「中学校までは公立校で、PTAは任意加入だったのに、4月に子どもが入学した私立高では、保護者会や教育後援会費が強制的な入会で、納得がいかない」

 そんな意見が、京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」に寄せられた。取材をすると、私立と公立で保護者組織の位置づけに違いがある実情が見えてきた。

 「せめて最初に説明があれば…」

 意見を寄せた京都府内の40代女性に取材すると、不満げな表情で事情を話した。

 今年2月、子どもが府内の私立高に合格した。学校からは、入学金とともにさまざまな費用を納入するよう求められた。

 費用には、授業料のほか、「保護者会費」や「教育後援会費」などが含まれていた。

 女性は、子どもが中学生の時にはPTAに入ってなかった。小学校のPTAで

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