自民敗北、第1会派から陥落 「進次郎効果」響かず参院選へ影響懸念
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2025/6/22 23:46(最終更新 6/23 00:51)
22日に投開票が行われた東京都議選で、自民党は都議会第1会派から陥落し、獲得議席が過去最低を記録する惨敗となった。国政選挙の「先行指標」と注目されるため、党内からは7月の参院選への影響を懸念する声が上がるのは必至だ。
争点の一つが「政治とカネ」だった。自民派閥だけでなく都議会自民会派でも裏金作りが事件化し、東京選出の国会議員は「裏金事件のダメージがあった」と漏らした。
井上信治・自民都連会長はNHK番組で、直後に控える参院選について「直接影響するものではない」と否定したものの、影響は避けられないとの見方が大勢だ。
石破茂政権は選挙を意識し、都議選の告示前後にさまざまな政策を打ち出した。物価高対策として全国民へ2万円を給付する方針や、ガソリン価格を引き下げる補助金制度の延長・拡充など、首相が矢継ぎ早に公表した。
また…
東京都議選の投票をする有権者=東京都港区で2025年6月22日