全メカ獣徹底紹介
 合身戦隊メカンダーロボ全35話に登場するメカ獣を、個人的な考察や突っ込みを含めて紹介します。
クマンダー 第1、13話
      
メカ獣第1号。共に3機で出撃しラーナ少佐が指揮を執った。主な武装は口からの吸引光線と、手足のカギ爪と鋭いくちばし。第1話では、それぞれの最期はメカンダーUFOで殴打される、メカンダーフレイムを背中に食らう、メカンダーロボのキックで腹をえぐられると言ったものだった。だが、第13話ではブルサンダーで破壊されている。第1話ではブルサンダーを食らっても無傷だったのに……。性能が落ちたのだろうか。OPでメカンダーロボに惨殺されるのは有名。
      
      シンキラー 第2話
      
メデューサが操縦したメカ獣。3機に分身して攻撃するシンキラー作戦でメカンダーロボを苦しめたが、影を見抜かれてしまい、メカンダーロボに反撃のチャンスを与えてしまう。だが、メデューサが操縦している事がジミーにとどめを刺させることを躊躇させる。しかし、結局ジミーが撃ち落としたオメガミサイルの爆風のあおりを食らって破壊された。当時の玩具CMで、玩具のメカンダーロボの、円盤からのミサイル(本編未登場)で破壊されていた。
      
放電レンザー 第3、16話
第3話でメデューサが操縦。武装は胸の巨大レンズからの放電攻撃と、両目のレーザー光線、両腕のリング状光線。第3、16話共にメカンダーマックスとの合体回路を破壊し、中破してもメカンダーロボを苦しめるなど、実は意外と隠れた強敵なのかもしれない。第3話で、コバンザム装備のジョーズを食らい胴体が大破。頭部のみで脱出。その後第16話ではUFOブーメランで胴体を破壊された後、メカンダーロボに頭部を抱え込まれてしまい、誘導したオメガミサイルの餌食になった。
キングコンガー 第4、13話
空中要塞都市を防衛するために出撃したメカ獣。怪力を生かした格闘戦と、両目からのレーザー光線、口からの吸引光線、そして胸部の12連装ミサイルを武器としている。戦闘シーンが流用されているせいか、よくメカンダーフレイム渡来地チャックの波状攻撃で苦しんでいたり、UFOブーメランで右足が破壊されるシーンが多い。第4話で誘導されたオメガミサイルの餌食になり、第13話では既存フィルムの編集の不手際か、UFOブーメランで右足が破壊されただけで破壊された。総集編ではやたらと出番が多い。
テラノドンガー 第4話
飛行能力を持たないキングコンガーを支援するために、メデューサが操縦したメカ獣。だが、スカイドンキーで撃墜されてしまう程の弱さを見せつけた。期待がいけなかったのか、パイロットがいけなかったのか……
キジューダー 第5、13話
両肩、腹部、そして首、足の裏と言った部分までから機銃で攻撃するユニークなメカ獣。第5,13話共にメカンダーロケットガンで破壊される。OPフィルムにも登場している。
ニュードム 第6,13,16話
第6話でメデューサが操縦。武装は6本の触手、吸盤からのニュードムファイヤー、触手からのニュードムダンガー、口からのミサイル、第16話で頭部からのファイヤーチェーンが追加された。総集編を除けば最多の出撃を誇る恵まれたメカ獣。第6話ではオズメルに操られメカンダーロボとともにオメガミサイルの餌食になりかけたり、第16話では放電レンザーと協力してメカンダーロボを苦しめたりと、見せ場は多い。第6,13話ではメカンダーUFOダブルで破壊され、第16話では放電レンザーとおなじ最期を遂げた。
トカスダー 第7、16話
第7話でザボ中佐が操縦したメカ獣。口からの溶解液トカスダーシャワーでメカンダーロボを苦しめるが、水中では全くの無力で、第7話では、メカンダーロボに水中戦に追い込まれ、コバンザム装着のジョーズで破壊される。さらに、第16話では、メカンダーロボのジャイアントスイングで放り投げられて爆発。さらに弱くなった印象がある。
ムカデラー 第8話
2機存在している。胴体に原子炉を搭載しており、オメガミサイルを利用して東京を壊滅させようとした。メカンダーフェンサーで頭部を切断され、そのままメカンダーロボに抱きかかえられて、共に誘導されたオメガミサイルの餌食になった。
オオニューダー 第9、20話
第9話でケイン少佐が操縦したメカ獣。ニュードムを参考に作られたらしい。触手と胴体からのミサイルと、胴体からの鎖分銅で、メカンダーロボを苦しめる。第9,20話共にジョーズで破壊される。
ハンドレーロボ 第10、20話
球体状の胴体に、手錠がついた複数の腕部パーツが装備されたユニークなデザインをしたメカ獣。腕部パーツを飛ばして、敵を攻撃したり拘束したりする。第10、20話共にメカンダーUFOダブルで破壊される。第10、20話共に総集編の第30話と偶然にも10話ごとに登場している。
ギアロボット 第11、20話
円盤形態に変形するメカ獣。円盤形態では巨大なマジックハンドで敵をとらえて巨大なギアによって、敵を粉々につぶす技を得意としている。オーロラ現象が発生していなければ、メカンダーマックスはこの技で破壊される危機に陥った。人型形態では両手のギアで攻撃。メカンダーフェンサーに破壊される。第20話ではメカンダーロボの弱点を研究する映像で登場する。
ビッグハリケーン 第12話
日本列島に超巨大台風を発生させたメカ獣。触手や火炎放射、そして巨体を生かしてメカンダーロボを苦しめるが、メカンダーロボにオメガミサイルからの盾に利用され、破壊される。
ムカデック 第14話
ユルンガス博士が操縦したメカ獣。搭載している惑星消滅兵器マグマ列車で、ブラックホール作戦を起こそうとしていた。だが、水中でジョーズの攻撃を受けて浮上。なす術もなくメカンダーロケットガンで破壊された
新型ギアロボット 第14話
ギアロボットとは全く別の姿をしている。両手のギア攻撃や体当たりでメカンダーロボを苦しめるが、組み合ったところをオメガミサイルで破壊される。だが、その時の爆風で、メカンダーロボが墜落するほどだった。
第34話で新型ギアロボットと称しているが、どちらのギアロボットか、別の新型かは不明。
火炎スネーク 第15話
山本長官を閉じ込めたメカ獣。火山研究所に偽装して待機していた。メカンダーロボに火炎放射と発火攻撃で戦いを挑むが、オメガミサイルを前に焦ったメカンダーロボのチート紛いのフルパワーで、引きちぎられた。
クラゲラー 第17話
4基の静止衛星が合体して現れたメカ獣。溶解液や触手で攻撃するが、メカンダーフェンサーで貫かれ破壊される。実にあっけない最期だったと思う。
ヤキューラロボ 第18話
巨大ミサイル基地に向かうメカンダーロボを食い止めるために、ガーターの乗用車が変形したメカ獣。その名とおり野球ボールの形、サイズもメカンダーロボにとって野球ボール並みの大きさしかない。サイズの差にもかかわらず、トゲミサイルや体当たりでメカンダーロボに戦いを挑むが、メカンダーロボに握りつぶされた。
メカオニヒトデ 第19、34話
海底から出撃する小型メカ獣軍団。ペルシャ湾で防衛軍の潜水艦隊を襲撃した。連結しあってメカンダーロボを捕縛したりした。第19話ではライチャック・ボーラーで破壊され、第34話ではメカンダーフェンサーやメカンダーロケットガンで破壊された。
ザリガー 第21話
ザリガニ型の巨大メカ獣で、ダーウィン地方のウラニウム奪取部隊を急襲した。巨大な爪と目からのレーザー光線が武器。オメガミサイルとジョーズで破壊される。第21話では「あの巨大ロボットを撃て」と強敵らしいサブタイトルだが、そこまで強くなかったような気がする。
レンケツラ 第22話
蟹型の小型メカ獣軍団。メデューサの巻貝型潜水艇から出撃し、スタジアム基地の破壊を成功させた。メカンダーロボを相手に、連結して合体し、ハサミ型のロケット砲で戦いを挑むが、メカンダーフェンサーで真っ二つに切断された。
ドラゴンドリラー 第23話
メカタイガーシャーク戦隊各機が合体して出現したメカ獣。敵を締め付けて、体からの磁力線ドリラーでメカンダーロボに攻撃する。主役ロボに勝利するというロボットアニメ史における初の快挙を成し遂げた敵メカで、流石ヘドロン皇帝が設計しただけの事はある。だが、記憶を取り戻したメデューサがジミーへの自責の念で自爆させてしまった。個人的にはグレープロボと並ぶ最強のメカ獣。第34話では新型が存在していたらしい。
メカ火焔龍 第24、28話
メカンダーロボなき日本を攻撃するために出撃したメカ獣。武装は火炎放射。第24,28話共に東京湾を襲うが、新型メカンダーロボと戦い、メカンダーロボに海へ放り込まれた後、海に落としたメカンダーフェンサーが背中に突き刺さり、メカンダーUFOダブルで破壊される哀れな末路をたどった。ちなみに総集編時の第33話ではメカンダーフェンサーで瞬殺されたことになっている。第28話では旧式と称されているため、あまり強くなかったことがうかがえる。
クラゲライザー 第25話
人面岩に隠れて、女子工員たちを超音波で操っていたメカ獣。レーザー光線を武器に戦うが、取っ組み合いの末メカンダーフェンサーで破壊される。
カマイッタチ 第26話
メカ隕石の地球激突作戦を支援するために、宇宙でメカンダーロボと戦った。両手の鋭い鎌を活かして、メカンダーロボを拘束するが、急降下時の摩擦熱によって機体が破壊されてしまった。
グレープロボ 第27,34話
おそらくコンギスター最強のメカ獣。両手からのミサイル、目からのレーザー光線、そして圧倒的な格闘能力で、第27話ではメカンダーロボを崖につき落として、そのまま去っていった。実は破壊された場面が存在しておらず、第34話で2号機が出撃する映像があったものの、どうなったかは不明。そう考えると無敗のメカ獣かもしれない。スパロボコンパクト3では、オズメル大将軍が直々に操縦して登場。メカンダーロボでグレープロボを倒すという、本編では成し遂げられなかったIFを実現できる。
メカキジダー 第34話
空中要塞都市を防衛するために出撃。突風攻撃、火炎放射、熱線で防衛軍を苦しめるが、防衛軍の特攻B作戦で3機の戦闘機の特攻を食らって破壊される。防衛軍が敵を倒した珍しいパターンともいえる。(ちなみにパイロットは特攻直前に脱出している)
カメレオンロボ 第34話
窮地に追い込まれたコンギスター軍団の残っていた機動部隊の一つ。3機で出撃するが、その後どうなったかは不明。
宇宙サソリロボ 第34話
メカンダーロボと戦った最後のメカ獣。両腕のハサミと目からのレーザー光線を武器とするが、メカンダーロケットガンで破壊される。絶望的な環境で制作されたエピソード故に、可哀想なくらいバトルシーンの動きがカクカクしている。