「さつきの夏」(酷暑編) 1.悪戯
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第1回
その日,バイトのさつきは遅番だった。
「あーあ,暗くなっちゃった。早く帰りたいなあ・・・こんなに遅いんじゃ,真中にも会えないし
・・・あーあ,つまんない」
ブツブツと呟くさつきは,外が暗くなった大きな店内の窓を見つめる。
真中の笑顔が思い浮かぶ。
・・逢いたいよう・・真中ぁ・・・真中もあたしのこと,考えてくれてるかなぁ・・
無意識のうちに,胸元に手をやる。
そこには,あのとき真中にかけてもらったネックレスがあった。
思いがけない告白を受けた合宿から帰ったその日のうちに,息せき切って家まで持ってきてくれた
プレゼント。
ブラウスの上からでも,その存在ははっきりと分かる。
・・あのとき,あたし・・・えんえん泣き続けて,真中を困らせたっけ・・ふふ・・
さつきの胸に,何とも言えない温かなものが広がってくる。
・・真中・・・
客が少なくなった店内,さつきは,真中を感じるネックレスを大事そうに握り締めた。
もの憂げな目で,レジカウンターに肘をついて立つさつきを,じっと見つめている目がある。
店長である。
一方的にさつきに横恋慕し,仲の良さそうな真中をクビにし,邪魔者がなくなるや,前にも増し
て執拗なセクハラを繰り返してくる小太りの中年男。
鈍く光るメガネの奧,店長は,さつきの形よく張り出したヒップに視線を突き刺していた。
・・さつきちゃん・・いいお尻をして・・今度は,もっと触らせてもらうからね・・
店長の指に,先ほどの柔らかな感触が蘇る。
さつきがレジに立ち,お客さんの相手をしているとき,店長はいつもカウンターの下で手を巡
らし,弾力のある柔らかなヒップを撫で回していた。
手がそこに触れた瞬間,ピクッと,さつきは反応する。
しかし,何事もないかのように,笑顔のまま客に応対する。
5本の指先に力を込め,やわやわと揉んでも,その態度は変わらない。
ただ,ヒップにきゅっと力が入り,その身を硬くするだけだ。
・・可愛いよ・・さつきちゃん・・・
店長にとって,さつきの反応は完璧だった。
客がレジから去ると,鋭い目で睨んでくるが,決して何も言わない。
他のどんな店より,格段に高い時給をさつきには出しているのだ。
文句を言って,クビになりたいはずがない。
さつきは,鋭い目で睨むものの,いつも唇を結んで俯き,おもむろに清掃を始める。
・・可愛いよ・・さつきちゃん・・・
店長の,邪な欲望は肥大していた。
「今日は,もう閉店にしよう・・・よし,さつきちゃん,真中が来ているよ」
思いがけない店長の言葉だった。
「えっ!?」
さつきは,驚きに目を大きくする。
さっきまでもの憂げだった表情が,一転して生気に満ちてくる様子を,店長は苦々しく思った。
「本当ですかっ!?」
嬉しさが堪えきれないその表情は,恋する女の顔そのものだった。
・・くそっ・・やっぱり真中のヤツ・・上手いことやりやがって・・・
今まで真中とのことを疑ってはいたが,こうまでさつきにあからさまな反応をされると,横恋慕を
続けてきた店長としては面白くない。
「あぁ。とにかく,さつきちゃんに逢いたいからバイトが終わるまで待つと言ってた。俺が店は閉め
ておくから,行ってきていいよ・・」
「ど,どこにいるんですか!?」
「奥の部屋で待たせてる」
歓喜に胸が躍るさつきは,憮然とした店長の言葉を,最後まで待たずに駆けだしていた。
「やったあ!! こんな事って初めてかも!! さっすが,あたしのダーリン!!」
・・あたしの願いが通じたのかも! 逢いたいだって! きゃー!! もう,ダーリンったらっ!
真っ先にキスして上げちゃおう!・・
店の裏,廊下の先にドアが見える。
「ヤッホー! お待たせー!!」
喜びいっぱいの顔で,さつきは勢いよくドアを開けた。
「おい! 早くドアの鍵を閉めろ! カーテンも全部引いておけ! ブラインドも全部だ」
店長は,店内に残っていた男たちに矢継ぎ早に指示をしていた。
「分かってるって」
男たちは,薄ら笑いを浮かべながらも,指示に従って行動をする。
ドアの鍵が閉じられ,カーテンが引かれる。ブラインドも降ろされ,外には光さえも通さない
勢いだ。
見る間に,店内の様子は閉店後のように一変していく。
店内に残っていた男たちは,客を装ったならず者たちなのだった。
・・最近,何だかおかしいとは思っていたんだ・・・くそっ,真中め・・あいつ,どこまでヤった
んだ・・・さつきちゃんの裸はもう見たのか? いや,裸にしただけじゃない。きっと,あの身体を
好きなように・・・畜生っ・・俺だって,服の上から軽く触るくらいしかしていないというのに・・
真中のヤツめ・・・自分だけのモノだと思うなよ・・・
心の中で盛んに毒づく店長の耳に,さつきの声が響いてくる。
「てんちょー! 真中,いないですよー! どこなんですかー」
閉店時間を過ぎていることに,安心しきっているのだろう。
声に続いて,裏手から店に続くドアが,無遠慮にバンと開く。
店長以外,もう誰もいないと思い込んでいたさつきは,ハッとして手で口を押さえた。
「お客・・・様?・・」
閉店時間は過ぎているはずだった。
その証拠に,店内の窓全てにカーテンが引かれている。
それなのに,まだ数人の客が残っている。
「見れば分かるだろ。お客様が帰られるまでは,閉店時間になっても閉店じゃない。商品だって,
まだ残っている」
「す,すみません・・・」
さつきは,頭を下げ,きまりが悪そうに店内に入る。
・・あちゃー・・・しまった。客はみんな帰ったと思っていたのに・・・失敗しちゃった・・・
こりゃ,帰るどころじゃないや・・ごめん,ダーリン,許して・・・
「カウンター,入ります・・」
「おっ,そうか」
さつきは,客の注文を受けるためにカウンターに入った。
「真中は,いなかったか? どうしたかな? 急用でもできたか・・・」
さつきの背後で,店長は薄笑いを浮かべていた。
「ありがとうございます。ご注文は,何にいたしましょうか?」
さつきは,にこやかな笑顔で客に応対する。
「へーぇ,いつも思っていたけどさ,近くで見るとやっぱり可愛いね。名前,さつきちゃんって
言うんだろ? 覚えたんだ。長居しちゃって悪いね。でもさ,その笑顔,ホントいいよ」
「あ,ありがとうございます・・」
男は常連の客らしかった。
さつきはあまり覚えていない。この手の客は,最近多いのだ。
馴れ馴れしい口調の,誉め言葉にお礼を返す。
頭を下げ,後ろに軽くヒップを突き出すその動作。
その瞬間,さつきの腰がピクンと反応した。
「・・っ!・・」
危うく声を上げるところだった。
少し後ろに突き出されたさつきのヒップには,店長の手があてがわれていた。
・・店長っ! また!・・・
さつきの,内心の怒りなど素知らぬ顔で,店長は客の声に機嫌良く答える。
「そうなんですよ。さつきちゃん,いい子でしょ? うちの看板娘でしてね」
愛想よくしゃべりながら,店長はその手を動かし,ヒップの上を滑らせてくる。
ホットパンツ越しに,ヒップの丸みを撫で上げる手の動きは,いつにも増してイヤらしく感じる。
・・あ,あっ・・やっ,やだっ・・
「ほら,さつきちゃん,お客様のご注文をお取りして」
何食わぬ顔で,店長はさつきに指示をした。
しかし,そのカウンターの下では,店長は,柔らかくも弾力のあるヒップを両手で好き放題にし
ていた。
円を描くように撫で回し,両手に包み揉みしだく。
堪らない恥ずかしさと悔しさを感じながら,さつきは耐えた。
「あ,はい。お客様,何にいたしましょうか?」
「そうだなぁ・・・まあ,とりあえずはコーラで・・・」
客の注文は,のんびりと始まった。
さつきの額に,うっすらと汗が滲み始める。
店長は舌なめずりをして,平静を装うさつきのヒップを楽しむ。
・・さつきちゃんのお尻・・・柔らかで・・気持ちいいよ・・・平気な顔をしてるけど・・さつき
ちゃん,本当は恥ずかしいんだよね・・ふふふ・・でも,もっと恥ずかしくして上げるよ・・ほら
・・ここを触られたらどうかな・・・
指先を,ヒップの谷間に這わす。
奧まで滑り降りる手で,美しい曲線を描く双丘を掴む。
「ん・・っ・・・」
・・やっ! そんなところをっ・・・
さつきは,悔しさと恥ずかしさに歯を食いしばる。
しかし,客の前では,そんな素振りを微塵も見せることができない。
「ポテトももらおうかな・・サイズは何があるの?」
「は,はい。ポテトのサイズは,SとLからお選びいただけます」
努めて笑顔のさつき。
店長の心の中に,どす黒いものが立ち込める。
・・恥ずかしいのに我慢しちゃって・・。でも,我慢しているさつきちゃんって,凄く可愛いよ・・
・ふふふっ,どこまで我慢できるかな・・どれ,もっとさつきちゃんのお尻を楽しませてもらうよ・・
そのとき,さつきは,自分のヒップに何かが当たるのを感じた。
同時に,店長が太い身体をぐぐっと押しつけてくる。
・・ちょ,ちょっと,店長っ・・
店長とカウンターに挟まれ,抗議の声を心の中で上げるさつきは,思わずハッとした。
店長の腰が,ヒップに強く密着している。
そのヒップの中心に,強く,ぐりぐりと当たっているモノ・・
・・あ!・・・
さつきの頬が,カーッと熱くなる。
それは,店長の硬くなった男性自身だった。
「店長っ!」
思わず声を上げ,さつきは,その場から跳び退こうとする。
しかし,すかさず,後ろから抱くように回された手が,さつきの身体を絡め取っていた。
「どうかしたのかね? ほら・・お客様が待っているんだよ・・」
「あ・・っ・・」
メガネの奧で,自分を見つめる薄い目つきに,さつきはゾクッとしたものを感じた。
欲望と興奮に歪んだ顔は,は虫類のような,得体の知れない不気味さを漂わせている。
「は・・い。すみません・・・。他に,ご注文はございませんか,お客様?」
そこにいる店長は,もはや,さつきが知っている小心者の店長ではなかった。
さつきは,逆らえなかった。
店長の目から逃げるように目を逸らし,カウンター向こうの客に応対する。
しかし,そんなことで,背後からの店長の触手から逃れることが叶うはずもなかった。
「そうだなぁ・・・あとはねぇ・・えーと・・」
・・あぁ・・・早くして・・早く・・・
焦れるさつきに構わず,のらりくらりとした注文が続く。
ヒップに押しつけられた男性自身は,勢いを増したようにぐりぐりと動いている。
さつきの身体に回された手が滑り降り,ホットパンツから伸び出た素肌の太腿に触れた。
・・え・・・やっ,やだっ,中に・・・・
びくっと身じろぎする身体を楽しむように,指はホットパンツの裾をかいくぐってくる。
なま温かく,汗でしっとりと湿った店長の手。
幅の広い裾に差し込まれたその手が,太腿の内側を撫で回す。
「いい子だねぇ・・・さつきちゃん・・」
猫なで声の店長の声が,さつきの恐怖を増幅させる。
・・こ・・怖い・・・助けて・・真中・・・
店長の手が,少しずつ・・少しずつ・・・じりじりと奧に這い進んでくる。
さつきは,身を硬くして,身体を這うナメクジのような手指に耐えた。
「はあ・・はあ・・」
店長は,今までにない興奮に呼吸を荒くしていた。
ガチガチに硬くなった股間の強張りで,さつきのヒップをマッサージするかのように腰を動かし,
谷間の奧まで届けとばかりに強引にねじ込む。
柔らかなヒップを感じる店長の腰に,ジーンとした得も言われぬ快美感が広がる。
さつきのヒップは,柔らかさも弾力も,そしてツンと上を向いた形も申し分ないものだった。
・・さつきちゃん・・さつきちゃんのお尻に・・一度こうやって押しつけてみたかったんだよ・・・
柔らかくて・・気持ちいいよ・・そして・・
店長は,今まで眺めるだけで我慢するしかなかった,さつきの白い素足を見つめる。
かつて,憧れに焦がれた脚は,ホットパンツの中まで侵入させた自分の手で,好きなように弄り
回している。
・・こんなところまで触られるなんて・・・イヤらしいだろう? ふふふ・・もっと奧まで触って
上げるよ・・
店長は,瑞々しい美少女の太腿を隅々まで撫で回そうと,ホットパンツの裾の中に入れた手を大き
く動かした。
さつきは,カウンターで客と正対しながら,心の中で驚愕にも似た声を上げていた。
・・うっ・・うそっ・・手が奧まで入ってくるっ・・
信じられないほど奧まで侵入した手は,敏感な鼠径部に到達し,パンティラインを楽しむように
ジワジワとなぞっている。
・・いやっ,そんなところまでっ・・・やだ・・っ・・それ以上,手を・・・
下半身を這う指に,注意をそがれそうになるさつきに,客の声がかけられる。
「あとはねぇ・・・んーと,まあ,そんだけでいいや」
「あ・・で,では,以上で・・ご注文はよろしいですか?」
淫らな動きの手指に必死に耐え,さつきの声が微妙に揺れる。
にこやかな笑顔の裏で,さつきは焦っていた。
パンティラインをなぞる指は,少しずつ,少しずつ脚の付け根を股間に向かって滑り降りていく。
店長の,なま温かく湿った手。太い指。
指はもう,両脚の間にまで迫っていた。
さつきの身体の中で,血液が熱く逆流する。
・・や,やだっ! もう,それ以上はっ!・・・
カッとした怒りが再び蘇り,さつきはキッと店長の方を振り向いた。
店長に対する,不気味さや恐怖が拭い消えたわけではない。
ただ,客がいることをいいことに,いくら自分が騒ぎも抵抗もしないからといって,いつまでも,
どこまでも触り続けることが出来ると思われることが許せなかった。
だいたい,『お触り程度』のことでもイヤで堪らないのに,ここまでされるとは正直,予想外の
ことだったのだ。
・・いつまでも調子に乗ってっ・・・
スツと流れた美しい眉を,怒りに顰める。
言いたいことは山ほどあった。
しかし,悠然と構えた店長の態度は,美少女に苛烈な怒り顔を向けられても平静そのものだった。
「なんだね? どうしたの? さつきちゃん。レジの打ち方でも忘れちゃったの?」
眼鏡の奧の細い目が,笑っているような気がした。
・・信じられないっ・・人の身体を好きなように触っておいてっ・・・
さつきの鋭い目にまったく動じることもなく,店長の猫なで声は,更に気持ち悪く続けられる。
「ほら,お客様がお待ちなんだよ・・・ここで見てて上げるから,レジを続けてごらん」
「・・・・・」
さつきは何も言えなかった。
目を伏せて唇をギュッと閉じ,客の方に向き直る。
・・あたしの意気地無しっ・・・
自分に毒づくさつきの後ろで,店長は会心の笑みに唇を歪めていた。
・・そうそう・・さつきちゃん。さつきちゃんは,いくらイヤなことがあったって,客の前で騒ぐ
ことができるような子じゃないんだよ・・・俺は知ってるんだ。さつきちゃんは,本当は責任感が
強くて・・人を喜ばすのが好きな優しい子で・・気持ちに素直で・・・看板娘というのが,最高に
ピッタリな女の子なのさ・・・・ああ・・大好きだよ・・さつきちゃん・・・
店長は,うっとりとした目で,さつきの背を見つめる。
店の制服に身を包み,長い髪を帽子から垂らしたその背中に,店長は口で表現できないような欲望
の昂ぶりを感じる。
・・最高だよ・・さつきちゃんの後ろ姿・・・
何もなかったかのような清々しい声で,明るく客に応対するさつきの下半身に,店長はゆっくりと
指を進め始めた。
敏感な素肌が,ビクッと反応する。
店長は,舌なめずりをして指を更に奧に進めていく。
すべすべとした瑞々しい素肌が,指に吸い付いてくるようだった。
・・こんなヤツっ・・・あたしは,何で好きなように触らせているのっ・・・
不埒な手を,強く振り払いたい衝動が込み上げながら,それができない自分に,さつきは歯がみ
する思いがしていた。
ホットパンツの広い裾の中に差し込まれた手は,全く無遠慮にさつきの素肌を撫で回す。
ゾワゾワと,鳥肌がたちそうなほどの気持ち悪さ。
・・店長のスケベ,痴漢,変態っ・・・やっぱり,あの顔をぶってやればよかった・・・
後悔が込み上げ,両手のこぶしを握り締める。
悔しくて堪らない。
客の男は,相変わらずのらりくらりとした態度を取り続けている。
「ああ,1237円ね・・・ちょっと待ってくれよ・・・っと・・・」
ゆっくりとポケットを探る男の前で,さつきは,ついに店長の指がソコに到達するのを感じた。
「ちょうどいいのが,なかなか無いな・・・こっちだったかな・・・」
ポケットのあちこちに,だらしなく手を突っ込む男の前で,さつきは腰を震わせていた。
・・いや・・・やだっ・・そこ・・触らないで・・・
緊張に立ち竦み,硬直したさつきの股間を,太い中指の先端が捉えていた。
さつきの唇から,無意識に息が漏れる。
「ぁ・・ぁ・・く,く・・・ぅっ・・・」
下着越しに宛われた指先が,グルグルと小さな円を描いてさつきの秘部を刺激している。
興奮に任せた,強い触り方では決してない。
むしろ,女の性感を,奥底からじっくりと引き出すかのような微妙なタッチ。
触られるという,肌の敏感な感覚が呼び起こされる。
・・何で・・・こんな・・あぁ・・・っ・・・
さつきの秘部に,じわじわと込み上げる甘い痺れ。
淫らな仕打ちを受けるさつきは,首筋に,全身に,じっとりとした汗を滲ませていた。
「ありがとうございます・・・ちょうど,お預かりします・・・」
必死に耐え,客に対応するさつきのピクピクと反応する腰を抱きかかえ,店長はニヤニヤと声を
立てずに笑う。
指の腹で,秘部の柔らかな膨らみを押し潰すように愛撫する。
・・どうだい? この指づかい・・・今まで電車や映画館の中で,いろんな可愛い女の子のアソコ
を,散々に弄ってきた指だからな・・・女の子の,ココの可愛がり方はよく知っているんだよ・・
ほら,少し感じてきただろ・・
店長は,満たされない溢れる欲望を,痴漢という行為に転じてきていたのだった。
恥ずかしさに俯き,頬を紅く染めながらもじっと耐える・・・そんな女の子の秘部を指で弄り回す
とき,店長は堪らないほどの興奮に酔いしれていた。
・・どんな女の子も・・ココを可愛がられるのには弱かったよ・・いやがりながらもトロトロに濡ら
してしまって・・・恥ずかしがるところが,また可愛いくてねぇ・・・ふふふ,さつきちゃん・・・
今までずっと,触って上げたかったんだよ・・さつきちゃんも,ココが弱いんだろ?・・・
パンティの縁を捲り上げ,指を内側に忍ばせる。
「はっ・・・」
やっと代金を受け取り,レジに入れようとしていたさつきの身体に衝撃が奔った。
ビクッと顔を上げる。
さつきは,秘裂の中心に宛われた指が,ピトッとそこに貼り付くのを感じた。
・・ここが,ついにさつきちゃんの・・・ふふふ・・やっぱり・・・
指に絡みつくヌルみに,店長はほくそ笑んだ。
店長の狙い通り,さつきは既に濡れていた。
・・ああっ! やめてっ! そこはイヤっ!・・・
直接,敏感なソコに触れられたショックに,さつきは腰を左右にくねらして応えた。
何とか指から逃れようとするものの,パンティの中でヒルのように吸い付く指は決して離れない。
・・いやぁっ!・・こんなのっ・・・指が,指がっ・・・真中っ・・・
指先が触れるところは,どこもかしこも耐え難いほどの電気を腰に奔らせる。
甘いが,神経に直接触れられるような強烈な痺れだった。
ただひたすら耐え難い甘美さに,さつきは膝がガクガクと崩れそうになる。
「んっ・・く,くく・・っ・・・」
淫らな指戯に腰が反応し,声が我慢できずに漏れ出てしまう。
・・敏感な身体をしているんだね,さつきちゃん・・・指から逃げようったってムダさ・・もっと,
もっと気持ちよくして上げるよ・・・
店長は,辛そうな表情で必死に耐えているさつきの表情を,横から覗き込んだ。
瞳が濡れ,潤んだ表情の美少女は,ゾクゾクするほどの色気を醸し出している。
・・綺麗だよ・・さつきちゃん・・もう・・こんなに濡れて・・・さつきちゃんの大切なアソコが,
俺に好きなように可愛がられて感じている証拠だよ・・・ふふふっ,さつきちゃんが,こんなに
エッチな身体をしていたなんてね・・・
店長の胸の中で,どす黒い欲望がこれ以上ないほどの勢いで膨らんでいく。
店のカウンターの下で,逃れようとも逃れられないさつきの股間を,秘裂の形に沿って指が動いて
いる。
秘裂に浅く沈んだ指が,前後に動きながらブルブルと小刻みに振動する。
「ぁ・・んぅ・・っ・・」
さつきは,わなわなと身体を震わせていた。
綺麗な顔が,羞恥に真っ赤に染まっている。
カウンターの下で,淫らな仕打ちを受けていることは,誰の目にも一目瞭然だった。
「あ・・・ありがとう・・ございました。テーブルまでお持ちしますので・・お席について・・少々
お待ちください・・」
両手をギュッと握り締めながら,やっとそれだけを返す。
込み上げてくるものの大きさに,引きつるほど全身を硬直させ,唇までも震わせている。
耐えきれないように,睫毛をそっと伏せる美少女の姿。
「ぉ・・ぉぅ・・」
客を装った男たちは,その扇情的な表情にごくりと唾を飲み込む。
客の注文がやっと終わった。
店長の指,そして身体が離れていく。
「は・・ぁぁ・・・っ・・」
大きく息をつくさつきの望みは,早く店を出ることだった。
自分を好きなようにした店長は許せないが,かといって何か報復をしたいわけでもない。
とにかく早く店を出たかった。
しかし,少女のそんなささやかな望みでさえも,所詮叶うはずのない無力な望みだった。
昂ぶるだけ昂ぶった欲望を全身にみなぎらせ,男たちはカウンターの美少女に近づいた。
第2回
「さつきちゃん,どうかしたの? 何だか具合が悪そうだね?」
「こっちで,少し休ませてもらったらどう?」
「だ…大丈夫です…」
ボゥとした顔を上げたさつきの目の前には,2人組の男が並んでいた。
……まだ,お客さんが……早く真中に逢って…何も言わず抱き締めてもらいたいのに……
さつきは,憂いの瞳で俯き,胸のネックレスを握り締める。
秘部には,まだ店長の指の感触が残っていた。
この忌々しい,体の火照り…絶頂を間近にしてしまった快感の余韻……
自分が悔しかった。
……店長の指なんかで,こんなにされたなんて…嫌……あたしの体は,真中だけでいいのに…真中…
ごめんね……
さつきは,一刻も早く,店長から与えられた汚らわしい指の記憶を消し去りたかった。
今ならば……
さつきは思う。
……今,真中に熱いキスで抱き締めてもらえたなら……
この胸を包んでいる,妙な熱も…
鎮まりをみせない,素肌の震えるような感覚も…
そして,腰にまとわりつく重みのある痺れも…
すべてを,真中のせいにできる。
今だったら,店長の記憶を,真中との甘い記憶に書き替えることができる。
……真中に,全部忘れさせてもらうの……あたしが自分で自分が許せないコト全部,真中のせいに
して…謝って…夢中にさせてもらうの……
この胸の狂おしさ。
今すぐにでも真中を求めたい気持ちが,さつきの胸に込み上げてくる。
早く別のもので記憶を消し,新しい記憶のものにしたかった。
……もう少しよ……このお客さんが終わったら……
店内には,先ほどの客と,目の前にいる2人の客のみ。
さつきは,真中のことだけを考え,カウンター正面の客に向かうことにする。
「いらっしゃいませ。ご注文をどうぞ…」
さつきは忘れていた。
いや正確に言えば,客の前で,そう何度も執拗に仕掛けてくることなどあり得ないと思っていた。
自分が隙を見せていたからあんなことをされたのであり,しっかり警戒をしていれば,二度と無い
ことだと思っていた。
しかし…
「さつきちゃん,閉店時間が過ぎているのによく頑張ってくれているね…ふふ,流石はウチの看板娘
だよ。店長として嬉しいよ」
「はっ…」
再び,耳に囁かれた店長の声。
さつきの体が,緊張にピクンと硬直する。
そして再び,背中にヒップに,ジワジワと密着してくる店長の体。
……また…なの…そんな,どうして…やだ…やだ……どうして今日に限ってこんなに……
さつきは戦慄した。
後ろから自分を見つめているであろう,店長の異常な恍惚とした目を痛いほど感じる。
脳裏には,あのおぞましくイヤらしい感触が蘇ってくる。
それでも,さつきは,必死に自分に言い聞かせた。
……今だけ…もう少しで終わるから…あと少しだけ我慢すれば……店長だって,そうそう客にばれ
るようなことはできないはずなんだから……
今日に限って,妙に不気味な店長…
いつもであれば,静かに睨んで抗議するなり,平手打ちを食らわせるなりして止めさせることも
できただろうが,なぜか今日だけはそれは得策ではないような気がした。
コトを荒立てることは,できるだけ避けたかった。
気持ち悪さどころか,得体の知れない恐怖さえ感じる。
そんな中,これ以上何事もなく早く真中に逢うためには,こうすることが一番の近道であると,
さつきは思っていた。
……へへへ,セクハラ店長にいいようにされながらも,必死に耐える美少女の姿か…まずは黙って
見ているように言われたが…なかなか興奮させてくれるじゃねぇか……
羞恥と困惑に耐える美少女の顔を,欲望と興奮に満ちた顔で見つめる4人の男の目に,さつきは
気づかない。
閉店時間を過ぎた店内,さつきを辱めるためだけに集まった男たちは,既に股間を熱く硬く力を
漲らせていた。
「俺は,ローストチキンサラダをもらうかな。あと,バーガーがねぇ……何にするかな。えーと…
ちょっと待ってくれよ」
「はい,お客様…」
答えるさつきは,汗を滲ませていた。
営業マニュアルを遵守して,にっこりと笑みを浮かべるカウンターの下…さつきのシャツの裾が
静かに引きずり出され,店長の手が強引にも内部に滑り込んでくる。
……やっ,やめてっ……これ以上,もうイヤらしいコトしないで……
客に気づかれない程度に,腰を僅かにひねり手で遮ろうとするも,そんな小さな抵抗など空しい
ものだった。
……そんな…ああっ…手が中に入ってくるっ……店長っ…お客さんに見えちゃうっ……
店長の大きな手が,へそをなぞり腹部を上に撫で上げてくる。
そのゾワゾワとしたイヤらしい感触…
強く奥歯を噛み締めても,声を漏らしそうになる。
……こんなの嫌っ…お願い,触らないで…っ……
できることなら,身をよじって逃れたかった。
素肌を這い上がって来る手は,それ自体が何か意思を持った1匹の生き物のように感じられる。
……ああ,このままじゃ…胸が触られちゃう……どうしよう……
さつきの胸の位置は,カウンターよりも上にある。
いくらさつきが平静を装っても,胸を揉まれれば客に悟られずにいるのは無理だった。
「俺は,オレンジジュースを頼むよ。シロップも2個ぐらい付けてくれよな」
「はい。かしこまりました…」
必死の思いで,カウンターに体を押しつけて壁を作ってみても,まるで遠慮のない店長の手は,
今度は背中から回り込んでこようとする。
何とか客に分からないようにと気を配るさつきと,その焦りを楽しむだけの店長とでは,力加減
がまるで違う。
始めから勝負は決まっているようなものだった。
脇を締めて手の侵入を防ごうとした抵抗は,レジに入力する作業の隙に脆くも崩されてしまう。
「…っ…ぅ」
あっという間に,潜り込んできた2本の手。
ついに胸元に侵入した手は,ブラジャーに包まれた胸の膨らみを鷲掴みにしていた。
「バーガーは,コロッケバーガーにするか。それと…デザートに,フルーツサンデーがいいな」
「はい,お客様……お客様は,お飲み物はいかがなさいますか…」
さつきの声が,微妙に震えているのが分かった。
夏の季節に相応しい薄手のブラジャーからは,乳房の感触が生々しく伝わってくる。
……ふふふ…恥ずかしいのかい? でも,もう逃げられないよ…どうするのかな? 早くどうにか
しないと…さつきちゃんのオッパイ,エッチなことをたくさんされてしまうよ…ほら……
さつきの魅力的な体は,我を忘れそうになるほどの素晴らしさだった。
広げた5本の指を乳房に食い込ませ,少し力を入れて伸び縮みをさせてやるだけで,柔らかな質感
が手の平いっぱいに広がってくる。
しっとりとした柔らかな肌…
張りのある若々しい弾力…
豊かでありながらも,美しい形を保った膨らみ…
更に言うならば,腹部から手を差し込んだときに伝わってきた細くくびれたウエスト,そこから
クイッと後ろに突き出すように張り出した腰つき…
まったく,何から何まで,さつきの体は最高に自分の好みだった。
……さつきちゃんのオッパイ,大きいのにしっかりと張りがあって,素晴らしい揉みごたえだよ…
昼間,レジに立つさつきちゃんに,こうしてやりたくてウズウズしてたの知らなかっただろ?……
乳房を両手に掴まれても懸命に堪え,何事もないかのように振る舞うさつき……その可憐な姿は,
店長の汚れた欲情をますます燃え滾らせ,得も言われぬ興奮を呼ぶものだった。
後ろから胸元を覗き見ると,さつきの豊かな胸の部分が,自分の手を被せられて更に大きく盛り
上がっているのが分かる。
制服を押し上げて,モゾモゾと蠢く胸元…
見るからにイヤらしい光景だった。
抵抗できないでいるさつきに,淫らな行為をしてやるのは最高の気分だった。
……ふふふ,声を我慢しているね? でも,どこまで我慢できるのかな? じゃあ今度は,こんな
ことしちゃおうかなあ……
店長は,指を更に大きくジワジワと動かして,乳房の感触を味わいつつ,ブラジャーの上で指先
をツッと滑らせ,中心周辺を何度も往復させる。
「……ぁ」
さつきの体が,ビクッと強張った。
みるみるうちに,硬くなってくる小さなソノ部分…店長は,指を集中させる。
ブラジャーの薄布に浮かび上がってくる丸い形は,何とか指の動きから逃れようと前屈みになろ
うとする上体とは裏腹に,指先を軽く掠めてやるだけで自己主張を強めてくる。
……ほら,ほら…ココを弄られると,我慢できないだろう? だって,さっきはイッちゃいそうに
なってたんだよねぇ? 俺の指,気持ちいいだろう? もっと味わいたいかい? 遠慮しなくても
いいんだよ。ここには真中はいないんだ。たっぷり気持ちいいことをして上げるよ……
自分の指がさつきを恥ずかしくさせ,そして快楽を与えているのだという実感。
さつきの体の正直な反応に,店長は有頂天だった。
早く服を剥いで,さつきの敏感な素晴らしい体に,思うさま悦楽を味わわせてやりたいという欲
望が頭をもたげてくるが,それを辛うじて堪える。
今まで,どれだけの間,ただ眺めて視姦するだけの我慢の毎日を強いられてきたことか。
積もり積もった美少女への劣情を晴らすには,その劣情を感じてきたその通りの姿で,さつきが
自分の罪を思い知るほど辱めてやる必要があった。
「い,今ですと…セットで各種のシェーキがお安くなっていますが…」
胸を弄られながらも,懸命に気づかれまいとするさつきは,メニューを指し示して,そちらに客
の注意を向けようとする。
胸元を内側から押し上げて蠢く手の動き…何とか,それを悟られまいとすることに,さつきの全
意識は向けられていた。
しかし,その行為は,店長の更なる強い責めを誘うものでしかない。
……お仕事をしながら,ココをこんなに膨らませるなんて…さつきちゃんて,エッチな子だねぇ……
店長は,舌なめずりをして,巡らせる指先に技巧を込める。
薄い布地越しに,立てた爪先で周囲を焦らすようになぞりつつ,時おり転がし……指の腹を軽く
乗せては,先端部分だけが僅かに擦れるような微かな刺激を,円を描くように送り続ける。
そうして,左右の小さな先端が完全に尖り切るまで執拗になぞり回した挙げ句,仕上げとばかりに
ブラジャーのカップ内部に手を侵入させ,そっと摘み上げる。
「…っ……ぁ…ぁ」
その瞬間,さつきの胸がビクビクと小刻みに揺れた。
「…は……ぁ…っ」
堪えきれず漏らした吐息を,メニューに目を落としていた客に聞かれずにすんだのは幸いだった。
……まだ…お願い……こっちを見ないで……
さつきは,声も出せずに喘ぐ。
羞恥と性感を高められるだけ高められ……直接,ブラジャーの中で乳首を摘まれる刺激。
疼きとも快感ともとれる信号が体内を駆け巡り,甘美な痺れが全身に広がっていくのを,さつき
は為す術もなく受け入れさせられていた。
……あぁ…ぅ…ぁん…っ…どうして…っ……
どうして自分の体は,こんなにも感じているのか。
絶頂に達してもいないのに,体が快感の痺れに震えるのを抑えられない。
「っ…う…ぅ……ぁ」
さつきは,両手をギュッと握り締めて全身を硬くし,小さく開けた唇から,声になりそうな吐息
をそっと逃がす。
しかし…店長の責めは,それで終わりではなかった。
「……っく…ぅ」
全身が衝撃を受けたように,大きく跳ね上がる。
あろうことか,客が下を向いてメニューを見ているのをいいことに,店長が背後から首筋に顔を
埋めてきたのだった。
……う,嘘っ…客が顔を上げたら,もうどうしようもないのに…どうして…っ……あぁ…ぁ…舐め
ないでっ…首はダメっ…そんなことされたら,声が出ちゃう…っ……あぁっ……
ただでさえ敏感なその部分は,押し当てられた唇で上下になぞられる度,ゾクゾクとした強く痺
れる快感を引き起こす。
そして,そろそろと,ホットパンツのファスナーを下ろし始める手…
「は…ぁ……店長…っ…だめ…だめ……」
頭から血の気が引く。
さつきは,店長を振り返り,小さく必死にイヤイヤをした。
今,それをされたら,自分はどうなってしまうか分からなかった。
だが…
「飲み物ねぇ…せっかく勧めてもらっているんだから,シェーキにするかなあ…」
「お前,シェーキなんて甘い物,飲めるのかよ」
「え? 俺,けっこう好きだぜ。それより,お前,バーガーは食わないのか?」
「いやいや,ちょっと迷っているだけだって」
一向に決める気がないような男たちの前…ついにファスナーをかいくぐった店長の指が,無造作
にパンティの中に潜り込んでくる。
再び,店長のイヤらしい指が,濡れた女のソノ部分を襲う。
クチャッ…
糸を引くような水音とともに…強烈な電気,しかし甘美な痺れが秘部に閃いた。
「っ…いぃっ…」
熱く火照り,さっきから人知れず密かに疼いていた秘裂への淫戯…
さつきは,慌てて口を手で塞いだ。
グチュ,グチャッ……
パンティに突っ込まれた手が,5本の指全体を使って秘部を掻き乱す。
「…は…っ…あ……う…」
口を手で塞ぎ,声を上げないようにしても,喘ぐ吐息までは抑えることは不可能だった。
いや,むしろ吐息を出していなければ,イヤらしい声を上げてしまうのは確実だった。
……声を…声を上げちゃうっ…我慢できないっ…おかしくなるっ…変になってしまいそうっ……
体の中で暴れ回る,望まないはずの悦楽は,これまで経験したことのないほどに激しい。
さつきは,後ろから抱きかかえられながら,ガクガクと膝が崩れ落ちそうになるのを懸命に堪える。
店内,客の前であるというのに,首筋から耳たぶにかけて舐めしゃぶられ,制服の中の胸を弄り
回され,下着の中まで好き放題に触られるという,通常ではあり得ない屈辱。
……それなのに…っ……
さつきは,大きく肩で乱れる息をする。
体が,燃え上がるような熱に包まれていた。
胸の豊かな膨らみを手に包まれ,乳首を転がされると,身が震えるような悦びが込み上げる。
秘部をえぐる手の動きに合わせて,腰をくねらせたくなる。
……感じてなんかいないっ…悦んでなんかいないのっ…あ…あぁ…ぅっ…そんなのダメ……そんな
の許さない…あたしの体は…真中だけのものなんだから…っ……
さつきは快感の衝動を堪え,前から責めてくる指から逃れようと,腰を後ろに退いた。
しかし,後ろから抱きかかえられたさつきの体は,前に回された店長の指から逃げようとすれば
するほど逃げ場を失っていく。
やがて…
逃げても追いすがられ,後ろを店長の腰に追い詰められたさつきの秘裂の中心を……店長の太い
中指が捉えていた。
「さつきちゃんの入り口,み~つけた。やっぱりココなんだね? さつきちゃんの一番感じる処って」
「あっ!……うぅ……ぅっ……あ」
耳の中に下品な声が響くのと同時,太い指が突き立ち,ヌルヌルと沈み込んでくる。
小さな入り口を押し広げる指先が,まるで店長の男根であるかのような感覚がさつきを襲う。
さつきの背を,戦慄が走った。
……嘘…嘘っ……こ,こんなこと…っ……
内部に侵入した指は,ゆっくりと周囲の壁を広げるかのように触れてくる。
ここまでの性戯を,さつきは真中を相手にすら経験したことなど無い。
身の毛もよだつような気持ち悪さ…そして,イヤらしさだった。
いつもとはまったく違う,自分の体の燃え上がっていく反応。
……い…いやっ……真中…真中っ…助けて……
快感に翻弄され,心の中で真中を呼ぶ。
しかし,その真中によって性の快楽を知った女の体は,さつきの心を簡単に裏切っていく。
さつきは,自分の体…女の体というものを悟るしかなかった。
……イ…イクっ……も,もう…イッちゃうっ……
極限まで耐えたが,もう限界だった。
「あぁ…ぅぅ……っ!…」
天井に向けて顎を上げ,震える息を吐き出しながら,さつきは静かな絶頂に達した。
……イッてしまった……真中じゃないのに…こんなに感じさせられて,イカされてしまった……
絶頂の余韻に,ビクビクと体を痙攣させながら,さつきは白む頭で正面を見る。
「へへへっ,さつきちゃん,店長のセクハラでついにイカされてしまったね」
「店長にエッチなコトされて,すっげぇ色っぽい顔してたぜ,さつきちゃん。そんなに,店長の指
がよかったのかい?」
3人の男たちが,ニヤニヤと楽しそうにこちらを見ていた。
「……っ!…」
さつきは,ハッと息を呑んだ。
続く
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