大丈夫
ここ最近のインターネットは重苦しくて打ちのめされてしまうね。でも大丈夫だよ。
大学が学生の声を無視して学費を値上げして、ヘイトスピーチが横行し、マイノリティは常に本人ではなく誰かの言葉によって語られ、先天的に決まった属性によって誰かが誰かを軽んじて、他人の権利を剥奪しようとすることで傷つけ、傷つけられ、ガザではなんの罪もない人々が、子どもが殺されて、誰かが加害者で、誰かが被害者で、私はもういっぱいいっぱいで考えるたびに涙が溢れる。
情報を遮断することで直接的に見ないことはできるけど、考えることはやめられない。なんとか自分にできることを全部したくて、やっているつもりだけど、世界の状況は悪くなるばかりで、自分の無力さを前に嘆くしかない。
自分にできること。抗議の声を上げること、私と同じように不安な人たちを励ますこと、日常の中でのボイコット、不買運動、志を共にする人との連帯を求めること、希望を信じること。
タイムラインを流れる憎悪や怒りや悲しみの渦の中に自分を置いて、傷ついて打ちのめされる。私は情報を得て、それについて深く考えているのに、身の回りにいる無関心な人たちに対して絶望する。それでも私たちは希望を信じなければいけない。何度打ちのめされても立ち上がらなくてはいけない。
私もあなたと同じ気持ちで、とても不安で、辛くて悲しい。私もあなたと同じように、この世界に絶望し、自分の将来に怯え、誰かに傷つけられたり、誰かを傷つけたりすることが怖い。だからあなたは、私たちはひとりではないし、私たちが連帯することで、必ず世界を少しずつ良くすることができる。今世界で起こっている出来事に圧倒され、不安に感じることは体の自然な反応で、悪いことじゃない。大丈夫。人は時々無責任に大丈夫と言ってほしい時があると知っているから、私はいつだってあなたに大丈夫だと言うよ。大丈夫と言うことで本当に大丈夫になっていくから。
辛くなったら、辛いと言ってみたり、文章を書いてみたり、綺麗な音楽を聴きながら散歩したり、丁寧に自分の体を洗ったりして、休憩しても大丈夫。常に闘い続けられたらいいなあと思うけど、他人の悲しみまで深く背負って自分が壊れてしまったらいけないから。
急にスピリチュアルで口うるさいことを書くなあと思われてしまうかもしれないけど、今を生きる中で、人の感情や自分を傷つけるかもしれない制度や言葉に不安を感じている人が、自分には連帯している仲間がいると知って少しでも安心してくれたら嬉しいから、私の意思を書き残しておく。
絶対大丈夫だからね。信じよう。
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