【にじさんじ】企業不祥事に対する不明瞭な対応まとめ【ANYCOLOR】-001
概要
2025年06月07日、にじさんじ所属ライバーが起こした不祥事に対し、ANYCOLORのコンプライアンス指導を含んだその後の不透明な対応について疑問を抱いた。
ここでは起こった出来事を可能な限り事実に沿ってまとめ、運営の対応について言及していきたいと思う。
※※出来事に対し、特定のライバーに触れるがライバー個人を攻撃する目的はなく、あくまで運営の対応について記していく。※※
■事の発端:6/7に配信された『MADTOWN GTA(β)』※GTA5
▼『MADTOWN GTA(β)』,『GTA5』ってなに?
正式名称は『グランド・セフト・オートV』。
2013年より発売された、英国ロックスター・ノース開発のオープンワールドクライムアクションゲーム。
2025年現在、『Minecraft』に次ぎ、世界で2番目に売り上げたゲームソフト。『MadTown GTA(β)』ではこれに『FiveM』と呼ばれるModを導入し、よりリアルでユニークなロールプレイを可能としている。
▼Modとは?
ModとはModificationの略称で、「変更」や「改変」などの意味を持っている。その意味の通りModとは第三者が作成した、ゲームのシステムデータを改変するプログラムのことを言う。
主に新たなコンテンツを追加や日本語対応などプレイの楽しみを広げる目的で導入されるが多い。
(例) 本来リンゴ、梨、桃しか使えなかったゲームにModを入れることでブドウ、ミカン等追加で使えるアイテムを増やしたり、ゲーム内の背景をドット調にできたりする。
◆6/7にゲーム内で何が起きたの?
結論:にじさんじ所属ライバー 叶の配信内容に『ゲームの利用規約』を違反する行為が含まれていた。
▼ゲームの利用規約をなぜ守る必要があるの?
利用規約とは、サービス提供者と利用者との間で交わされる契約内容。
これは法的拘束力がある『契約書』のようなものであり、利用者は同意した時点でその規約に従う義務が発生する。
今回の場合、
・サービス提供者=ゲームを開発したロックスター・ゲームス
・利用者=ゲームをプレイする全ユーザー
となる。
要はゲームを利用する上で必ず守らなければならない内容であり、違反することで、対象のユーザーがゲームを遊べなくなるなど罰則が発生する場合もある。
◆ゲームの規約違反該当箇所(3:36:50~3:44:00)
※性被害のトラウマ等がある方は閲覧注意。
◆GTA利用規約:[6.ユーザー規則]_[6.3.行動規範]の(7),(8)あたりに該当
以下利用規約から引用
『お客様は、本サービスを使用して、性的な、わいせつな、または性的嫌がらせとなるユーザー素材を作成、アップロード、配布したり、性的な、わいせつな、または性的嫌がらせとなる行為を行ったりしないものとします。 これには、未承諾の、または望まない性的に示唆的なユーザー素材を配布すること、
未承諾の、または望まない他人の性的な表現に関与すること、他人の実際の、または認識された、または想定される性生活や性行為に基づいて脅迫や攻撃を行うこと、他人の私的または性的な露骨なコンテンツを本人の同意なしに不正に共有すること(「リベンジポルノ」など)が含まれます。』
配信を視聴している不特定多数のユーザーに、事前の注意喚起無しに、未承諾の、性的な露骨なコンテンツ、として捉えかねない映像を流したこと。
また、未承諾の、性的行為の撮影はリベンジポルノを彷彿させる為、規約違反となる。
>>『配信で流した映像』が、ゲームの規約違反や性加害を助長する行為と判断される内容である。
◆にじさんじ運営がすべき対処 その1
叶はにじさんじに所属している為、ANYCOLOR(にじさんじ運営)は、所属ライバーの違反行為に対し、是正措置を行うこと。また対応結果の情報共有を行うことが必要とされる。
何故なら、ANYCOLORは上場企業であり、コンプライアンスの遵守という社会的責任があるからである。
コンプライアンスを守らないことは、企業のイメージダウンや社会的信用を損なうことに繋がるので、問題に対し是正と再発防止を行わなければならない。
▼コンプライアンス(以下、コンプラ)とは?
コンプライアンス(Compliance)は、一般的に
法令遵守:『法令や条文など、明文化された規則を厳守することを意味する。主に法的義務に焦点を当てている。』 と訳される。
ただし、企業におけるコンプライアンスとは、上記の法令遵守に加えて、『企業倫理や社会規範などに従い、公正・公平に業務を行う』という意味も含まれる。
つまり、社会規範や倫理観などから見て、明文化はされていなくても社会的に見て適切であるどうか、を考え、理解して行動をすることが求められる。
今回の場合、企業に所属しているライバーが、
ゲームの利用規約という、ゲームをプレイするユーザーとロックスター・ゲームスとの間の法的契約に反することを行った為、コンプライアンス違反にあたり、企業であるANYCOLORはその対応をするべきなのである。
※2025年6月7日から本記事を記載している6月21日に至るまでANYCOLORやにじさんじ公式に動きはない。
■問題の深刻化:6/10に行われた「6/7の配信に対する経緯説明及び謝罪」配信
◆6/10に何がおきたの?
結論1:経緯説明で『存在が疑わしいものを根拠に釈明している』という、正確性の欠けた発言をしている可能性があること。
つまり、謝罪配信での発言に捏造が含まれている可能性があること。
結論2:6月10日の配信の影響でSNS上にて特定の国に向けて、人種を差別する発言が横行していること
◆結論1の詳細
2025年6月10日に行われた謝罪配信
『あたかもセクハラしたと錯覚させるような悪質な切り抜き方をした翻訳動画』(以下、「捏造動画」)
配信時点で捏造動画が削除されたらしい、という報告が叶からされている。
しかしSNS上で、6月7日から6月10日まで間が空いているにも関わらず、
現時点(2025年6月21日)で削除された捏造動画のURL、スクリーンショット、切り抜きを所持している人間がほとんどいない状況である。(※翻訳が付いたものを対象)・・・(★)
>>上記に加え、動画のソースがなく、叶本人も目にしていない。
また配信内での発言はほぼ伝聞系となっており、不確定要素を話している印象を受ける。
それにより、『捏造動画が本当に存在していたか』疑わしく、『存在が疑わしいものを根拠に釈明している』可能性が出てきている。
(★)該当の動画のソース、手掛かり等がある方は是非、以下メールアドレスにて情報提供お願い致します。
メールアドレス:2434konpuramamor1ta1@gmail.com
個人が特定出来るような、SNS上の発言をそのまま載せる訳にはいかない為、捏造動画について気になる方は以下で検索を推奨。
翻訳が付いた捏造動画のURL、スクリーンショット、切り抜きがあるかを確認しやすいかと。
「叶(あだ名等) 炎上orセクハラor捏造動画or中国など」検索→メディア欄
◆謝罪配信での発言の書き起こしと問題点
※「えっと」、「あの」のようなフィラーは読みにくい為省略。
・4:45~5:08 捏造動画の内容(※本人は実際に視聴せずに発言)と捏造動画の定義
『悪質な切り抜きをして、まるで(配信者Bが)配信者Aにセクハラをされて、それについて泣きながら配信を終わった、みたいな切り抜きがあったと。
それが僕の言ってる、捏造翻訳というか、悪意のある捏造の切り抜き翻訳のことを指してて』
・5:14~5:31 該当動画を見ていない発言。削除後も削除済であることを確認していない。
『今は削除されているらしいんですけど。僕、その動画見れてなくて。まあ、一応、知っている範囲では削除されてる、らしいですけど。ということがあって、それのことを僕は、悪意のある捏造。』
・5:32~5:41 運営に対処を任せる発言。
『これは、運営さんに対処を任せるしかないから僕は、ちょっとどうしようもないけど、そういうこともあったみたいだよー。僕の知っている情報だと。』
◆にじさんじ運営の6/7-6/10までの動き
運営は、6月7日から現時点(2025年6月21日)まで、SNS上で捏造動画の規制と注意喚起を行っていない。
削除済の動画と同様のものが投稿される可能性を考えていない。
上場企業に備わっているべき、リスクヘッジが出来ていないということである。
※叶の発言が本当だった場合、運営は所属ライバーのイメージを損なう捏造動画がいくつも出る可能性を考えずに野放しにしていることになる。
つまりライバーを守るつもりが無いことになる。
▼リスクヘッジとは?
「リスク」には危険、ヘッジには「回避」という意味である。
これから起こりうる危険を予測し、それを避けられるように防止策を取ること、という意味合いがある。
(例)パソコンで資料作成を行っている。急なパソコンの不具合で作成しているデータが消えるかもしれない。(リスク)
定期的にバックアップを取得して、万が一データが消えても復活出来るようにする。(リスクを回避する為の行動なのでリスクヘッジになる。)
◆結論2の詳細
謝罪配信内での発言、『悪意のある捏造の切り抜き翻訳』の影響により、SNS上で特定の国に向けて、人種を差別する発言が横行している。
これは人種差別を助長する行為である。
個人特定に繋がる恐れがある為、該当する発言の記載は行わない。
気になる方は、以下ポストのコメントまたは引用を参照。
(※罵倒や差別用語が飛び交っている為、閲覧することは強くおすすめしません。)
・X(エックス)叶のアカウント:@Kanae_2434
https://x.com/Kanae_2434/status/1933434172900803007?t=npb3oPao3Wl3WTYWLqZyjw&s=19
https://x.com/Kanae_2434/status/1932430523223490701?t=UGu3V8HWNQQI87SW0sb5SQ&s=19
◆にじさんじ運営がすべき対処 その2
結論1:にじさんじ運営には『捏造動画が存在した発言』について情報精査と精査結果の情報連携を行うこと。
結論2:差別を助長している行為に対し、沈静化を目的とした注意喚起をANYCOLOR及びにじさんじのアカウントから促してほしい。
もし結論1の『捏造動画に関する発言自体が捏造だった』場合、海外ユーザーに濡れ衣を着せ、差別を助長する悪質な行為となる。
また捏造では無かった場合、所属ライバーを保護する観点において、注意喚起や動画の規制を行っていないことが問題となる。
▼何故運営が対処する必要があるのかの理由
『企業は、利潤の追求を目的として行動する経済主体である、と同時に、国民各個人と同様、社会の一員であるという立場から、基本的人権を尊重して行動することが求められるからである。』(URL内の文章を参照)
その為、企業が考慮すべき人権リスク、人権尊重において、人種差別を助長する行為があってはならないことになる。
企業における人権問題の取組みについて厚生労働省のホームページに記載があるので気になった方以下URLを押下してみてほしい。
https://kouseisaiyou.mhlw.go.jp/humanrights.html
◆結論2の影響?
叶は、2025年6月14日に『鳴潮』(※)の案件配信を予定としていた。
しかし、2025年6月13日に以下ポストを投稿し辞退している。
(※)『鳴潮(めいちょう)』とは、KURO GAMESが開発したゲームタイトルである。KURO GAMES→PCゲームの開発、運営を主業務とする中国の企業。
『鳴潮』の案件は複数のにじさんじ所属ライバーが、担当の日付にゲームをプレイし、宣伝することになっていた。
叶の辞退により、案件担当のメンバーが以下に変更された。
【変更前】
【変更後】
しかし、案件があったはずだった2025年6月14日の20時‐21時の間に以下配信を開始している。(X:旧ツイッターでは配信開始告知を行っていない。)
同日に上記配信以外に2回配信をしている為、叶本人の都合で辞退したとは考えにくい。(この2回の配信については配信開始告知あり)
また辞退のポストの引用で『鳴潮』からの問い合わせ返信メールのスクショが貼られており、『該当タレントの起用については、人選変更し、~』と記載がある為、人種差別の助長の影響により、案件先から断られた可能性がある。
実際どのような理由で辞退したかは分からない。
個人の感想となるが、人種差別を助長するユーザーに差別対象となった国が、商品を宣伝するのもおかしな話なので案件先に断られたとしても仕方ないように思う。
しかし、辞退した案件がある時間帯やその前後で配信を行うのは案件先に対し失礼だと思うし、企業に所属するライバーとしての行動として些か不誠実のように感じる。
■まとめ
ANYCOLOR(にじさんじ運営)が所属ライバーが起こした不祥事に対する、不透明な対応について取り上げた。
主に以下3つになる。
所属ライバーの違反行為に対し、是正措置を行っていないこと。
『捏造動画が存在した発言』について情報精査を行っていないこと。また発言内容が正しかった場合、捏造動画に対し注意喚起を行っておらず、所属ライバーを守っていないこと。
人種差別の助長に繋がる内容への注意喚起をANYCOLOR及びにじさんじのアカウントから促していないこと。
企業として、コンプライアンスの遵守は社会的責任であり、人権問題への取組みも欠かせない内容である。
2025年6月7日に起きた不祥事や6月10日の謝罪配信後の運営の対応は上記にそぐわないのではないかと思う。
もしこの記事を読んで運営への対応に疑念を抱く方がいるならば、
運営のコンプライアンス意識改善を目的といた署名活動を行っているので、是非見てみて欲しい。

