東京都議会議員選挙の投票が、22日午後8時に締め切られた。即日開票される。
物価高対策や「政治とカネ」問題などを主な争点に、定数127に対し295人が立候補した。
開票状況など、分かり次第、順次お伝えします。(デジタル編集部)
◆24:50 れいわ新選組は全員落選
れいわ新選組は、新人3人を擁立し、初議席獲得を目指したが、全員の落選が決まった。
世田谷選挙区から立候補した、れいわの神村浩平さんは、「今回の結果はとても残念だが、次に向けて、皆さんと一緒に頑張れるなられいわ新選組の政策の実現に向けて次につなげていきたいと思う。ありがとうございました」と敗戦の弁を述べた。
◆24:20 「裏金」議員が次々落選
都議会自民党の「裏金」問題で非公認となった6人のうち、杉並選挙区(定数6)の小宮安里さん、大田選挙区(定数7)の鈴木章浩さんと、世田谷選挙区(定数8)の三宅茂樹さんの落選が確実となった。
世田谷区内の事務所を後にした三宅茂樹さんは、取材には一切何も答えず、車に乗り込んだ。
自民党本部で報道各社の取材に応じた木原誠二選対委員長は「政治とカネという問題を重視した都民が、相当程度おられたということは、重く受け止めなければいけない」と語った。
◆24:10 公明2人が落選、全員当選逃す
大田選挙区(定数7)で、ともに公明で現職の勝亦聡さんと玉川英俊さんが落選した。
公明は、都議選で9回連続の全員当選を逃した。
◆24:00 石丸伸二さんの「再生の道」全員落選と報道
共同通信が、石丸伸二さんが立ち上げた地域政党「再生の道」の全員落選が確実と報道した。
石丸さんは昨年の都知事選に立候補し、次点だった。
石丸さんは都議選に向け、再生の道を設立。公募で42人を擁立していた。
◆23:50 女性当選者が過去最多
共同通信によると、女性42人の当選が確実となり、前回都議選の41人を上回り過去最多となった。
◆23:40 江戸川は「裏金」関与の宇田川さん当選確実
江戸川選挙区(定数5)で、裏金問題に関与した現職の宇田川聡史さんが当選確実となった。
宇田川さんは裏金問題を受け、都議会の議長を辞任。今回の選挙では、会派の幹事長経験者だったため自民党の公認を得られなかった。
◆23:20 参政党が初の議席獲得
世田谷選挙区(定数8)で、参政党の新人・望月正謹(まさのり)さんが当選確実となった。
望月さんは、支援者らを前に「みんなでバトンをつないできての初めての世田谷での都議の議席。1人の力では無理でした。都議選で議席を取ったことは通過点。参院選と全国比例の候補者を通すまで戦う」と語った。
◆23:10 国民民主が初議席獲得
国民民主党の千代田区の開票センターでは、当選確実の知らせが入ると、支援者らの拍手と歓声に包まれた。礒崎哲史都連会長は「ゼロから第一歩を踏み出した」と意気込んだ。
前回の2021年の都議選では、立候補した4人全員が落選。今回は18人を擁立していた。
23時50分現在で、国民民主の当選確実は、港選挙区(定数2)の宮崎大輔さん、江東選挙区(定数4)の高橋巧さん、大田選挙区の福井悠太さん、練馬選挙区(7)の山口花さん、葛飾選挙区(定数4)の鴇崎(ときざき)直行さんの5人。
◆22:45 千代田区で無所属・佐藤さんに当確報道
千代田選挙区(定数1)では、無所属新人の佐藤沙織里さんに当確報道が出た。
佐藤さんは、2月2日に投開票された東京都千代田区の区長選にも立候補していた。
当選確実の報道が流れると、佐藤氏は「千代田区は自民と都民ファーストの地盤だった。みんなで作り上げた奇跡」と喜びを語った。
定数1の千代田選挙区には佐藤さんのほか、3期目を目指した都民ファ現職で俳優・平愛梨さんの弟の平慶翔さん、自民新人で元千代田区議の林則行さんら7人が出馬していた。
【関連記事】佐藤沙織里さんって何者?
◆22:40 新宿では共産の大山さんが当選確実
新宿選挙区(4)は、共産現職の大山とも子さんに当選確実の報道が流れた。
新宿区内の事務所では、支援者からは「やったー」「ワー」という声が次々と上がり、支援者に囲まれ万歳を繰り返した。大山さんは「皆さんの力で押し上げていただいたというのが実感です」と笑顔を見せた。
◆22:00 参政党が「初議席獲得」と各社報道
都議会で初の議席獲得を狙い、4人を擁立した参政党。
世田谷選挙区(定数8)で、元衆院議員秘書の新人・望月正謹(まさのり)さんの当選確実を各社が報じた。
初議席獲得の各社報道を受け、参政党の神谷宗幣(そうへい)代表は、会見で、次のように感想を語った。
「世田谷は8枠あったので取れるとしたら、世田谷だろうと思っていた。党としては人員と労力を一番かけて臨んだ。あとはどれだけ積み上げられるかだ」「(テレビ報道では)SNSの検索では参政党の検索数が他党よりも圧倒的に多いというデータもある。そういったことを計画していってうまくいった」
◆21:45 「裏金」議員に当確の報道
都議会自民党の政治資金パーティーを巡る「裏金」問題に関与し、今回立候補していた現職・元職17人の中から当選確実の報道が出た。
共同通信が、島部選挙区(定数1)の三宅正彦さんを当選確実と報道した。
三宅正彦さんは、パーティー券収入を政治資金収支報告書に記載しなかった額が332万円で、裏金問題に関与した議員の中で最も多額だった。
これまで4回の選挙はいずれも自民党公認だったが、自民党会派の幹事長経験者だったため、今回は公認を得られなかった。
◆21:15 再生の道・石丸代表「国民の意識少しずつ変化」
昨年の東京都知事選で次点となった石丸伸二さんが設立した地域政党・再生の道。
東京都内で会見を開いた石丸さんは、選挙戦を振り返って、こう語った。「国民の意識は簡単には変わらないが、少しずつ確実に変化している」
「今回(擁立した)42人はそれぞれ千差万別だったが、全体の評価として期待通りだったというのが一番。こんなにもきちんと選挙ができる人がいるんだなと。実現したことに衝撃を受けた」
◆20:50 「(裏金問題の)影響大きかった」
自民党の東京都連会長の井上信治衆院議員が、インターネット動画サイトの中継に出演。都民ファーストの会が第1党をうかがうとの報道機関の出口調査に、「非常に厳しい状態」と険しい表情を見せた。
今回の都議選では、都議会自民党の政治資金パーティーを巡る裏金問題が大きな争点の一つとなった。
井上会長は「現場の感覚は最初から最後まで厳しかった。その要因の多くは政治資金(を巡る「裏金」)の問題だ」と語った。
◆20:20 中野で立民の西沢さんに当確報道
北多摩第2選挙区(定数3)は、生活者ネットワーク現職の岩永康代さんに当選確実の報道が流れた。岩永さんは支持者とともに拍手しながら「よかった。こんなに早く(当選確実が)出るとは」と喜んだ。
中野区(定数3)は、立憲民主現職の西沢圭太さんに当選確実の報道が流れた。
◆20:10 都民ファ代表の森村氏に当確報道
青梅市選挙区(定数1)では、「都民ファーストの会」代表で現職の森村隆行さんが当選確実の報道を受け、支援者が集まる選挙事務所に姿を現した。
森村さんは「想定よりも熱い日々が続き、体力を削られた戦いだったと思う。これから身を引き締めて、皆さんの期待に応えることができるようにこれまで以上に全力を尽くしていきたい。これからも一緒に都政、東京大改革を進めていければ」と万歳した。
◆20:05 都民ファーストと自民が第1党争う情勢
共同通信が実施した出口調査によると、自民党と、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が第1党を争う情勢となっている。
◆20:00 投票が締め切られる
20時、投票が締め切られた。
NHKは選挙報道特別番組で、出口調査に基づく獲得議席予測を発表。「都民ファーストの会が第1党をうかがう勢い」と報じた。
NHKの予測では、自民15~29、都民ファ25~35、公明15~22、共産10~19、立民10~19、維新0~1、ネット1~2、国民2~12、れいわ0~3、参政1~4、保守0、社民0、再生0~4、無所属・他9~20。
◆午後6時現在の投票率
東京都選挙管理委員会によると、午後6時の投票率は24.91%だった。前回2021年の選挙より0.44ポイント低い。
◆午後3時現在の投票率
東京都選挙管理委員会によると、午後3時の投票率は17.72%だった。前回2021年の選挙より0.4ポイント低い。
◆正午現在の投票率
東京都選挙管理委員会によると、正午の投票率は11.68%。前回2021年の選挙より2.16ポイント高い。
◆期日前投票の最終結果は
東京都選挙管理委員会は午後12時半すぎ、21日まで行われた期日前投票の結果を発表した。
投票したのは172万9224人で、前回2021年選挙(142万5192人)の1.21倍となり、期日前投票が始まった2005年以降の過去最多を更新した。
選挙人名簿登録者数に占める割合は14.97%だった。
◆午前9時の投票率
東京都選挙管理委員会によると、午前9時現在、10市区の投票率に基づく推定投票率は3.01%。前回2021年の選挙より1.82ポイント高い。
◆20日までの期日前投票
都選管によると、20日までに期日前投票を済ませた人は125万2376人だった。
前回2021年選挙の同時期と比べて1.26倍に増え、現行制度で行われた2005年以降の都議選では過去最多。選挙人名簿登録者数に占める割合も過去最高の10.84%になっている。
期日前投票は投票日前日の21日も行われており、人数はさらに増える見通しだ。
◆「知事与党」過半数守れるか 新興勢力「初議席」なるか
今回の都議選は、小池百合子知事を支持する自民、都民ファーストの会、公明党の「知事与党」が過半数の64議席を確保するかが焦点となる。
特に、裏金問題に揺れる自民党(現有30議席)が第1党を維持できるのかが注目される。
国民民主党や、石丸伸二・前広島県安芸高田市長が代表を務める地域政党「再生の道」が議席を獲得するかも関心が集まる。
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クレヨン伯 7 時間前
都議選の投票率って最近は一回おきに (前回)42.39%←(前々回)51.28%←(H25)43.50%←(H21)54.49% と、「40%台前半」と「50%台前半」を繰り返しているのですね。面白いですね。今回は当記事によると期日前が10%超えており、最終50%台は法則通り実現しそうですね。なぜだなぜなんだ。前々回は都民ファブーム、H21年は民主党ブームでしたか。結果がお決まりの見え見えでなく波乱が起きそうと考えれば人は投票所に足を運ぶのでしょうが。今回「ブーム」と呼べそうな話題は記事最終行の2陣営か、その他ネット選挙界隈、右派界隈でしょうか?
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