
未来を育て挑戦するまち
~市政をギアチェンジ~政策集
私つまがりは市議として14年間、障がいのあるお子さんの支援を中心に取り組んできました。「その子に優しいまちは、すべての人に優しいまちになる」と信じて活動してきました。
今もなお特別支援学級の設置率は低く、支援体制も不十分です。教育、福祉、経済などを横断する仕組みづくりを、国・県・市・民間そして市民の皆さんと協力して実現したいと考えています。
今の停滞感の漂う市政をギアチェンジしていきます。
ギアチェンジによる船橋の進化の方向性は、4つあります。
まず、最も大切なのは教育を中心とした未来を育てるまちです。そして、可能性を育て挑戦するまち、未来に備えるまち、市民目線の進化する市役所。
これらを達成していくことを通して、「人を大事にする市政」「誰にとっても優しい船橋」を実現していきます。
(1)教育を中心とした未来を育てるまち



船橋の人口は増えていますが子ども達や若い人は減り、各分野で人手不足が出てきています。
一方、流山市や印西市ではお母さんや子どもを中心とした未来志向のまちづくりで活況を呈しています。お隣の市川市では学校給食費の無償化をはじめ子育て世代を応援する取り組みが始まっています。船橋市はどうでしょうか?共働きや子育てがしやすいまちでしょうか?
船橋の未来にとって、子ども達が成長し、育っていく環境をどのようにつくっていくかが極めて重要です。こども食堂や青少年相談員のボランティアとして現場で子ども達と接してきた経験から、また2人の子どもを育てる子育て世代として、私は教育に力を入れます。
子どもをはじめ、人材を育て、まちも市民の皆さんとともに育てる、「育てるまち船橋」、としてまちの存在感を高めていきます。
政策例
子ども、教育環境を育てる
- 学校給食の無償化
- 学校給食の地域開放
- 障がいのある子ども達にも優しい教育環境(特別支援学級の早期の全校設置、支援体制の充実)
- 本気の学校多忙化対策(例:備品や消耗品といった学校配当予算の拡大)
- 学校と親御さんの仲介をする第三者機関の設置(学校・教育問題に関するワンストップ総合相談窓口)
- 小児インフルエンザワクチンの公費助成
- 小児科不足に対する取り組みの強化
- フリースクールを含めた多様な学びの場の創出(不登校支援の充実)
- 学校のICT1環境、ICT教育を強力に推進
- 通学路の安全対策のための総点検
- 県警と連携して通学路における取締りの強化
- 市内のあらゆる公共施設を活用した本気の待機児童対策(学童、保育園)
- バウチャー(習い事・塾に使えるクーポン)の導入検討
人材を育てる
- 特別支援教育に携わる教員への応援(特別支援教育の現場に対する福祉人材によるサポート)
- ケアマネージャーをはじめ福祉資格取得の市独自の補助を行うなど、福祉現場の人材育成を応援
- 福祉人材における勤続年数に応じた市独自加算など処遇の改善を検討
- 千葉県や周辺市とも連携しつつ福祉人材のハラスメント専門窓口の設置
- 間近に迫る児童相談所開設に向けた福祉人材の早急な充実、育成とともに、里親・ファミリーホーム設置の取組みを後押し
まちを育てる
- 道路問題対策専門部署を設置し、市民相談に横断的に対応(渋滞、安全、快適など)
- 市内の公園、緑地の整備の推進
- 雨でも遊べるインクルーシブ2公園の整備
- 二和向台駅前官舎の早期取り壊しと跡地整備の推進
- 北千葉道路の開通を見据えた船橋市北部地域の新たな振興策の検討委員会の設置
- まちづくりに関わる市民活動を応援
健康を育てる
- がん健診の未受診者減少に向けた取組みの強化
- 5歳児健診の実施
- 孤独孤立対策・孤独死ゼロの見守りと繋がりコミュニティ
共に生きる地域を育む
- 女性、LGBTQ、障がい者、外国人に対する差別に取り組み、特に男女共同参画に関する力強い取り組みを進める
- 子ども食堂、フードバンクの取組みをはじめ、子育てを応援するまちへ
- 市としてカスタマーハラスメント対策を後押し
- 動物愛護法の理念に沿って、行政と市民が積極的に協力し、人間と動物が共生する地域をつくる
(2)可能性を育て挑戦するまち



船橋は他の地域に先駆け、新しい政策に挑戦すべき時を迎えています。船橋に住む64万人、市外から船橋で学んだり勤めている人を合わせれば、100万人を越えるマーケットがあります。
市民や事業者の挑戦を引き出し、新しい価値を創造していく。市外の良いものを取り入れ、もっとわくわくするまちづくりを進めます。
ベンチャー企業で勤め、わが身一つで立候補するなど新しい挑戦をしてきた私自身のチャレンジ精神を新しい市政の中で活かしていきます。
政策例
市民や事業者の挑戦を後押し
- 市内に創業、起業拠点(スタートアップcafé)を整備
- 女性向け起業スクールの強化
- 女性、ベテラン世代、障がい者の就労を後押し
- 障がい者雇用をはじめとしたユニバーサル雇用企業の奨励、表彰
- 進路として就職を選択することが多い県立高校への市内事業者への就職紹介
挑戦を後押しする市政へ
- インバウンド促進の専門部署や外部検討委員会の設置
- トップによるシティセールスの実施
- 「もっとスポーツ健康都市!」へ向けた市民100人会議の実施
- 若者応援!若者の定住支援策を検討
新しい技術に挑戦
- 次世代型太陽電池(ペロブスカイト太陽電池)の導入をはじめ、排出ゼロに向けた環境に優しいまちづくりを推進
- 地域の循環バス(グリーンスローモビリティ)の本格導入をはじめ移動支援のあり方を抜本的に検討
- eスポーツ3の市内大会の開催
今ある価値を高める挑戦
- 船橋梨サミット(梨の産地から梨と人が集合)
- 市川市域と連携し中山法華経寺の参道沿いの地域活性化を検討
- 河川や海辺などの親水空間を活用(例:河川空間のオープン活用、水辺でのデジタル灯篭祭り)
- 海老川調節池の上部利用の推進
- 船橋花火大会の復活
(3)未来に備えるまち



首都直下型地震が起これば全壊・焼失する家屋は1万7千棟、死傷者は5千人とも言われています。南海トラフ地震が30年以内に発生する確率は80%、ここ船橋市にも最大3mの津波が来るとされています。
非常時を想定した備えは急務です。災害時や超高齢社会では医療介護福祉に携わる方々による支えも必須です。総務省消防庁で24時間365日の気構えを磨き、全国各地の災害ボランティアの現場に身を投じてきた私の経験を活かしていきます。
加えて、長寿は素晴らしいことですが、私の親世代も75歳以上になり、5,6人にお一人は日常的に介護を必要とします。親の介護の当事者世代として自分事として、住み慣れた地域で介護や医療を受けながら住み慣れた地域で暮らし続ける環境づくりに取り組みます。
政策例
災害に備える
- 女性、子ども、ベテラン世代、障がい者といった災害弱者の避難所などでの支援の充実
- 女性防災講座の復活
- 被災地への主体的な支援、市民ボランティアの応援
- マンホールトイレ設置や携帯トイレの備蓄の促進
- 災害に備えて平時からDX4、広報を機動的に
- 災害拠点病院である医療センターに関する早期の機能強化とともに徹底した情報公開、市民対話集会を実施
- 海老川流域から河口護岸までの総合的な治水対策・強靭化・ソフト対策の充実
- 電話de詐欺、匿名・流動型犯罪対策を県と協力して推進(防犯カメラの増設)
本格的高齢化に備える
- 地域包括支援センターの機能強化や増設
- 介護有償ボランティアの仕組みの導入検討
- 民間バスの利用、グリーンスローモビリティ5をはじめとした最適な移動手段の検討
- 介護医療保育をはじめとした福祉職の人材育成と処遇改善(※教育を中心とした未来を育てるまちにより詳細な記載があります。)
(4)市民目線の進化する市役所

船橋市役所では直近3年間で200人を越える自己都合の退職者が出ており、その8割が20、30代の若い方です。働きやすい、成長ややりがいをもっと感じられる職場でこそ市民に貢献ができます。
新しい時代のまちづくりに適応して行政自体が進化するために、市民との対話を基本とした新たなチャレンジも求められています。
船橋市役所は職員数9,300人(うち会計年度の職員数4,200人)、予算は2,500億円、船橋随一の事業体です。市役所自体が進化し、まちの進化を引っ張ります。
政策例
市民の皆さんとのコミュニケーションを進化
- 市民対話集会の実施(地域やテーマごとに市民との対話を行う市政懇談会2.0の実施)
- DXの推進により業務を効率化、市民の利便性も向上させる
- CDO(最高デジタル責任者)の設置
- SNSを活用した積極的な広報広聴
- 出張所でのリモート申請などデジタル行政の推進
- 広報ふなばしの全戸ポスティング
市役所の組織を進化
- 職場のあらゆるハラスメント対策とモチベーション向上の取り組みの強化
- 職員研修の充実(国、県、民間への出向、受入、大学院への派遣)
- 職員の定着と会計年度任用職員の待遇改善
- 内閣府のSDGs未来都市に向けた取り組みの推進
- 縦割りの行政を分野横断的につなげていく企画部門の強化
- あらゆる分野における大学や民間など外部組織との連携、実証研究の推進
- 26公民館や26中学校区の市内各地域による多極型地域づくりへの仕組みを検討(一極集中から多極型へ)
市議時代の直近の成果・実績
これらのことは、はつまがり個人だけでなく多くの行政、議会、市民の皆様の働きかけがあって実現したものです。
障がい者施策
身近に障がいのある仲間・友人・家族がいます。多くの家族が悩みを抱えています。
障がいについては、まだまだ差別や偏見があり、なかなか家族だけで抱えてしまう、、誰にも相談にいけない実態もあります。人は生まれながらに誰もがかけがえの無い大切な存在です。
私自身子どもに関わる時間が多くなるほどそれを実感してきました。
働ける人ももっともっと学びたい子もたくさんいます。
私つまがりは福祉だけでなく教育や雇用といった面にもっと光をあて、選択肢と可能性をもっと広げていきたいです
そしてその事は障がいのある人だけでなく全ての市民に暖かい影響が広がります。
ユニーバーサルデザインという言葉もあります。
障がいのある人に優しいまちはすべての人にあたたかく、暮らしやすいまちになります。
行政だけでなく、市民の方がお一人お一人できることもあります。
是非つまがり俊明は皆さんと一緒に取り組んでいきたいです。
市議任期時代の主な成果・実績
- 特別支援学級の増設 102クラス(2019年) → 160クラス(2024年5月)
- 全小中学校に特別支援学級作られるように議会で再三提言 → 2023年3月、市も全校設置に向けて方針転換を発表
- 中学で初の市聴覚障がい支援教室を2023年に新設
- 発達障がいの支援が必要な保育園児の受入拡大
- 福祉現場で働く人が現場で利用者から受けるハラスメント・暴力対策を議会で提言
- 障がい者グループホームの設置促進
- 歩きスマホの対策の強化を議会で提言
- 船橋市初の横断歩道での点字ブロック設置
- 駅におけるホームドアの設置促進
- 船橋市視覚障害者協会と市幹部との定期的な意見交換会を実現
教育・子ども
子どもの頃、塾や習い事に行ったことはありません。決して裕福な家庭に生まれたわけではありませんが、地域の学校での縁、学ぶことが私を助け、育て、成長させてくれました。
ですが、我が子が通っている姿から見える公教育の世界は、多忙化を始め大きく傷ついています。子ども達の可能性を引き出し、地域の明るい未来を切り開くため、教育・子ども達への投資を加速する必要があります。
人生100年時代とも言われます。未来が細れば、将来の年金や介護の担い手不足は人生のベテラン世代の皆さんにとっても大きな問題です。もちろん将来の支え手をつくるために子育てをするわけではありませんが、市民全体の幸せのためにも、すべての市民の皆さんと共に子ども達を応援していきましょう。
市議任期時代の主な成果・実績
- 第三子以降の学校給食の無償化の実現
- 保育園の待機児童対策、放課後ルームの待機児童対策を推進
- 高校生までの子ども医療費助成の拡大を実現
- 制服や学用品費の保護者負担について問題提起
- オンライン授業の推進などのICT(情報通信技術)整備・教育を提言・後押し
- 小学校における教科担任制の早期実現、充実を提言
- ボール遊びができる公園の増加
- フードバンク・子ども食堂などの民間の取り組みを応援
- 保護者と学校間の連絡におけるメールやGoogleフォームやSNSなどのICT活用を提言
- 通学路など信号機の無い横断歩道での街頭啓発の取り組みを推進
- コロナ禍で中止となった修学旅行や成人式の代替えイベントを保護者の皆さんとともに提言
公共のアップデート
行政に6年、議会で14年過ごしてきました。20代前半に末端の行政職員でいる際に、最も大切なことは情報公開であると確信しました。行政や政治が持っている情報は市民みんなの財産です。
しかし、この間市民の皆さんの公共への信頼は低下していくばかりです。成果を出しづらい時代であるからこそ、何に取り組んでいるのか、途中経過も含めて「見える化」こと大切です。
そして、これからの時代、公共だけではどうにもならない事が多くなっていることを真に自覚し、積極的な発信そして・市民参加を促すことが大切です。私ひとりでは力不足ですが、皆さんと一緒により良い、そして新たな公共をつくっていきましょう。