困ってる。
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対策は ①短期記憶が弱い 環境整備(例えば、音をなくす、スマホを別の部屋に置く等 ②過集中 誰かの力を借りて、過集中を解いてもらう(例えば、〇時に声かけて等)ことが対策になります。 ③大きな仕事へのパニック 仕事をできるだけ細かく分解していく。(大きな仕事は小さな仕事の集合体)
ADHDの人は、ほぼ「すぐやるor永遠にやらない」の二択になることにそろそろ気付いた方が良い。 先に伸ばすほど面倒になったり、気まずくなったりするのを人生で何千回も経験したはず。 面倒なことほど先にやった方が良い。 失われるものが大きくなるのを、年を経るごとに感じるアラフォー当事者より。