借金がめちゃくちゃあり、困り果てていた。
返済のために、昼は普通に働き、夜はガールズバーで働き、ガールズバーのシフトが削られたり昼の仕事が休みの日は風俗で働いた。
流石に倒れた。
気持ちを落ち着けるために泣きついた電話相談の先で「うーん、それ生活保護のレベルですよ。相談行かれてみては?」と言われてびっくりした。こんな簡単に生活保護勧めるんだ。へー。まあどーせ門前払いだろと思いながら、相談機関の人のアドバイスは踏まえて必要なものを揃えて役所に行ってきた。
受付の人はものすごく怪しんだ顔で「保護ですか…」と言われた。私もそんな気持ちです、と思いながら受付カードに名前を書いた。
相談員の人がにこやかに名乗ってくれて、別室で今までのことと今の困り事を話した。
いや別に働き口あるし。そもそも借金なんて自業自得、人様の納めた税金をそんなそんな…、そうそうちょっと体が疲れただけで、昨日も風俗出勤したし。明日はガルバだし。給与もちゃんともらえる予定だし、まあ昼はちょっと鬱悪化してて働けなくなりつつあるけどいやでもまあ働き口はあるし!?と思ったらそのまま「いやでも働いてます…」と口から出た。
相談員さんが間髪入れずに「無理、してるでしょう」と言った。頭が真っ白になり、気づいたらいい大人が大号泣する羽目になっていた。
ひどい時だと3日で睡眠時間が4時間ほどしか取れず、それでもなんだかんだ接客は続く、酒は飲まなきゃ行けない、電話には出なきゃ行けない、パソコンのライトが沁みる。頭も体も回らなくなったのは今月の半ばだ。
こんなに弱いんだ、私こんなにすぐ働けなくなるんだ、と苛立ちながらもなんとか体調を回復させて仕事。だって私が悪いので。自業自得。と思っていたのに、無理をしていると言われた。そうか、無理していてるのか。
泣きすぎてぼーっとする頭で、今後の予定を立ててくれている相談員さんの話を聞く。立て直したいと思っているならそこに向かって頑張ろう、大丈夫、サポートします。派手な遊びはできなくても、ご飯は食べれるし、家賃も確保できるからね。メンタルがしんどいかもしれないけど薬を飲みすぎたり死のうとすることなんて考えないでね。生きましょうね。などと言われた。
生活保護には根強い偏見があるし、私も偏見がないと言ったら嘘になる。
もっともっと明日のご飯も食べられない、所持金100円とかの人が使うものかと思ったけど、私みたいな仕事をしながらの人間でも申請できるらしい。
仕事をした分は削って、そこから必要経費をプラス、などもできるらしい。そんなこと知らなかった。
とりあえず風俗やガールズバーは辞めるように言われた。昼の仕事も休みすぎてクビになりそうだと伝えたら、勧めるのもよくないけど無職になれば申請は通るよ。とも教えてもらった。1人でなんとかしようとしたんですよね、ここまできてくれてよかった。と言われてまた泣いた。
書類やら提出するものに不備があったので、この日は帰ることになった。今いっぱいいっぱいだと思うから、女性相談員もいるから、またそこから連絡させるから電話出てねーと言われて、役所を後にした。
これを読んでる人からしたら大事な税金を!だと思うし、私みたいな社会に馴染んでるようで馴染めてない大人のためにお金を使うなんて、と正直自分でも思う。私なんかに使ったら勿体無い。もっと支援の必要な人がいる、と思ってしまう。
それでもなんとか生きてていいらしい。最悪なことが多い世の中だけど、なんとか人生立て直すためにもう少しだけ生きてみる。
無理しないでね。生活保護そのものは絶対に恥ずかしいことではない
この増田は伸びる