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大阪・関西万博

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万博ルーマニア館、建設費1.6億円未払い訴え ドイツとセルビアも

記者会見で工事費の未払いを訴える建設業者ら=大阪市中央区で2025年6月23日午後2時4分、高良駿輔撮影

 大阪・関西万博の海外パビリオン建設で費用の未払いの訴えが相次いでいる問題で、複数の建設業者らが23日に大阪市内で記者会見し、ルーマニア、ドイツ、セルビアの3パビリオンでも少なくとも計約2億3700万円が支払われていないと主張した。

 関係者によると、3パビリオンの元請けは、同じ外資系イベント会社(東京都)。1次下請けの建設業者や、イベント会社と追加工事の契約を結んだ2次下請けの業者に、工事費や人件費の一部を支払っていないといい、ルーマニア約1億6200万円▽ドイツ約1000万円▽セルビア約6500万円――に達するとしている。記者会見した2次下請けの関係者は「すぐにでも支払ってもらえないと、会社の運営が難しい」と訴えた。

 この外資系イベント会社はマルタパビリオンの建設工事も請け負い、下請け業者が工事費など約1億2000万円の支払いを求めて東京地裁に提訴している。

 アンゴラや中国のパビリオンでも同様の問題があり、下請け業者らでつくる「被害者の会」は23日、未払い金の一時的な立て替えなどを求めて、大阪府の吉村洋文知事宛ての要望書を府に提出した。【高良駿輔】

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記者会見で工事費の未払いを訴える建設業者ら=大阪市中央区で2025年6月23日午後2時4分、高良駿輔撮影

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