「つかさの冬」第2部 2.飢えた男たち
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第3回
「本物の女子校生だ…」
「それも,こいつぁ…凄ぇ美人だな。こんなコ,テレビ以外では初めて見たぜ……本当に,いいん
だな…」
「ああ。アイドルみたいに可愛いコだろ? 俺らが,セックス漬けにして性奴隷にしてるところさ。
俺たち以外の男に恥ずかしいコトされるのは,今日が初デビューってヤツでさ。犯すのはナシだけ
ど,好きなコトして楽しんでいいぜ」
「さっきから見てて分かるだろ? このコ,敏感で反応いいくせに,なかなか降参しないところが
よくてさ……そうだな,オッさんたちが,とりあえず5回くらいもイカせて快楽責めで降参させら
れたら面白ぇな」
親衛隊たちの言葉に,中年を過ぎ好色さを露わにした男たちが,ギラギラとした目で了解したと
言いたげに何度も頷く。
親衛隊が出した条件はあるが,それに問題などあるわけもなかった。
「学校みんなのアイドルを調教中…ってとこか? 堪んねぇ…こりゃ,そそられるなんてもんじゃ
ねぇよ。こんなお嬢様だったら,本番ナシだって十分楽しめるってもんだぜ」
「まったくだぜ。こんな可愛い子を,いっぺん好きなだけ舐めまくってみたかったのよ…ありがと
よ,うへへへっ」
男たちは,狂喜していた。
女の肌の柔らかさを味わいたくともまるで見向きもされず,溜まっていくだけの鬱屈とした性欲
を持て余し,今までは覗きという行為で発散させてきたが,決して満足したことはない。
悶々とした日々。
しかし,今日は違った。
目も覚めるような美少女が,男たちに寄ってたかって体を弄られ,感じさせられていく光景は,
血液が沸騰し逆流するかのような興奮を呼び,我を忘れた。
「感じたくないのに,感じちゃうエッチな体かよ……ひひひっ,まだまだ終わらないぜ」
この可憐な美少女の肌を,自分の手で好きなように味わうことができる…
それも,快楽に堕ちた女ではなく,まだそれに抵抗している凛とした美少女。
……調教中か…まだ,初々しいところが最高じゃねぇか…俺らが堕としてやるよ……
男たちは興奮を抑えきれず,下品に舌なめずりの音をたてながら,つかさに躙り寄っていく。
これからの期待に,息も荒く,我慢できず股間のモノを握り締めている者もいる。
「や…やめて…っ…来ないで」
目隠しされながらも,近付いてくる男たちの気配に,怯えた声を漏らす制服美少女。
枝に両手首を吊されているのに,何とか逃げようと身をよじる様が,何とも可愛らしい。
「来ないで,だってよ。ひひひっ…可愛いねぇ……お嬢ちゃん」
「さっきまで,触られるだけで,あんなに感じていたじゃねぇか……敏感なんだろ? 俺らにも,
おすそわけでその体を楽しませてくれよ。げへへっ,たっぷり舐めまくってイカせてやるからよ。
舐められるのは,もっと気持ちイイぜぇ~」
男たちは,はあはあと息を漏らす。
人一倍の欲望を燃やしながらも,決して触れられなかったもの。
男たちにとって,女子校生の初々しく瑞々しい肌は,まさに「羨望」に他ならない。
禁断の果実ともいうべき体を隅々まで味わう悦びに,男たちは,ごくっと生唾を何度も呑み込ん
で,つかさの体にギラギラとした視線を突き刺した。
……こんな…気持ち悪い男たちなんかにっ……
闇の中で,だんだんとはっきり…生々しく聞こえてくる男たちのイヤらしい声。
目隠しで視覚を奪われ,つかさは増していく不安感に息苦しく喘いだ。
周りにいるのは,いったいどんな男たちなのか…
何人いるのか。
男たちは,どこから,どのように自分を見ているのか。
……あたしは…どうなってしまうの……
気を失ってしまいたくなるほどの不安。
周りの様子も,男たちのことも……何も分からない。
すべては想像するしかなく,おぞましい余計なイメージだけが際限なく広がっていく。
「うへへへっ…」
間近まで迫ってきた声。
つかさは,思わずビクッと体をみじろがせた。
男たちが,いよいよ淫らな意思を持って取り囲んでくる気配が伝わってくる。
……あぁ……
緊張に,鼓動が速まった。
……頑張らなきゃ…あたし,こんなヤツらの思う通りになんか…絶対ならないっ……
抵抗の意思を保とうと,懸命に自分に言い聞かせながらも肌がざわつく。
押し潰されそうな不安と嫌悪感に,つかさは手首を拘束された体を左右によじった。
「うひひっ……ホント,可愛いよなあ…」
美少女然とした可憐なつかさが,両手首を拘束され木の枝に吊された姿は,見つめる男たちに,
この上もないほどの欲望を掻き立ててくる。
ミニスカートから覗く,細く長い脚。
隠すでもなく,しかし完全に露出するでもなく,絶妙な中途半端さで露出した白く肉感的な太腿。
細くくびれたウエストから,官能的な曲線美を描いて後方に突きだした腰。
どこもここも,華奢でありながらも,女の体としてのほどよい柔らかさに満ちている。
可愛いミニスカートで隠していることで,際立ってしまう腰つきと太腿の美しさは,飢えた男たち
に凶悪的なまでの激しい劣情を誘っていた。
「こんなミニスカートで,中途半端に見せつけやがって……わざと男の目を誘って楽しんでんのか?
そんなコには,罰をくれてやらなきゃな…」
「そうだな。男に,どんなイヤらしい妄想をさせているのか,教えてやるのも悪くねぇ」
男たちは,はぁはぁと息を荒くし,舌なめずりをしながら,つかさの周囲を取り囲む。
……こんだけの美少女だ…確かに学校のアイドルだろうよ…欲情するなっていうのが無理ってもん
だぜ……
本当ならば,自分などには縁をもつことも,手を届かせることもあり得ないような花。
実際に間近で見ると……息をするのも苦しくなるほどの魅力を放つ,美形の少女だった。
……見れば見るほど……佳い女だぜ…こんなコが,本当に調教中なのかよ……
その事実に,男たちの股間には,カーッと熱く灼けるような疼きが奔る。
さっきまでの痴態を見ていながらも,こうして改めてその姿を間近にしてみると,とてもそうだ
とは思えない。
それが本当は,可憐な見た目とは裏腹に,清らかさを無理矢理奪われ…
硬く反り返った男根を,その体に埋め込まれる快楽を味わわされている……
痺れるような,男根の味を知っている……
きっと,犯されているというのに,この美少女は悩ましい声で喘ぎ泣くのだろう。
その想像は,清らかさは既に手折られていることを示していながらも,なぜか邪悪な欲望を強烈
に昂ぶらせてくる。
「へへへっ…今日は,飢えたオヤジどもに,イヤらしいことをされる調教か?」
「俺らみたいな脂ぎったオヤジに,しつこく愛撫されるのは果たしてどんな気分なんだろうなあ?
知りたいか? でもょぉ……イキたくなくても,イカされたら駄目なんだろ? お嬢ちゃん,どこ
まで耐えきれるのかなあ?」
男たちは,自らの興奮をよりいっそう昂ぶらせるかのように,ことさらに自分を卑下する言葉を
吐きながら,ニヤニヤとイヤらしく笑った。
「あぁ…ぁ…やめて…来ないで…っ………はぁ…っ…ぁ…はぁ…」
紅くふっくらとした唇から,可愛らしくも綺麗な声が零れてくる。
誘惑の魔力を秘めた,不安げな吐息……
取り囲む男たちは,ごくっと唾を飲み込んだ。
その匂い立つ色気は,よりいっそうの甘い香気を放ち,胸に激しい獸欲を疼かせてくる。
「…その可愛い唇で,エッチな声を上げさせてやるよ…」
男たちは,誘われるようにつかさの体に手をかけた。
「きゃ…ぁっ……んんぅっ!」
背後から,男の顔が敏感な首筋に埋められる。
突然の,そのゾクッとした強い痺れに驚く余裕もなく,わらわらと周囲から群がってきたたくさ
んの手が,溢れる欲望をまとわりつかせて体の各処に貼りついてきた。
柔らかなヒップに,乳房に,スカートの中に……ベタベタと触ってくる。
「っ…やぁ…ぁっ……っ!」
つかさは,全身に寒気がするのを感じた。
「へへへっ……女だ…女子校生のオッパイだ……柔らけぇ…」
「まだ学生のくせに…こんなにイヤらしい腰のラインさせやがって……尻,触らせろよ」
「ひひひっ…綺麗な脚だなぁ…ナマ足だぜ……」
「パンティも可愛らしいじゃねぇか。こんな男を誘うようなのをはいてんだ。これじゃあ,ナニを
されたって,文句は言えねぇよなあ?」
男たちの手が,スカートを捲り上げた白い太腿に絡みつき,ヒップを鷲掴みにする。
ブラウスを左右に開くのももどかしく,強引に入り込んできたたくさんの手は,ブラジャー越し
の乳房を大きく包み込むようにして揉みしだいた。
一見,欲望にまかせただけの荒々しい愛撫……
しかし,その手つきには,女の体をただ触れればいいという乱暴さではなく,女を淫猥な手段で
感じさせて征服欲を満たそうとする,脂ぎった中年男特有のイヤらしさと執拗さに満ちている。
「んんんっ!…い,嫌っ…あぁっ…んっ!」
親衛隊連中に,望まぬ性感を開発されてきたつかさにとって,それは禍々しいほどの疼きを呼ぶ
淫らな感触だった。
敏感な首筋をヌラヌラと這いなぞり,ときおり耳の中にまでねじ込まれてくる熱い舌。
乳房やヒップの丸みを掴み,強引に揉み上げてくる幾つもの手。
「んっ!…くうぅっ…!」
視界を塞がれた暗闇の中,つかさは堪え切ることができず,ビクビクと体を反応させる。
「首,お嬢ちゃん,凄く弱いんだな。それとも,耳を舐められるのが弱いか? いひひひっ…目隠
しされて,弱い処をあちこち一緒に責められると,凄く感じちゃうだろ?」
「うへへっ,お嬢ちゃんのお尻,柔らかくて…いい弾力してるじゃねぇか……もっと嫌がって腰を
くねらせてもいいんだぜぇ。そういうの,凄ぇ興奮するんだよな」
「く…そんなこと…っ…うぅっ…ぁん…っんんうっ!」
暗闇の中で,全身を卑猥な生き物に被われ,ぞろぞろと這われているかのような錯覚。
男たちは目の前にいるというのに,なぜか肌に触れてくる手や舌の存在だけが…それこそ,独立
した淫らな生物であるかのような生々しさで,つかさの脳裏に浮かんでくる。
……あ,あぁっ…う,ぅんっ……ただ触られているだけ…なのにっ……肌が…っ……どうしてこん
なに……
目隠しをされ,視覚的情報を奪われた体…
つかさは,触られる肌が,異常なほど敏感さを露わにしてくることに驚きを覚えていた。
「っあぁっ…く,くぅ…っん…!」
「ココも感じちゃうか? 尻をクネクネさせてよ……ひひひっ,もっとシテ欲しいのかよ」
「ちっ,違っ……あ,あっ…駄目…っ……」
ヒップの谷間を這ってきた指に,思わず腰がくねり声が漏れる。
強い嫌悪感を男たちに示そうとしても,闇の中で不意に与えられる刺激には,どうしても備える
ことができず,瞬間的な体の反応を抑えられない。
どんなに身構えていても,男たちの手や舌の感触を肌に感じた瞬間,ビクンと体が大きく反応し
てしまう。
その不安感が,全身の神経を更に敏感にさせてしまう。
「でもよ,感じるとはいっても,ブラジャーの上からじゃあ,ココはもどかしくて堪んないだろ?
なあ,どうして欲しいのか言ってみろよ」
「はぁ…あ…っ……あぁ…っん……ぅ…嫌…やめて…っ……」
ブラジャーの布越しに,乳首が悪戯されるのを感じ,つかさは歯を食い縛った。
それも,闇雲な触り方ではない。
先端に指の腹を触れさせ,丸く円を描くようにして転がす……決して強すぎることのない,軽い
刺激が何度も何度も執拗にじわじわと与えられてくる。
……っ…あ…ぁっ…感じない…こんなの感じないっ……
胸の先端で……どうしようもないほどの狂おしさが渦巻いてくるのを,つかさは懸命に否定しよ
うとした。
しかし,否定するほど……触られる乳首が,甘く疼く。
ソコを触られる性感が,じっくりと意識させられてくる。
男たちのねっとりと絡みつくような愛撫は,耐えようとすればするほど,逆に意識の集中を呼び,
つかさの防壁を内側から取り崩してくるようだった。
「見ろよ,この白い胸のエロいこと。ピンクのブラジャーなんて,自分を可愛く飾ってこれで何を
誘ってんだ? 男を欲情させてよ,イヤイヤと言いながら,こういう風にイヤらしいことされるの
が目的なのかよ?」
「うへへへっ,お嬢ちゃんの乳首……ほれ,俺の指で,もう硬くなってるんじゃねぇのか?」
「やっ…やめて…っ……ん,んっ…嫌っ……ソコ…触らないで…」
胸の膨らみに取り付き,先端の硬い丸みを指で弄ぶ男たちの指先。
気を弛めれば,切なく声が漏れてしまいそうになる。
「どうよ……ココ? こんな,すけべオヤジどもに敏感な乳首を責められて……お嬢ちゃんだって,
感じちゃうか? ひひひっ…相当,気持ちよさそうだな?」
「お嬢ちゃんみたいな綺麗なコだって,ココを触られれば感じちゃって,もっと色んなイヤらしい
ことして欲しくなるよなあ? げへへへっ……ココとかよ?」
「いひひひっ…そろそろ頃合いか?」
男たちの手が,下半身で新たな蠢きを始めるのを,つかさは感じた。
「あ,ぁっ…! やっ,やだっ…待ってっ……ソコは嫌っ!」
捲り上がったスカートから露わな,白い太腿に絡みつく浅黒い手。
ヒップの谷間を這う指。
それらが,一斉に両脚の間へと潜り込んでくる。
「くっ,うぅ…んんぅぅっ!」
両脚の間に前後から差し込まれ,可憐な刺繍やレースが施されたピンクのパンティに,くくっと
押し当てられた太い指。
……っうああっ…か,体がっ……だっ,駄目っ……
ソコに触れられた瞬間……ビリリッと痺れる快感が背筋を奔り,つかさは声を上げて背中をビク
ンと大きく反り返らせた。
「ほぉら……やっぱり,もう濡れてるじゃねぇか。ココが一番感じるんだろ?」
男の辱めの言葉にカッとなり,体をよじって手を振り払おうとしても,それはただ,上体や腰を
くねらせる程度にしかならない。
「そうか,そうか……ココが,そんなにイイか? 堪らないくらい感じるか?」
「じゃあ,みんなで触ってやるか。へへへっ,もっと気持ちよくして欲しいんだろ?」
「嫌っ…ち,違…っ!…うぅっ……く…くっ……んん!」
「ホント可愛いパンティだな。これが,アイドル女子校生のお洒落な身だしなみか? にしても,
このヒラヒラは反則だろ? ひひひっ,たっぷり可愛がってやりたくなるじゃねぇか。ほれ,触っ
てやるから,もっとお尻をくねらせろや」
股間に群がった手が,パンティ越しの秘部を探り始める。
つかさは,歯を食い縛り,抵抗を奪われた体で必死に藻掻いた。
しかし,拘束された体は,あっけなく男たちの手の侵入を許し,探られる敏感な弱点をその抑え
きれない反応で教えてしまう。
「っ!…ソコは……っ……お,お願いっ……んうぅ…っ!…いっ……ゃあぁっ…」
美麗な下着越しに,つかさの「女」が,淫らな幾つもの指に探られる。
熱い雫を滲ませる秘裂を,指の腹が絶妙な加減で捏ね回し,前後に往復して擦り上げ…
秘裂の端では,最も敏感な珠を刺戟する指が,くるくると丸くなぞって押し動く。
同時に,ブラジャー越しに,左右の硬くなった乳首を執拗に転がし続ける指先。
……感じない…っ…こんな……しつこくて…気持ち悪い触り方…絶対,感じないっ……
そう思いたいのに,股間がビリビリと痺れ,全身に鳥肌が立つ。
体の芯が,快感に……覚えてしまった忌まわしいものに,熱く燃え上がっていく。
「ココが,女子校生のアソコかぁ……随分,敏感じゃねぇか。綺麗なお顔してても,イヤらしい体
だなあ,おい?」
「もっと声上げてもいいんだぜぇ? そら,耳の中舐められてブルブルしてんじゃねぇか。我慢し
てるの,バレバレなんだよな,ひひひっ……」
「あ,ぁっ…ううぅ…っ……感じてなんか…んっ…」
親衛隊の男たちと似ているがどこか違う,積もり続けた女体への飢えをぶつけてくる男たち。
男たちの愛撫は,つかさが必死で耐えようとも……それが無駄と言わんばかりに,耐える気持ち
が崩れ折れるまで,延々と続けられるような絶望感に溢れていた。
その執拗さは,そうされれば,女の体が反応するのを知っているというより……女の体の隅々に
まで執着し,欲望をたぎらせた,淫欲に満ちたケダモノの飢えを感じさせる。
「はぁ…はぁ…っ……あ,んんっ…こんなの嫌……嫌…ぁっ…」
「そんな,イヤがんなって。お嬢ちゃんの性感帯,みんなで気持ちよくしてやろうって言ってんだ
から。ほれほれ……本当は,凄ぇ気持ちイイんだろが?」
耳元にイヤらしく囁く男が,ブラウスのボタンを1つ1つ外し,ブラジャーに包まれた白い胸を
露わにしていく。
「んっ! ああっ…やめてっ……脱がさないで,お願い…いやあ…っ……」
「お嬢ちゃんは,目ぇ瞑って快感だけ感じてりゃいいんだよ。たっぷり,好きなだけ気持ちよくし
てやるからよ。へへへっ,何だか,甘い香りがするぜ…お嬢ちゃんの唇はよう」
「あっ…んんむっ!」
横合いから唇が奪われる。
ビクンとするのと同時,不意をつかれた唇には,欲望に満ちた舌が侵入してきた。
……ああ,そんなっ……やだ…やだ………離してっ……
唇が荒々しく貪られ,こじ開けられた口の中で,逃げ惑う舌が絡め取られていく。
その汚辱感……つかさは,抵抗しようとする意識が,ボゥと薄くなるのを感じた。
……あぁ……胸が…っ……
ブラジャーが脱がされていく…
目隠しをされた中,上気した肌が,外気に触れるのをつかさは感じた。
「おぉっ,綺麗なオッパイが見えてきたぜぇ…やだやだと言いながら,ココも感じちゃうんだろ?」
「ん……んうぅ…っ!」
強引なキスを受けるその下では,暴れようとする手足をガッチリと抑えられ……男たちの手に,
寄ってたかって白い乳房が露出させられていく。
許されたのは,ただ,男たちに体を弄ばれて,ビクビクと淫らに反応を返すことだけだった。
「凄ぇ,色っぽい姿だな。このブラジャーを脱がしてやる瞬間って,堪んねぇ……こんなオッパイ
見せつけられちゃ,むしゃぶりつきたくなるってもんだぜ」
「乳首…だぁ……うひひひっ…お嬢ちゃんの乳首,本当にピンク色してんだなあ? でもよ,ココ
何だか硬くなってるみたいだぜぇ?」
「あ…あぁ……っ……」
思わず,カーッと顔が火照った。
ブラウスを開かれ,裸にされた乳房……
男たちの,ギラギラと飢えた視線を痛いほど感じる。
……あぁ…っ…もう……どうにか…なりそう………
つかさは,唇を奪われながら,乱れた呼吸で息苦しく喘いだ。
剥き出しの胸に注がれる,男たちの目。
それは,目に見えない分,想像するしかなく……
見えているときよりも,余計に落ち着かない不安感が増し,胸の奥で何かがザワザワと掻き立て
られてしまう。
「ひひひっ……」
「ぃっ……ぁぁ…っ…!」
不意に,両胸の先端に奔ったズキンとした痺れ。
男たちの顔が胸に埋められ,左右の乳首が同時に舐められるのを感じ,つかさは上半身をイヤイ
ヤと左右によじった。
「乳首だぁ……舐めてやる……ほれ,ほれ…どうだ…感じるか」
温かく濡れた舌先が,乳首を転がし……
ヌメヌメとした感触が,絡みついてくる……
見えなくとも,脳裏に浮かんでくるその光景は,ひどく官能的でドロドロとした淫らさに溢れて
いる。
「……っ…ぅ……ん…っ!…」
つかさは唇を奪われながら,舌の動きが敏感な処に触れる度,ビクンビクンと胸を小さく痙攣さ
せた。
「乳首,舐められるのが,そんなに気持ちいいか? ビクビクさせやがってよ」
「スケベな乳首しやがって……堪らねぇな…コッチも生で触ってやるよ」
感じていることを隠せないつかさを,更に責め立てようと,男たちの手がパンティの中に滑り込
んでくる。
前からも,後ろからも……
……ああっ,駄目っ! 手を中に入れないでっ……
その瞬間……
腰を熱く熔かす鋭い痺れが,脳を白く灼き貫いた。
「はぁ…あっ!……あぁ…ぁああぁっ!」
つかさは,塞がれた唇の中でくぐもった悲鳴を上げ,背中を弓なりに反らす。
……声がっ…変な声が…もう,我慢できないっ……
必死に我慢していたモノが崩れていく。
こんなコトをされて,悦んでいるなどと思われたくない。
けれど…そんな抵抗は,もう無駄なことだった。
「いひひひっ……可愛いパンティの中は,もうドロドロじゃねぇか」
「濡れまくりだな,おい? もしかして,イヤらしいオヤジにされるのが興奮すんのか?」
「ほれ,この指が感じるんだろ? 体は正直だな?……お嬢ちゃんのスケベなここ,グチャグチャ
にしてやるよ」
「はっ…ぁ…ぁっ!…やっ,やだっ…んんっ!……く,ぅうぅんっ…!」
下着の中からグチュグチュと聞こえてくる,くぐもった水音。
秘裂が,幾つもの指にえぐられる。
……こんな…っ……下品な…男たちなんかにっ……
つかさは,喘ぎながら,男たちの腕の中で身を激しくくねらせる。
一度は絶頂の寸前まで高められながら,それを目の前に留め置かれた体…
つかさが,絞り出すようにしながらも声を上げ始めるまでに時間はかからなかった。
第4回
「んんうっ…く,くく…ぅ…んっ!」
体中を這い回る舌と指の快感に,ついに迎えさせられた絶頂の高み。
つかさは,体を小刻みに震わせ,喉の奥からの甘く小さな叫びを漏らした。
……イ…イッて……しまった………
はぁはぁと,荒い息を断続的につく。
ついに達してしまった絶頂の余韻に,全身が熱い痺れに包まれてくる。
そして,じわじわと込み上げてくる………敗北感。
……こんな……男たちに……イカされてしまう…なんて…っ……
つかさは,悔しげに喘いだ。
確かに……もともと,勝てると思っていたわけではない。
むしろ,勝てるはずがないとは思っていた。
それでも……こうして男たちの好きなように弄ばれ,その結果,これから男たちの満足するまで
犯され続けるのだとしても,真中の温もりを忘れなければ,必ずまた戻ってこれるとも思っていた。
……必ず戻る……そう決めた…はずなのに……
とても辛い。
男たちの淫戯に溺れ,晒してしまう自分の淫らな姿。
何度,この……浅ましく,恥知らずな自分自身と対峙すればよいというのだろう。
今までも,これからも……凌辱の後でそれを十分に思い知らされ,そして自分の心を再び真中の
元に戻すまでに,いったいどれだけの葛藤を繰り返し,またくぐり抜けていかねばならないのか。
……あたしは……
つかさは,僅かに口元を歪める。
それでも,頑張りたい……
今まで何度もそうしてきたように……つかさは目を瞑り,震える心でそう願った。
……だって……だって……
訳の分からない哀しみの感情が,つかさの中に渦巻く。
好きでもない男と全裸で肌を合わせ,抱かれる毎に募っていく何か…
少しずつ,少しずつ……何かが変わり,何かが崩れ,何かが増していく。
男たちに犯される1回1回の重みは,決して同じではなかった。
それに気づいたのは,いつのころからだろう。
真中を想い,耐えようとする心は徐々にきしみ始め,いつしかその苦しさから逃れることを求め
てしまう。
逃れるために,快楽に溺れようとしてしまう。
イッてしまうだけではなく…
快感を求めてしまうだけでもなく……
それ以上に。
……あぁ……あたしは…っ……
つかさは,胸を震わせた。
今まで,考えないようにし,決して言葉にしなかったことが,目の前に迫ってくる。
それが,もう避けられないほど大きくなっていることを,つかさは認めるしかなかった。
……あたしは……淳平くんを……想う苦しみから,逃れようと…している……
それは,つかさに突き付けられた,断罪すべき行為と秘めた胸底だった。
無理矢理に抱かれている振りで,自分を誤魔化して飾ってきたこと。
しかし,本当の自分は,男たちに進んで抱かれたがっていた…
真中を想い続ける苦しみから逃れるために,自ら抱かれようとしていた…
そうして……真中を,忘れようとしている。
……こんな女じゃ……あたしは…自分を許せない……
あの温もりを,自分から忘れようとするなんて。
こんな男たちに自分から抱かれ,悦楽の渦に溺れようとするなんて。
……だから……
だから,頑張ろうとする。
前にも増して……自分を否定し,嫌悪し,重い鎖で心を強く縛ろうとする。
だが……
何度も刻み込まれた悦楽の深みは,つかさの良心や理性では抗しえないほど,容易に体を甘美に
蕩かしていく。
ピンと張り続けられた糸は,いづれは切れる運命でしかない。
終わりの見えない凌辱の日々は,つかさの心を逃げ場のないところまで追い詰めていた。
「どうした,お嬢ちゃん? もうイッたか?」
「へへへっ,イクわけねぇよなあ? 何せ,イッちゃったら,あの兄ちゃんたちと同類扱いされて,
負けになっちまうんだろ?」
「そうか,それじゃあ,恥ずかしいコトされても,証明するために頑張るしかねぇよなあ?」
乳首に吸い付く男が,舌先で先端を転がしながら,ニヤニヤと笑い……
舌なめずりする男の声が,目の前から両脚の膝元へ……下の方へと沈んでいく。
「…く…っ……」
つかさは,唇を噛んだ。
まだまだ,辱めは終わりを見せようとはしない。
……本当に…あたしが降参をするまで……やめないつもりなんだ……
負けを認め,今後は自分から男たちに犯されることを了承するまで…
そこまで考えて,力なく首を振る。
いや,そうじゃない。きっと違う。
この男たちも,親衛隊たちも……
多分,ここで負けを認め降参を言ったとしても,それを聞き入れることはない。
もっと,もっと……
負けを認めるどころか,たとえば泣いて許しを請うまで徹底的に…
どんな恥ずかしいコトにも逆らわず,男たちの要求通りに隷属するまで…
自分を深いところまで堕とし,欲望の限りに嬲り楽しむつもりなのだ。
「お嬢ちゃんだって,こんな中途半端にされたら辛くて堪らないよなあ? もっと凄いこと,シテ
欲しいだろ?」
足元に屈み込んだ男の大きな手が,両膝にかけられる。
その中心で,男の荒い息が太腿に触れた。
「…っ……ぅ」
まだ,終わらない……
それは,良いことなのか,悪いことなのか……つかさには,もう分からなかった。
「この脚……短いスカートで誘いやがって…へへへ……このアングルも悪くねぇな」
「ぁっ……ん…く…うぅっ……や…やめて……」
ふくらはぎから膝頭を越えて,ツツーッと這い上がってくる温かな舌が……太腿の内側で,何度
も往復を繰り返す。
太腿に奔る,そのゾクッとした甘美な痺れと疼きに,つかさは再び息が上がってくるのを禁じ得
ない。
「げへへへっ,丸見えだぜぇ……パンティの中で,スケベおやじどもの指に,エッチなコトされて
いるお嬢ちゃんの大切なアソコ……今度は,俺の舌で味わってやるからな」
「ぁ……ぅ…っ……そんな…い…いや……」
少しずつ,男の顔が潜り込む両脚が開かれていき……
温かな舌の感触が,ゆっくりと……スカートの中に,奥へと侵入してくる。
ゆらゆらとした舌の感触と,股間に突き刺さる視線。
……駄目…っ……それ以上は…こないで……奥にこないでっ……
顔が火照る。
再び,体が熱くなってくる。
つかさは,奥に侵入してくる男の顔から逃げようとしながらも,逆にヒップを掴み抱き寄せられ
てゆく腰が,絶望と……期待の戦慄きに震えるのを覚えていた。
……違うわ……そんなの…違う……
否定は,ただの願いにすぎなかった。
男の舌の感触が,秘部に近づいてくる…
ただ,それだけで,つかさのソコは狂おしい期待感にジリジリと疼いた。
意地悪しないで…早く…強く……
快感を待ち望む体の奥からの欲求の声が,今にも大きく燃え上がるべく悦びの声を上げる準備を
してしまう。
「ああぁぅ…っ」
股間寸前まで到達した,男の顔とイヤらしい舌に,一気に腰の性感がざわっと膨らんだ。
思わず腰を引こうとしても,抱き寄せられた腰はそれが許されない。
「そらそら……逃がさねぇって。俺の舌が,そんなにイヤか? でもよ……うへへへっ……ココを
直接舐められたら,お嬢ちゃんはどうなっちゃうんだろうなあ?」
「く,くっ…ぅ…うぅ…っ……あ…ぁぁっ」
ガッチリと抱え込まれた腰の中心で両脚を開かれ,パンティ越しの火照ったソコを,チロチロと
触れなぞってくる舌先に,堪らず声が上擦ってしまう。
……こんなの……こんなのっ……く…悔しい…っ……
パンティ越しに感じる,軟らかな舌の揺らめき……つかさは,抵抗もできず,腰をブルブルと震
わせる。
許せなかった。
焦らすような舌責めに,男の思惑通り体を疼かせ,腰を戦慄かせてしまう体も…
そんな自分の浅ましさを,正面から認めることができない胸の内も…
ここまで本性を晒しながら,それでも真中を求め,すがろうとしてしまう身勝手さも…
「つかさちゃん,もしかして気持ちよくなっちゃった? 変態だって認めて降参するかい?」
面白がるような親衛隊の声に,それを即座に否定し反論することすらできない。
……あたしは……
何を,どう考えればいいのか分からない。
ただ,どうしようもなく……ぶつけようのない憤りが沸いてくる。
「……っう……」
つかさは,拘束された拳を握り締めて無言で顔を背けた。
「へへへっ,そうだよな。健気なお嬢ちゃんは,またまだ頑張るんだよな? こっちだって,ちゃ
んと味わってないんだ。そうこなくちゃ,だぜ。ご褒美に…たっぷり舌で可愛がってやるからよ」
「…っ…くっ…」
パンティが太腿まで引き下ろされ,生温かい息が秘部にかかる。
……あぁ……とうとう……
つかさは,顔を男たちから背けたまま,目隠しの中で目をギュッと瞑った。
「うへへへっ……可愛いじゃねぇか」
「…っ…うぅ…」
羞恥の声が漏れそうになるのを,懸命に口を結んで耐える。
……嫌なのに……
そう思う事実にしても,真実ではないことを,もう何度も思い知っている。
哀しく呟く言葉は,空しく上滑っていくしかない。
「凄ぇヌレヌレだなぁ,お嬢ちゃんのココはよ? 嫌がる振りして,本当はシテ欲しくて仕方がな
いんだろ,え? スケベな体だな。いひひひっ,じゃ,ご期待に応えてやるか」
男の顔が,ゆっくりと……秘部に埋められてきた。
「ん,んぅ……っ…ぁああっ!」
舌先が秘肉に触れた瞬間,ビクンと腰が跳ね上がる。
押し殺すことの叶わない,甲高い悲鳴が上がった。
耐えがたい辱め。
しかし,それを圧倒的に上回る強烈な快感が,怒濤のように襲ってくる。
……い,いけないっ…!…こんなの,駄目っ…!…
親衛隊たちに焦らし続けられ,ようやく絶頂を得ることができた体は,いつも以上の熱を乳首や
秘部にこもらせていた。
灼けるほどに蕩けた疼く秘肉を,太くくねる舌で弄ばれては一溜まりもない。
股間に閃いた,ビリリとした電気のような痺れ。
それは,腰全体へと広がり,堪えがたい激しい衝動を体の中に渦巻かせていく。
「っあぁ…っ!…ぁっ…くっ,んぅ…っ……駄目…イヤ…イヤ…っ…」
つかさは,むしゃぶりつかれる責めから少しでも逃れようと,爪先立って細い腰を浮かせながら,
それでも潜り込んでくる舌にブルブルとヒップを震わせた。
「どうだ…イヤらしいオヤジの舌は……凄ぇか? お嬢ちゃんのココも,後から後からイヤらしい
蜜が溢れてくるぜ……そら…たっぷり舐めまくってやる」
唇が花びらにむしゃぶりつき,クネクネとした舌先が深く秘裂をえぐってくる。
その度に,股間からはグチャグチャと淫靡な水音が沸き起こり,つかさの耳に響いた。
「あ,ああっ!……しないで…そんなこと嫌ぁっ……あっ,あぁんっ……駄目ぇっ!」
閃く強い痺れが,背筋の神経を駆け上がり,脳を白く灼き貫いてくる。
……もう……抑えられないっ……
つかさは,細い顎を美しく仰け反らせ,悩ましい叫びを上げた。
心の奥底で,何かが外れようとしているのが分かる。
暗闇の中,つかさは,みるみるうちに大きくなり迫ってくるソレを見つめていた。
体の中で荒れ狂う,抗うことのできない衝動。
気持ちいい。
気持ちよくて,堪らない。
もっと,もっと気持ちよくされたい。
そんな気持ちが,どうしようもないほど大きく膨らんでくる。
いけないと思うほど,酷いことをされていると思うほど,体も脳も熱く痺れてしまうようだった。
快感が押し寄せてくる……
……いぃ……また…あたし……イクっ……もう我慢できない…っ……
つかさは,あっけなく絶頂の高みに追いやられていくのを感じた。
「あぁ…んっ……くっ…ぅぅんっ……っぅ…あぁ……んん……嫌…嫌っ…ぁ…ぁ……」
「どうだ,もうイキそうか? ひひひっ,イクんだろ?」
「うぅっ……んっ!…イカない……イカないわ…っ…く…ぅ…駄目っ…っあぁあぁぁっ!」
敏感な性感帯を舐められ続け,昂ぶる快感に為す術もなく絶頂へと向かうつかさの貌。
言葉では否定し,必死に我慢はしていても,男たちにそれが分からないわけがない。
眉根を寄せて顔を歪め,ふるふると胸を震わせ,官能的な掠れ声を漏らす,その悩ましい仕草…
……イカされて,色っぽい貌をしてるくせによ…へへへっ,もっとイカされてぇか?……
征服欲を掻き立てられる男たちは,込み上げる激情のままに,つかさの甘美な体を貪り続ける。
「そうか,そうか。まだイッてないんだな。じゃ,まだ続けさせてもらうぜ。今度は,俺が舐めて
やるよ。いひひひっ,お嬢ちゃんが弱い処を探ってやるか?」
「へへへっ,ちゃんとイキたいよなぁ? こんなんじゃ,足りねぇか? 乳首の周りを舐めてやる
だけで,堪らなそうに体をくねらせやがって……焦らされるのは我慢できねぇだろ? そら,この
イヤらしい乳首をチュウチュウ吸ってやる」
「あぁんっ…待って…お願いっ……うぅ…んっ……もう…嫌ぁ…っ!…」
絶頂の余韻さめやらぬまま,つかさは四肢をビクビクと震わせた。
貪るようなキス…
体に受ける恥辱…
飢えたケダモノにむしゃぶりつかれるような,全身への責め。
その下品さとは裏腹に,甘く切ない心地よさが全身を包み込んでくる。
好きなように体を弄られる屈辱を受けているというのに,それをもっと求めようとする恍惚とし
た官能の悦びが溢れてくる。
どんなに耐えようとしても,この淫らな責めに拒絶ではなく……より深いものを得ようと,心と
体が勝手に同調してしまう。
……もう……駄目…っ……
白んでいく意識の中,つかさは,我慢が限界を超えるのを知った。
男の太い舌が,秘部にねじ込まれ,内部で蠢く。
……そんな処まで…っ…ぁぁっ……これ以上は…あたし…あたしはっ……もう…っ……
悦楽に……体が,脳が麻痺していく。
「あぁ,もぅ…嫌…駄目なのっ…離して…っ…赦して……ぁっ…あ……んうんうぅっ!」
つかさの中で,何かがふつりと切れる。
絶頂に達する刹那…
つかさは,より強い快感を求め,腰が大きくくねるのをもう止めることはできなかった。
「ホント綺麗な肌してるよなぁ。いっぺん,お嬢ちゃんみたいな女のコを,こんな風に舐め回して
やりたかったのよ……どうよ? お嬢ちゃんだってイイんだろが? イヤイヤ言ってるわりには,
どこもかしこも気持ちよさそうじゃねぇか」
「はぁっ……はっ…ああん…ぅっ…そんなこと…くぅ…ぅん…はっ……はぁ…んっ…」
ちゅくちゅくと,唇に含まれた乳首が舐められ,甘く吸われている。
ブラウスを完全に開かれた上半身では,柔らかな胸元から腹部に至るまでの色白の肌全体が,押
しつけられた幾つもの唇とヌメヌメとした舌に這い回られていた。
そして……とめどなく熱い蜜を溢れさせる秘裂を,隅々まで舐め回し,膣内へとねじ込んでくる
太い舌。
……体中が…舐められて…凄く…か…感じちゃう…っ……
つかさは,全身から込み上げる快感に,匂い立つ艶やかな色気を吐息に込めて喘ぐ。
敏感に硬く尖った乳首が,舌に弄ばれて……子宮がざわめく。
その欲求に突き動かされるように,むしゃぶりつかれる秘部は,更なる責めをせがみ,男の唇に
強く感じる処を押しつけながら,腰を前後に動かし続けていた。
……あ,あぁ…こんなこと,自分からしているなんて…何て恥ずかしいの……でも…駄目…凄く…
気持ちいい……感じすぎて……腰が…止められない……
我慢に我慢を重ねた反動は,異常なほどの肉欲を昂ぶらせ,淫らな行為を求めてしまう。
頬を快感と官能の興奮に紅潮させ,優美な曲線を描くヒップを自らくねらせる美少女の姿態。
その蠱惑的な貌は,男を誘惑し,ふるいつかせてしまう妖艶さに満ちていた。
「うひひひっ,俺の舌の味はそんなにイイか? 自分からクイクイと腰を動かしやがってよ…可愛
い顔して,まったく凄ぇイヤらしい体だな。ほれほれ…この舌が堪らないか」
「っああ,あっ……ん,んぅ…っ…」
つかさは,長い睫毛を切なく伏せ,辛そうに溜息をつく。
秘部に顔を埋めた男の,嬲るような言葉にも,もはや反論することはできなかった。
それどころか,その下品な言葉を漏らす男の唇が求めるままに,熱く濡れた秘部を押しつけ滑り
動かしてしまう。
……あぁ……こんなの駄目なのに…腰が勝手に動いて……イキそう…っ…もう…感じるのも,イク
のも……あたしの中のイヤらしい気分も…何もかもが止められない……
普通の女のコならば,こんなことされて感じるなんて,多分あり得ないのだろう。
けれど……
……あたしは……もう………
自分のことが,よく分かってしまった。
この……男の要求する通りに,反応してしまう体。
次の絶頂を求めて,乳房も秘部も……全身が,燃え上がっていく。
忍耐を崩壊させ,絶頂を迎えてしまった心と体は,もはや狂い始めていた。
「うへへへっ……今度は俺だぜ。イクまで舐めまくってやるからな」
「はあっ……ああっ…も,もう……駄目なのに…あっ,ああっ……んっああぁっ!」
「いいから,いいから……な? お嬢ちゃんは,今度は俺とキスしようぜぇ」
「んっ…んうぅっ…!」
代わる代わる男たちの顔が,下半身と上半身それぞれに埋められてくる。
その伸びてくる舌で,上下両方の口を犯されるつかさは,ビクビクとした痙攣で絶頂を訴える。
「あぁぅっ…!……ん,んっ!…そんなことっ……も,もう…っ……んっ,んむぅぅ…っ!」
否応もなく,いつ終わるともしれない悦楽。
止むことなく秘部に閃き続ける,電気のような痺れ。
「あ…ぁ…あっ……はぁっ…はぁっ……も,もう…駄目……赦して……」
「でもよ……まだ,イッてねぇんだろ? お嬢ちゃんが,何回もイキまくってるんならまだしも,
『気持ちイイ』とも『感じちゃう』とも言われねぇんじゃ,止めるわけにはいかねぇよな」
「うひひひっ…ココはどうだぁ? 吸われるのと舐められるのと,どっちがイイんだぁ?」
「ああ…ぁっ…はぁ…はぁっ…ソコは……ああんっ!…っく…うぅ…んんっうぅっ!」
秘肉を掻き分けた男の舌が,最も敏感な珠を探り出し,絡みついてきた。
悲鳴を上げようとする唇が奪われ,小さな舌と唾液が貪り吸われる。
「お嬢ちゃんだったら,憧れてる男どももたくさんいるんだろうなあ? いひひっ,このオッパイ
とかよ? 想像しているヤツだってたくさんいるはずだぜ」
「その憧れの的のお嬢ちゃんが,こんなに感じまくっていいのか? 尻まで振ってよ,堪んねぇな,
男をそんなに誘惑してどうすんだ? もっと気持ちよくして欲しいか?」
悦楽に呑み込まれゆく淫靡さ・艶めかしさは,女に飢えていた男たちを魅了し,際限の無い欲望
へと煽り立てていた。
この美少女を更に辱め,その体の隅々まで味わってやろうと,つかさの腰を後ろから掴んだ男が,
柔らかなヒップの膨らみに顔を埋めていく。
「え…っ……あっ,んっ,そんな…嫌っ…あっ,ぁあっ!」
男の意図を察し,身を必死によじって逃れようとするものの,周囲の男たちに体を掴まれ,前後
の男たちにそれぞれ腰や太腿をガッチリと抱え込まれては,肌に貼りついた唇と舌を引き剥がすこ
となどできるわけもなかった。
……あ…あぁっ…舌が…きちゃうっ……
ヒルか触手のような,軟らかく温かな物体が……奥へと侵入してくる。
「く…くぅ……っん」
つかさは,歯を食い縛った。
恥ずかしくて堪らない。
「ホント,凄ぇ可愛いなあ,お嬢ちゃん……ほれ,ちゃんと抵抗しなきゃあ,もっと恥ずかしいこ
とされちまうぜぇ」
「ひひひっ,コイツでお嬢ちゃんをイカせてやるよ…」
前からの責めと連動するように,ヒップの谷間を這う舌が……後ろの口に,触れてくる。
……は,あぁ…っ……
つかさには,そのくねる舌の様子が見えるようだった。
目隠しの中で目を大きく見開き,大きく吸い込んだ息を切れ切れに漏らす。
体の奥底からの,堪えきれない身震い…
それが,心の中まで浸食するように,ゾクゾクと迫ってきていた。
「あ,ぁっ……そんな…処っ……嫌…駄目……ん…あぁ…」
つかさは,燃えるような肌に汗を光らせ,押し殺した苦悶の吐息を漏らしていた。
前後からの舌先が,じわじわと敏感なそれぞれのソコを探ってくる。
先ほどまでとは一転した,緩やかな舌の動き。
しかも,前から股間を責めてくる舌は,一番触れて欲しい処には時折一瞬掠めるだけで,開かせ
た花びらの上でその周囲ばかりを刺激してくる。
「ぁ…あぁ…うっ……ぅん…っ…あぁ…んっ…」
堪らず,身をくねらせる。
気持ちいいのに,胸を焦がす疼きがひどく苦しい。
その疼きに堪えきれず……快感を追い求め,前後から男たちの顔に挟まれた腰をくねらせると,
期待通りに恍惚とした快感が身を包む。
しかし……
届かない。
それが分かってしまう。
確実に絶頂に向かっていくにもかかわらず,決して到達はできない予感に,狂おしく身が焦れる。
……あぁ……こんなの…っ……
つかさは,悩ましげに溜息を漏らした。
親衛隊も,この男たちも…
自分を抱こうとする男たちは,何度こうやって自分を焦らせば気が済むのだろう。
硬く尖った乳首を,転がし包み込む甘い刺激。
恥ずかしくも,ヒップの奥で蠢く舌に,疼きを強くしてしまう淫らな体。
焦らされるソコを,激しく舌で嬲られたいと願ってしまう狂おしさ。
イキたい……
切望してしまう。
メチャメチャになってしまうぐらい,イキたい……
募る疼きは,心の声となっていく。
「ひひひっ,腰が勝手に動いちゃう,か? こんなにスケベな体してるくせして,我慢してたら体
に毒だぜ? そら,イキたいか? イカせてって言ってみろよ」
耳に囁かれる男の言葉が,つかさを誘った。
つかさも…それを認める。
これ以上は,もう無理だった。
「……せて」
小さく呟いた言葉は,つかさの心に,はっきりと形を成していく。
こんな自分なんか,どうにでもなればいい。
表面上は取り繕っているくせに,一皮剥けばすぐにこんな本性を露わにしてしまう自分など,誰
かに愛される資格すらない。
ならば……体の求めるまま,堕ちてしまえばいい。
メチャメチャにされて……
それで,満足すれば……いい。
「え? 何だ? よく聞こえなかったぜ?」
つかさは,ごくっと唾を飲み込んだ。
今の自分を忘れられるならば…
たとえば……もう,それがドロドロとした肉欲の世界でもいい。
つかさは,そこに自分の身を置き,何も考えずに夢中になりたかった。
「もう……我慢できない。あたしを…イカせて……お願い…どうにでもして欲しいの…」
可憐な唇から,淫らな行為を求める言葉が紡ぎ出される。
自分を蔑む心は,今まで必死になって積み上げてきたものを,あっさりと打ち棄てることにもう
何の躊躇いもなかった。
「ぁっ……ぁ…くっうぅんっ!……やっ!…ん…っあああっ!」
何度,絶頂を繰り返しただろう。
「コイツぁ凄ぇだろ? そんなにイイか? そら,たっぷりと味わえよ」
「バイブなんて使われるの初めてか? この振動が最高だろ? またイクか?」
「あ,あぁん!……んんぅ!……っ…あ,ああっ…だ,だめぇっ!…」
男たちの愛撫を受け,熱い蜜を太腿まで垂らしているつかさの秘裂には,男根の形をした卑猥な
物体が突き刺さっていた。
右に左にと,くねる先端が膣内を掻き回し,沸騰した子宮を力強く突き擦ってくる。
押し広げられた小さな入り口が,回転し振動する胴体部で痺れさせられる。
……ああっ,イクっ…!…また,イッちゃうっ!……こんなこと…感じすぎて……あたし,おかし
くなっちゃうっ……
立て続けに,絶頂に追い込まれ,つかさは甲高い叫びを漏らした。
忍耐の堰が切れ,恥も外聞もなく身悶える。
「ひああ,ぁっ……う,うぅんっ!……感じちゃうっ……ぁ…あぁ…っ……んん…うっ!」
いつしか,つかさは,頬を濡らし嗚咽を漏らしていた。
……あたしは……
つかさは,気づく。
今まで,しがみついてきた心が,ついに手を離そうとしている。
……淳平くんに……あたし…さよならをしなければいけないんだ……
つかさは,知らず知らずのうちに気持ちを固めていた心を認めた。
とうとう,そのときが来てしまった。
瞼の奥が,とても熱かった。
身を切られるほどに辛い思いが,喉の奥に熱い塊となって迫ってくる。
今までの楽しかった思い出。
初めて出会った日のこと。
鉄棒での告白。
忍び込んだ保健室。
普通に過ごしてきた日々が,本当はこんなにも幸せな日々だったなんて…
こんなにも切ない思い出に変わるなんて…
……淳平くん……淳平くん……
絶頂に向かう予感の中,つかさは真中の名を呼び続ける。
楽しかった思い出の中には,いつも自分を見つめる真中がいた。
……好きだよ…とっても……好きすぎて辛いよ……
でも,もう戻れない。
躊躇いはない。
ただ……
……ありがとう……淳平くん……
その一言が,どうしてあのとき伝えられなかったのか……
つかさは,涙を流しながら,甘く乱れる声で切なく泣き悶えた。
追い詰められる。
逃げ場もなく,追い詰められる。
しかし……もう,この快感を,誤魔化して逃がす必要はなかった。
「あ…あぁ…んっ……もう…もう…っ……」
「うひひひっ,イクのか? こんなことされて,イッちゃうのか?」
つかさは,無言のまま小さく頷く。
胸を吸い,首や耳の中にねじ込まれてくる舌。
ヒップの奥を這い,最も敏感な珠に吸い付く唇。
秘裂をえぐり,入り口を何度も押し広げて蠢く……卑猥なバイブレーター。
……こんな……イヤらしいことされたら……何も考えられない…狂っちゃう……
それは,つかさの望みそのものだった。
「俺に舌を差し出せよ。へへへっ,絶頂のキスをしようぜ」
抗う必要は無く,むしろ男の要求に進んで応じたかった。
つかさは,小さな舌を出し,自ら男の舌に絡めていく。
「くむっ!…ん…く,くっ…!…ぁ…んんっ!」
つかさは,目を瞑った。
気持ちいい…
我を忘れるほどの快感に,全身が痺れ蕩けてしまう。
けれど……
つかさは,この恍惚感の中,なおも体の奥底で燻り続ける炎を自覚していた。
イカされれば,イカされるほど……足りなくなってくる。
欲しい…
シテ欲しい……
うわごとのような言葉が,何度も繰り返される。
つかさの脳裏には,硬く強張った男の怒張が浮かんでいた。
……あぁ……もう……どうにかなりそう…っ……
満足できないものが大きくなってくることに,つかさは溜息を漏らす。
既に,数度の絶頂に追い込まれているにもかかわらず,体は本当の満足を求めて狂おしい熱に満
たされていく。
全身の肌が,ゾクゾクと粟立つ。
……あたし……これから…抱かれるんだ……
これからの時間を思い描き,胸が高鳴る。
ベッドで組み伏せられ,延々と男の欲望に貫かれ続ける自分の姿態…
突き入れられるペニスに,正体をなくすほど乱れ狂わされるこの体…
「んくっ…んっ,んうぅ…っ!」
体が硬直する。
一際大きな絶頂が,つかさをつかさを押し上げていく。
「あ,あ………イ…イク…っ…!」
その瞬間,つかさはビクンビクンと体を跳ね上げさせ,絶頂の声を上げた。
終わり
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