”出産で赤ちゃんに重度障害”両親ら提訴裁判 病院側争う姿勢

医師などの対応が適切ではなかったため、赤ちゃんに重い障害が残ったとして、両親らが浜松市の病院を運営する公社を訴えた裁判が始まり病院側は争う姿勢を示しました。

訴状などによりますと、静岡市内に住む30代の女性は5年前、浜松市の「浜松医療センター」で女の子を出産する際に医師が即座に帝王切開を行わず、赤ちゃんに重い障害が残ったとしてセンターを運営する浜松市医療公社に対してあわせて3億8000万円あまりの損害賠償を求める訴えを起こしました。

赤ちゃんは呼吸のない状態で生まれて重度のまひが残り、5歳になった今も常に介護が必要な状態ということです。

この裁判が23日、静岡地方裁判所浜松支部で始まり病院側は訴えを退けるよう求め、争う姿勢を示しました。

両親は弁護士を通じ、「私たちの子どもは1人で食べることも話すことも座ることさえできない。病院や医師は過ちを2度と繰り返さないようにこの先もずっと事故のことをかみしめてもらいたい」とコメントしています。

「浜松医療センター」での出産をめぐっては、別の家族が起こした同様の裁判で1億9千万円あまりの賠償を命ずる判決を去年12月に静岡地方裁判所浜松支部が言い渡していて、現在は、東京高等裁判所で裁判が続いています。

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