メロスは何km/hで走ったのか? ― 親友を救うための全力疾走を物理で解明!
みなさんは中学校などの授業で太宰治氏が執筆した「走れメロス」を読んだことはあるだろうか。
『走れメロス』(はしれメロス)は、太宰治の短編小説。自分が処刑されることになると承知の上で友情を守ったメロスが、人の心を信じられない王に信頼することの尊さを悟らせる物語。(参照:Wikipedia)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%B0%E3%82%8C%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%82%B9
この物語の主人公は親友の命を守るため(厳密に言えばメロスも勝手に親友のことを人質にしたのだが)片道40キロメートルもの道を走破することになってしまった。
親友セリヌンティウスの命を助けるためにはメロスが日没までに城まで行ってセリヌンティウスの語りに処刑されなければならない…
途中、意識を失ってしまったり山賊に襲われたり…色々ハプニングがあった。
メロスが気がついたら頃にはもう日没寸前であった。
「水を両手で掬すくって、一くち飲んだ。ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。歩ける。行こう。肉体の疲労恢復かいふくと共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行の希望である。わが身を殺して、名誉を守る希望である。斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。日没までには、まだ間がある。私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている。私の命なぞは、問題ではない。死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! メロス。」
ここでメロスは希望を取り戻し走り出すのである。
「路行く人を押しのけ、跳はねとばし、メロスは黒い風のように走った。野原で酒宴の、その宴席のまっただ中を駈け抜け、酒宴の人たちを仰天させ、犬を蹴けとばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。」
https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1567_14913.html
上文の最後の一文に注目していただきたい
「少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。」
この文章、メロスが最後の最後まで力を振り絞って走っているんだろうな…ということを感じると思う。
が、単純に考えて欲しい。太陽の沈む速度の十倍。
地球は太陽の周りを自転しながら公転している。
ということは太陽の沈む速度というのは地球の自転速度と等しいのである。
太陽の沈む速度=地球の自転速度
地球の周の長さが約40000kmと仮定してここからは考察していこう。
地球は24時間で一回転するので
40000km÷24h=1666.6666667km/hとなる。
といういうことはこの10倍なのでメロスの時速は
1666.6666667×10=16666.666667km/hとなる。
これはマッハ(=音速・1224km)13.6166となる。
こう考えるてみるとメロスは人間ではないだろう
ちなみにマッハ13.6というと
1. 強烈な衝撃波(ショックウェーブ)
• マッハ1を超えると、空気を圧縮して**衝撃波(ソニックブーム)**を生む
• マッハ13.6ともなると、これはもう小規模核爆発級の圧力波
➤ 影響:
• 半径数km以内の建物は爆風で破壊
• 耳が裂けるほどの大音響(170〜200dB以上)
• 空気中の酸素が断熱圧縮で燃える(局所的に)
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2. 摩擦熱:自分が燃える
• 地面との摩擦+空気との衝突で、表面温度は2000℃以上
• 隕石が大気圏突入するのと同じ:プラズマ化
• 服は一瞬で蒸発、皮膚も焼ける
• メロス本人は走りながら発火→気化
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3. 地面の被害:走った跡が消し炭に
• 衝撃波+熱でアスファルトが溶ける
• 地面に**焼けた跡(クレーター状の溝)**ができる
• 通った後は火災旋風(ファイアストーム)
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4. 「人間が見える範囲」で動いてるのに見えない
• 時速16,666km = 約秒速4629 m
• 人間の反応速度 ≒ 0.2秒
→ つまり反応する前にメロスは約1km先まで進んでいる
要約すると
秒速:約4629 m/s
• 熱で地面が焼け焦げるレベル
• 空気との摩擦で自分が燃え尽きるレベル
• 人間じゃない。もはや大気圏突入レベル
「友情って、そんなに重いんですか?」
いいえ。友情はマッハ13.5です。
友情のために、メロスは音速の13倍で走った。
人々は彼を「正義の人」と呼んだが、もはやそれは人ではなかった。
メロス、それは”走る隕石”だったのだ。
今回の記事はchatgptさんとの共著である。
以上終わり
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